さらい屋 五葉

※本ページはアフィリエイト広告を含みます。

2010さらい屋 五葉

さらい屋 五葉

★ 3.8 / 5.0ドラマミステリー
放送年2010年
フォーマットTVアニメ
話数12話
原作漫画
制作Manglobe

浪人・秋津正之助は剣の腕は立つが、素朴で気弱い性格のため、主君に何度も辞めさせられている。飢えと絶望の中、カリスマ指導者・弥一率いる「五葉」という団体のボディガードを引き受ける。団体の不穏な活動に不安を感じながらも、正之助は弥一の動機に疑いを抱き始める。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

浪人・秋津正之助は、剣の腕こそ立つものの、気弱で素朴な人柄ゆえに仕官先が定まらず、職を転々とする日々を送っていました。飢えと不安に追い詰められたある日、彼は弥一という男に声をかけられ、「五葉」と名乗る団体の用心棒を引き受けることになります。穏やかで掴みどころのない弥一に惹かれていく正之助でしたが、やがて五葉が裏で営む稼業の不穏な実態が少しずつ明らかになっていきます。弥一の本当の目的とは何なのか——。江戸を舞台に、ひとりの不器用な侍と謎めいた男たちの交わりを、静かな筆致で描く人間ドラマです。

みどころ・魅力

① 不器用な侍・正之助の繊細な人物描写

腕は立つのに気が弱く、世渡りが下手な主人公・正之助。そんな彼が五葉の面々と関わるうちに、少しずつ自分の居場所を見つけていく過程が丁寧に描かれます。等身大の弱さを抱えた主人公だからこそ、その成長に静かな共感を覚える作品です。

② 謎を秘めた弥一と「五葉」の人間模様

カリスマ性を漂わせながらも本心を見せない弥一を中心に、五葉のメンバーそれぞれが抱える過去や事情が徐々に明かされていきます。誰が何を背負っているのか——人物同士の関係が解きほぐれていくミステリー的な面白さが、物語を最後まで牽引します。

③ 江戸情緒あふれる落ち着いた作画と空気感

原作の独特なタッチを活かした柔らかな線と、抑えた色彩が生み出す江戸の情緒が魅力です。派手な演出に頼らず、間や沈黙で語る大人びた演出は、しっとりとした余韻を残します。静かに物語へ浸りたい人にぴったりの一作です。

キャスト・声優一覧

弥一
弥一
メイン
櫻井孝宏
秋津政之助
秋津政之助
メイン
浪川大輔
おたけ
おたけ
メイン
大浦冬華
メイン
内田夕夜
メイン
高塚正也
八木平左衛門
八木平左衛門
サブ
木下浩之
仁
サブ
西凜太朗
仙吉
仙吉
サブ
中井和哉
秋津幸
秋津幸
サブ
山県さとみ
お絹
お絹
サブ
高梁碧
仏の宗次
仏の宗次
サブ
宝亀克寿

🎁 キャラクターグッズをお探しなら METALBOX

スタッフ

監督望月智充
シリーズ構成望月智充
キャラクターデザイン中澤一登
音楽MOKA☆
美術監督渡辺三千恵
音響監督望月智充
OP「Sign of Love」
EDレイク「all I need is…」

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

OP

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

絵柄でずっと敬遠していた作品だ。線はぐにゃぐにゃして、顔は妙に縦に長くて、「これは合わないやつだ」と決めつけたまま何年も放置していた。深夜にノイタミナ枠を順番に潰していく時期があって、半分消去法みたいな気分で再生したのが最初。ところが5分で姿勢が変わる。剣の腕は立つのに人前で固まってしまう浪人・政之助の、あの所在なさ。画面の余白の多さ。BGMがほとんど鳴らない長い沈黙。これは絵柄の作品じゃなくて呼吸の作品だと気づいたあたりで、気がつけば最後まで通しで見ていた。2回目に見たときは、序盤のなんでもない会話の端に、後半の答えがすでに静かに置いてあることに気づいて鳥肌が立った。

