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RDG レッドデータガール
| 放送年 | 2013年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | その他 |
| 制作 | P.A.WORKS |
15歳の内気な少女・出雲子は人間関係を築くのが苦手で、パソコンや携帯電話に触れると不思議と故障する。幼い頃のいじめっ子・美由紀が彼女が育った神社に現れたとき、二人の人生は予期せず絡み合う。出雲子は女神の最後の依代であることを知り、美由紀は彼女の守護役を務めることになるのだった。
作品概要・あらすじ
あらすじ
熊野の山深い神社で育った15歳の少女・鈴原泉水子は、極度の人見知りで、パソコンや携帯電話に触れると不思議と壊れてしまう体質を持っていた。そんな彼女の前に、幼なじみの相楽深行が現れ、東京の高校へ進学することになる。やがて泉水子は、自らが古くから伝わる「姫神」の最後の依代であることを知らされる。守護役となった深行とともに、泉水子は自分の運命と向き合いながら、少しずつ世界と関わる勇気を見つけていく。現代日本を舞台に、神道や超自然の力が静かに息づく、ひとりの少女の成長譚である。
みどころ・魅力
① P.A.WORKSが描く繊細な作画と自然描写
熊野の深い森や神社、移ろう光や空気感まで、丁寧に描き込まれた背景美術が物語の世界に説得力を与えている。静謐で美しい映像そのものが本作の大きな魅力で、日本の原風景に宿る神秘性をしっとりと味わえる作品に仕上がっている。
② 内気な少女のリアルな成長物語
人付き合いが苦手で自分に自信が持てなかった泉水子が、非日常的な運命を受け止めながら、一歩ずつ前へ進んでいく姿が丁寧に描かれる。派手な展開よりも内面の揺れに寄り添う筆致で、思春期特有の繊細な心情に共感できる点が見どころだ。
③ 現代に息づく神道・超自然の世界観
姫神の依代、山伏、式神など、日本古来の信仰や呪術的なモチーフが現代の学園生活と地続きに描かれる。荻原規子による原作小説をもとにした奥行きのある設定が、ファンタジーでありながら現実感のある独特の空気を生み出している。
キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 篠原俊哉 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 横手美智子 |
| 原案キャラデザ | 岸田メル |
| キャラクターデザイン | 芝美奈子 |
| 音楽 | みゅう、伊藤真澄 |
| OP | アナベル 「スモルワールドロップ」 |
| ED | 早見沙織「予感」 |
| ED | 伊藤真澄「予感 (泉水子バージョン」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
RDG、という三文字の略しかたが妙に引っかかって、それだけの理由で再生ボタンを押した。レッドデータガール。絶滅危惧種みたいに扱われる女の子、くらいの予備知識で、PA Worksだから背景はきれいなんだろうと、半分は映像目当てだったと思う。実際、序盤の神社の湿った緑と、東京に出てからの光の硬さの差は期待どおりで、そこは満足していた。でも見終わるころには、絵のことなんてどうでもよくなっていた。最初は地味で進みの遅いアニメだと思っていたのに、2回目に見たとき、その「地味さ」こそが作り手の狙いだったんだと気づいて、ちょっと背筋が伸びた。派手さを引き算した先に残るものを見せたい作品だったらしい。
目立ちたくない少女に、世界のほうが「役割」を押しつけてくる話
主人公の泉水子は、とにかく目立つのが苦手だ。前髪で顔を隠し、人と目を合わせず、パソコンや携帯に触れれば壊してしまう。普通の学園ものなら、こういう子は「殻を破って成長する」お決まりのルートに乗せられる。でもこの作品は、そう単純じゃない。泉水子が引っ込み思案なまま物語が進むうちに、世界のほうが彼女に「女神の依代」という役割を勝手に押しつけてくる。本人がまったく望んでいないのに、だ。
この作品は、内気な少女が前向きになる成長譚ではなくて、「選ばれること」の理不尽さを描いている、と私は思っている。選ばれるというのは、聞こえはいいけれど、要するに他人の都合で自分の輪郭を上書きされることだ。守られる側に回された泉水子と、守る役を割り振られた深行。二人とも、自分で選んだわけじゃない関係性の中に放り込まれて、戸惑い、苛立つ。早見沙織が演じる泉水子の、語尾が消えていくような喋り方は、まさに「自分の意思を主張することに慣れていない人間」そのもので、聞いているこっちが居心地悪くなるくらいリアルだった。
思春期って、結局そういうものだったよなと思う。なりたい自分より先に、周りが決めた自分が来る。RDGはその順番の理不尽さを、超自然の設定を借りてまっすぐ描いていた。だから派手な事件で盛り上げる必要がなかったんだな、と2回目で腑に落ちた。
特に刺さったシーン
序盤、深行が泉水子の「守役」をやらされると知らされる場面が好きだ。普通ならかっこよく決まるところを、内山昂輝の声は露骨に面倒くさそうで、嫌々で、その温度の低さが良かった。守る側だって望んでこの役を引き受けたわけじゃない——それが一発で伝わる芝居。ここで深行が一瞬だけ見せる、子どもっぽい反抗の表情に、思わず笑ってしまった。守護役なのに守りたくなさそう、という関係の始まり方が、この二人らしい。
あと、終盤のとある対決の展開では、釘宮理恵が演じる和宮さとるの、飄々とした掴みどころのなさが効いてくる。可愛い声なのに何を考えているか読めない、あの距離感。石田彰の村上穂高もそうだけど、この作品は「味方とも敵ともつかない大人」の配役がやけに豪華で、泉水子の心細さを声だけで増幅させてくる。井上和彦の落ち着いた声の包容力も含めて、キャスティングで物語の温度を作っているタイプの作品だった。
読んで見たくなったら——『RDG レッドデータガール』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 派手な展開より、空気や間で語るアニメをじっくり味わいたい人
- PA Worksの背景美術と、生活感のある光の描写を眺めていたい人
- 思春期の居心地の悪さを、きれいごとにしないで描く話が好きな人
合わない人
- テンポよく事件が解決していく爽快感を求める人
- 主人公にぐいぐい物語を引っ張ってほしい人
- 設定や世界観を最後まではっきり説明してほしい人
次に見るなら
PA Worksの、静かで湿度のある空気がもう少し欲しいなら凪のあすから。海と陸の断絶を超自然の設定で描く話で、人と人がうまく繋がれないもどかしさの手触りがRDGとよく似ている。
同じくPA Worksで、内気な主人公が知らない環境に放り込まれる話なら花咲くいろは。こちらは超自然要素がないぶん、自分の居場所を自分の手で掴んでいく感触が地に足ついていて気持ちいい。
神社と神様、そこに巻き込まれる女の子という入り口が刺さったなら神様はじめましたも。トーンはずっと軽いけれど、「役割を押しつけられた少女」という骨格は意外と共通している。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
『RDG レッドデータガール』は、dアニメストア、U-NEXT、Huluの各サービスで視聴することができます。いずれも見放題作品として配信されているため、お好みの環境に合わせて選べます。アニメ専門で楽しみたい方はdアニメストア、映画やドラマも幅広く観たい方はU-NEXTやHuluを検討してみてください。
よくある質問
まとめ
『RDG レッドデータガール』は、dアニメストア、U-NEXT、Huluの各サービスで視聴することができます。いずれも見放題作品として配信されているため、お好みの環境に合わせて選べます。アニメ専門で楽しみたい方はdアニメストア、映画やドラマも幅広く観たい方はU-NEXTやHuluを検討してみてください。
