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シュヴァルツェスマーケン
| 放送年 | 2016年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | ライトノベル |
| 制作 | LIDENFILMS |
1983年、冷戦下の地球は謎の宇宙人「BETA」に襲われていた。人類は次々と滅亡の危機に瀕している。兵士たちは大型戦闘兵器「戦術機」を操縦して異星人に対抗するが、防衛線は徐々に後退し、人類の残された都市へと迫られていく。
作品概要・あらすじ
あらすじ
1983年、人類は地球外起源種「BETA」の侵攻により存亡の危機に立たされていた。東ドイツ(ドイツ民主共和国)では、国家人民軍の戦術機甲部隊「第666戦術機中隊(通称シュヴァルツェスマーケン)」がBETAの大群と死闘を繰り広げていた。だが彼らを苦しめるのはBETAだけではない。秘密警察シュタージによる相互監視と粛清、密告と裏切りが横行する社会のなかで、隊員テオドール・エーベルバッハは、追われる少女カティアを救ったことから巨大な陰謀へと巻き込まれていく。戦場と政治、二つの極限が交錯する重厚な戦記ドラマ。みどころ・魅力
① 『マブラヴ オルタネイティヴ』世界を舞台にした重厚な戦記ドラマ
人気作『マブラヴ』と同じ世界観を共有し、東西冷戦下の東ドイツという特異な舞台で展開されます。BETAという脅威に加え、国家による監視と粛清が日常化したディストピア的社会描写が物語に圧倒的な緊張感を与えています。② 東側諸国の戦術機が躍動するメカアクション
人型戦闘兵器「戦術機」による迫力ある戦闘が本作の見どころ。MiGをベースとした東側設計の機体が、圧倒的物量で迫るBETAへと挑む様子は手に汗握ります。スピード感あるドッグファイトと絶望的な戦況の演出が緊迫感を高めます。③ 裏切りと信念が交錯する人間ドラマ
仲間さえ信じられない密告社会で、登場人物たちは生き残りと理想の狭間で揺れ動きます。誰が敵で誰が味方なのか——心理戦と人間関係の機微が丁寧に描かれ、戦場以上に張り詰めた人間ドラマが胸を打ちます。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 渡邊哲哉 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 樋口達人 |
| 原案キャラデザ | カーネリアン |
| 音楽 | エレメンツ ガーデン 、エバン・コール |
| 美術監督 | 針生勝文 |
| 音響監督 | 本山哲 |
| OP | 「white forces」 |
| ED | Zahre [Katia Waldheim「哀しみが時代を駆ける」 |
関連作品
アニメ
書籍
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
マブラヴの外伝、しかも舞台が東ドイツと聞いて、正直「本編の補完くらいの軽めのやつだろう」と高をくくって再生した。違った。BETAと戦う話のはずなのに、第一話の段階で人間同士が互いを密告し合っている。戦術機の戦闘を期待して座ったのに、気づけば秘密警察の取調室みたいな空気にやられていた。二周目で見ると、序盤のなんでもない会話がほぼ全部「誰が誰を見張っているか」の伏線になっていて、背筋が寒くなる。アニメというより、冷戦下の東欧を舞台にした政治サスペンスに戦術機が一台紛れ込んでいる、と言ったほうが近い。軽い気持ちで入って、重い気持ちで見終わる。そういうタイプ。
BETAより怖いのは、隣で笑っている同志が密告者かもしれない世界
この作品を紹介しようとすると、つい「戦術機がかっこいいメカSF」とまとめたくなる。でも何度か見返すと、戦術機が画面に映っている時間より、人間が人間を疑っている時間のほうが圧倒的に長いことに気づく。舞台は1983年の東ドイツ。空からはBETAという異星生物が降ってくるのに、地上では国家保安省——シュタージが市民同士を相互監視させている。テオドールたちが命を削って守ろうとしている国家そのものが、彼らを消耗品として扱い、家族を人質に取り、思想で踏み絵を踏ませてくる。つまりこの物語の本当の敵は、空から来る化け物ではなく、同じ言葉を話す「味方」のほうだ。
面白いのは、BETAとの戦闘がむしろ救いとして機能していること。化け物相手に撃っている間だけは、誰を信じるか考えなくて済む。命のやり取りのほうが、人間関係より単純で安全に見えてしまう——この倒錯が、この作品の一番の毒だと思う。誰かを助けた行為が、別の誰かを密告者に仕立て上げる材料になる。善意がそのまま破滅の引き金になる構造が、終盤に向かってどんどん締まっていく。マブラヴ本編が「人類対BETA」の絶望を描いたとすれば、こっちは「人類対人類」、それも同じ陣営の中での絶望を描いている。だから外伝なのに、ある意味で本編より救いがない。守るべき祖国が、守るに値しないかもしれない、という問いを最後まで降ろさないからだ。きれいな着地はしない。でも、その後味の悪さこそがこの作品の誠実さなんだと、見返すたびに思う。
特に刺さったシーン
テオドールが、感情を爆発させたいのを喉の奥で押し殺す場面。鈴村健一の芝居がここで効いてくる。怒鳴るより、怒鳴れない芝居のほうが難しいはずで、声を低く抑えたまま震えさせる演技に、この男が背負わされたものの重さが全部乗っている。最初に見たときは流してしまったが、二周目で「ああ、ここで彼はもう壊れ始めていたのか」と気づいて、思わず一時停止した。南條愛乃が演じるリィズの、無邪気さと得体の知れなさが同居した声も忘れがたい。可愛らしい台詞の裏側に氷みたいな温度が差し込む瞬間があって、初見でゾッとした人は多いはず。終盤、信頼が裏返っていく一連の展開では、画面の温度がそのまま下がっていくのが分かる。メカの戦闘より、こういう人間の表情ひとつで突き落としてくるところに、この作品の本当の見せ場がある。
読んで見たくなったら——『シュヴァルツェスマーケン』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- マブラヴの世界観を知っていて、その地獄の「別の角度」を見たい人
- 冷戦・東ドイツ・監視社会といった題材にもともと興味がある人
- メカより、人間が人間を追い詰める政治劇のほうにグッとくる人
- 後味の悪さも含めて物語として受け止められる人
合わない人
- 戦術機の爽快なバトルをメインに期待している人
- マブラヴ未履修で、用語や世界観の前提を省かれるとつらい人
- 救いのある着地、誰かが報われる結末を求めている人
次に見るなら
同じ世界の空気をもっと吸いたいなら、まずはマブラヴ オルタネイティヴ トータル・イクリプス。BETAとの戦いを別の戦線・別の人間ドラマから描いた外伝で、本作と地続きの絶望が味わえる。国家に使い捨てられる兵士、という構図が刺さったなら86―エイティシックス―がおすすめで、「守るべき社会のほうが腐っている」テーマを真正面から扱っている。裏切りと思想が絡む重い政治劇という意味ではコードギアス 反逆のルルーシュも近く、味方の中の敵をどう描くかという点で本作と響き合う。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『シュヴァルツェスマーケン』は、dアニメストア、U-NEXT、DMM TVの3つの配信サービスで視聴できます。いずれもアニメ作品のラインナップが充実したサービスのため、ご自身の利用環境に合わせて選びやすくなっています。気になった方は、これらの配信サービスでチェックしてみてください。