剣は抜けるのに、世間ではうまく息ができない人たちの話

さらい——つまり人さらいを生業にする集団の話だと聞くと、もっと殺伐とした犯罪劇を想像する。実際に見ると拍子抜けするほど静かで、これは犯罪劇の皮をかぶった「居場所」の話だ。政之助は剣の腕だけは本物なのに、主君の前に出ると声も出ない。何度も召し抱えられては、その気弱さゆえに辞めさせられる。世間が要求する「武士らしさ」の型に、どうしても体が収まらない男だ。 五葉に集まる連中も、似たような欠けを抱えている。まっとうな世界にいられなかった者同士が、後ろ暗い仕事を口実に寄り集まっている。だからこの作品の誘拐は、スリルを生むための装置じゃない。普通の場所で息ができなかった人間が、どこでなら息を吸えるのかを測るための装置だ。 そして弥一がいる。物腰は柔らかく、笑顔は穏やかで、何を考えているのか最後まで読めない。彼のカリスマは威圧じゃなく、空白でできている。その空白に政之助が——そして見ているこちらが——勝手に意味を読み込んでいく構造になっている。過去が少しずつ剥がれていくにつれて、最初に感じた「いい人そう」が、もっと寄る辺のない何かに変わっていく。単なる時代劇ミステリーではなく、人が人に居場所を見いだす瞬間の心細さを、これほど丁寧に追いかけた作品はそう多くない。

特に刺さったシーン

弥一を演じる櫻井孝宏の声の置き方が、この作品の体温をほぼ一人で決めている。普段の弥一は、笑っているのか受け流しているのか分からない、温度のない柔らかさ。ところが過去に触れる場面で、ほんのわずかに声が薄くなる瞬間があって、序盤のあの穏やかさは全部演技だったのかと背筋が冷えた。声を荒げるわけじゃない。トーンを0.5段だけ落とすあの芝居が、ずっと頭に残っている。 政之助の浪川大輔も見事で、言葉に詰まるときの「えっと」の溜め方が絶妙に情けない。あの口ごもりがあるからこそ、彼がまれに腹を決める場面の声の太さが効いてくる。中井和哉の仙吉は逆にぶっきらぼうな低音で、五葉の所帯に現実の重みを足している。台詞のない間でキャラの関係が動く作品だから、声優の息継ぎひとつが画面を持っていく。2回目は音だけ追いかけて見たくなった、珍しいタイプの芝居だった。

読んで見たくなったら——『さらい屋 五葉』はU-NEXTで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 派手な展開より、沈黙と表情の機微で語る作品が好きな人
  • 社会の型にうまくはまれない主人公に、つい自分を重ねてしまう人
  • 声優の細かい芝居や間の取り方をじっくり味わいたい人
  • くせのある絵柄・アートな質感のアニメに抵抗がない人

合わない人

  • 誘拐団という設定からアクションやスリルを期待している人
  • 話がテンポよく前に進まないとつらくなる人
  • 独特な線や色彩がどうしても気になってしまう人

次に見るなら

同じオノ・ナツメ原作のACCA13区監察課。舞台はまるで違うけれど、低い体温とゆったりした会話劇、つかみどころのない大人たちの魅力という芯が同じで、五葉の空気が好きならまず外さない。

静かな時代ものに浸りたいなら蟲師。語りすぎず、余白と音で世界を見せる作りが近く、一話ごとに呼吸が深くなっていく感覚を味わえる。

居場所のなさや不器用な距離感に惹かれたなら、同じノイタミナ枠のハチミツとクローバー。時代も舞台も別物だが、誰かといても埋まらない孤独の描き方がよく似ている。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア×¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu×¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+
「さらい屋 五葉」は、U-NEXTとDMM TVで視聴することができます。落ち着いた雰囲気の人間ドラマをじっくり楽しみたい方は、これらの配信サービスでチェックしてみてください。お好みの環境に合わせて選べるのがうれしいポイントです。

よくある質問

Q. 「さらい屋 五葉」はどこで配信されていますか?
A. U-NEXTとDMM TVで視聴できます。いずれも自分の利用環境に合わせて選べるので、普段使っているサービスや使いやすい方でチェックしてみてください。
Q. どんなジャンルの作品ですか?
A. 江戸時代を舞台にしたドラマ・ミステリー作品です。気弱な浪人と謎めいた団体「五葉」の人間模様を、落ち着いた筆致でじっくり描いているのが特徴です。
Q. アクションが多い作品ですか?
A. 派手な殺陣を前面に出した作品ではなく、登場人物の心情や関係性を丁寧に描く人間ドラマが中心です。静かな空気感や余韻を味わいたい方に向いています。
Q. どんな人におすすめですか?
A. 大人びた雰囲気の時代劇や、登場人物の内面をじっくり追う人間ドラマが好きな方におすすめです。落ち着いたトーンで物語に浸りたいときにぴったりの一作です。

まとめ

「さらい屋 五葉」は、U-NEXTとDMM TVで視聴することができます。落ち着いた雰囲気の人間ドラマをじっくり楽しみたい方は、これらの配信サービスでチェックしてみてください。お好みの環境に合わせて選べるのがうれしいポイントです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

目次