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プリンセスラバー!
| 放送年 | 2009年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | ビジュアルノベル |
| 制作 | GoHands |
有馬鉄平は交通事故で両親を失い、祖父・一心に無理やり引き取られ、有馬グループの跡継ぎになるよう命じられる。富豪の子弟のみが通う集方学園で、鉄平は有名人としての新しい人生をスタートさせることになる。
作品概要・あらすじ
あらすじ
有馬鉄平は、交通事故で両親を失ったことをきっかけに、祖父・一心に引き取られ、有馬グループの跡継ぎとなるよう命じられます。一夜にして大富豪の御曹司となった鉄平が通うことになったのは、富裕層の子弟だけが集う名門・集方学園。慣れない上流社会と「有名人」としての視線に戸惑いながらも、鉄平は個性豊かな令嬢たちや学園の仲間と出会い、新たな日々を歩み始めます。庶民感覚を失わない主人公が、華やかな世界で繰り広げる学園ラブコメディです。
みどころ・魅力
① 庶民育ちの主人公が御曹司になる王道シチュエーション
ごく普通の高校生だった鉄平が、突然大企業の後継者となって名門学園に編入するという、ギャップの大きい設定が物語の軸です。庶民的な価値観を持ったままセレブの世界に飛び込むことで生まれる戸惑いや騒動が、コメディとして気持ちよく転がっていきます。
② 個性豊かなヒロインたちとのラブコメ模様
剣の達人のお嬢様や、おっとりした令嬢など、タイプの異なるヒロインたちが次々と登場します。それぞれの立場や性格が鉄平との関係に絡み合い、誰と心を通わせていくのかという王道のラブコメ的な楽しさが詰まっています。
③ セクシー要素を含んだ華やかな学園コメディ
上流階級の学園を舞台にした華やかなビジュアルと、お色気を交えた軽快なコメディ演出が持ち味です。肩の力を抜いて楽しめるテンポ感で、ラブコメやセクシー系の作品が好きな視聴者に向いた一作に仕上がっています。
キャスト・声優一覧























スタッフ
| 監督 | 金澤洪充 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 中村誠 |
| キャラクターデザイン | 鈴木信吾 |
| 音楽 | 菊谷知樹 |
| 音響監督 | 高橋秀雄 |
| OP | 橋本みゆき「Princess Primp!」 |
| ED | ヨズカ「S.S.D」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
最初は「2009年のハーレムものを今さら」と、半分は斜に構えて再生ボタンを押した。事故で両親を亡くした主人公が、会ったこともない祖父にいきなり財閥の跡継ぎにされる——あらすじを読んだ時点で出来すぎていて、つい笑ってしまった。ところが序盤の数話を流していると、妙に居心地のいいテンポに飲まれていく。富豪の子弟だけが通う集方学園、入れ替わり立ち替わり現れる美少女、若本規夫が演じる祖父・一心の暑苦しさ。全部が記号的なのに、記号としての完成度がやけに高い。2回目に見返したときは、最初に感じた古臭さが、むしろ落ち着きみたいなものに変わっていた。様式が完全に固まっているぶん、安心して身を預けられる。そういう手触りの作品だ。
ハーレムの皮をかぶった、「居場所を作り直す」話
プリンセスラバー!を単なるラブコメとして片付けてしまうと、たぶん一番おもしろい骨組みを取り逃がす。考えてみてほしいのだが、鉄平はこの物語の冒頭で、両親という居場所をまるごと失っている。そのうえで、望んでもいない「有馬グループの跡継ぎ」という看板を背負わされる。本来なら、これはかなり重たい喪失の話になるはずだ。十代の子どもが、家族も日常も一晩で奪われて、見知らぬ富豪の世界に放り込まれる。書き出しだけ抜けば悲劇の入り口でしかない。
でもこの作品は、その喪失を学園コメディとハーレムの糖衣で、わりと丁寧にくるんでいる。次々に現れる少女たちは、ただの恋愛対象として置かれているわけじゃない。鉄平が新しく立つための「地面」として機能している、と僕は見ている。凰条院聖華のような正面切ったお嬢様も、シルヴィアのように剣で守ってくれる相手も、シャルロットのような外から来た存在も、それぞれが鉄平の足場を一本ずつ増やしていく。失った居場所の代わりを、人の関係で埋め直していく作業だ。
富豪の学園という舞台設定も、ただの願望充足の背景ではなくて、喪失を遠ざけるための柔らかいクッションとして効いている。きらびやかで非現実的だからこそ、悲しみが手前まで来ない。鉄平が跡継ぎの役目を「逃げずに引き受ける」と腹をくくる瞬間が要所に挟まれるのも、この作品が選んでいる主人公像をよく表している。彼は空っぽの器じゃなく、与えられた役割を自分で握り直す側の人間として描かれている。だから僕はこれを、ハーレムの形式を借りた、居場所を組み立て直す物語として見ている。古さの奥に、案外そういう芯がある。
特に刺さったシーン
一番手元に残っているのは、豊口めぐみが演じるシルヴィアが、騎士としての立場と、ひとりの女の子としての気持ちのあいだで揺れる類いの場面だ。普段は腰の据わった低めの声で、守る者としての凛とした距離を保っている。それが、ふっと崩れて声の温度が上がる瞬間がある。あの落差で、思わず画面に身を乗り出した。様式美のキャラだと油断していたぶん、人間が透けて見えた一瞬に不意を突かれる。加藤英美里の聖華も同じで、ツンと張ったお嬢様の語尾が、終盤になるにつれてわずかにほどけていく。あの加減を声だけで成立させているのが効いている。そして要所で割って入ってくる若本規夫の一心の声量。あの人が一声発するだけで場の空気が強制的に切り替わるので、シリアスになりすぎる前に物語が呼吸を取り戻す。記号の塊みたいな作品なのに、声の芝居がちゃんと体温を持っているから最後まで見ていられた。
読んで見たくなったら——『プリンセスラバー!』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 2000年代後半のハーレム・学園ラブコメの様式そのものに愛着がある人
- お嬢様・お屋敷・財閥といった非現実的なきらびやかさに浸りたい人
- 加藤英美里・豊口めぐみ・若本規夫あたりの声の芝居を目当てに見られる人
- 重い設定をコメディの軽さでくるむ作りを、肯定的に受け取れる人
合わない人
- ハーレム構造そのものが苦手で、主人公が好かれる必然性を求めたい人
- 2009年当時の作画・テンポの古さに引っかかってしまう人
- セクシー寄りの演出やお色気の頻度を持て余す人
- 喪失や跡継ぎという設定に、もっと重量のある掘り下げを期待する人
次に見るなら
お屋敷とお嬢様の様式が好きで入ってきたなら、ハヤテのごとく!が地続きで楽しめる。大富豪の令嬢と、彼女に仕えることになった少年という構図はプリンセスラバー!と鏡写しで、コメディの回し方も近い。
「望まない世界に放り込まれて、気づけば少女たちに囲まれている」という骨格にハマったなら、ゼロの使い魔を。異世界の貴族社会とツンデレお嬢様という組み合わせが、この作品の貴族趣味と相性がいい。
主人公がひとり、複数のヒロインの中心に立つ構図そのものを味わいたいなら、IS〈インフィニット・ストラトス〉もちょうどいい。学園・ハーレム・各国のお嬢様という要素の並びが、同じ時代の空気を吸っている。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
「プリンセスラバー!」は、dアニメストア・U-NEXT・DMM TVで配信されており、これらのサービスで視聴することができます。複数の配信プラットフォームで取り扱われているため、お使いの環境に合わせて選びやすい作品です。気になった方は、いずれかのサービスでチェックしてみてください。
よくある質問
まとめ
「プリンセスラバー!」は、dアニメストア・U-NEXT・DMM TVで配信されており、これらのサービスで視聴することができます。複数の配信プラットフォームで取り扱われているため、お使いの環境に合わせて選びやすい作品です。気になった方は、いずれかのサービスでチェックしてみてください。
