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戦場のヴァルキュリア -Gallian Chronicles-
| 放送年 | 2009年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 26話 |
| 原作 | ゲーム |
| 制作 | A-1 Pictures |
ヴァルキリア・クロニクルは1930年代のヨーロッパを思わせる架空大陸を舞台とする。大陸ユーロパは東の帝国君主制と西の民主主義同盟である連邦に二分されている。この世界には戦争兵器から医療まで幅広く用いられる重要資源「ラグナイト」が存在する。これが巨大な力を握る鍵となるのだ。
作品概要・あらすじ
あらすじ
1930年代のヨーロッパを思わせる架空大陸・ユーロパ。東の帝国君主制と西の民主主義同盟「連邦」は、戦争兵器から医療まで幅広く使われる希少資源「ラグナイト」をめぐり対立を深めていた。両大国に挟まれた小国・ガリア公国もまた、ラグナイトを狙う帝国軍の侵攻を受け、戦火に巻き込まれていく。故郷を守るため義勇軍に身を投じた青年ヴェルキンと、町を守る自警団員アリシアは、寄せ集めの「第7小隊」として過酷な戦いへ赴く。立場の異なる仲間たちが戦場で交わし合う想いと、戦争の理不尽を真正面から描く群像戦記。みどころ・魅力
① 水彩画タッチの唯一無二な映像美
原作ゲームの象徴でもある、淡くにじむ水彩画のようなビジュアルが大きな魅力です。線で輪郭を縁取った独特の質感がアニメでも丁寧に再現され、戦場の緊張感と牧歌的な日常が同じ画面のなかで美しく同居します。一目で「この作品だ」とわかる、作家性の強い世界観に引き込まれます。② 寄せ集めの「第7小隊」が織りなす群像劇
主人公たちが所属する第7小隊は、経歴も価値観もバラバラな個性派ぞろい。差別や偏見、立場の違いを抱えた仲間たちが、戦いを通じて少しずつ絆を深めていきます。一人ひとりに見せ場とドラマが用意されており、回を重ねるごとに愛着が湧く、丁寧なキャラクター描写が見どころです。③ 戦争の理不尽と、それでも守りたいもの
本作は派手な戦闘だけでなく、戦争が人々に強いる選択や犠牲を真摯に描きます。守りたい故郷、譲れない信念、敵味方それぞれの事情——重厚なテーマを通して「平和とは何か」を問いかけます。ヴェルキンとアリシアの関係性の変化も含め、心に残る物語が紡がれていきます。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 山本靖貴 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 横手美智子 |
| 原案キャラデザ | 本庄雷太 |
| キャラクターデザイン | 渡辺敦子 |
| 音楽 | 崎元仁 |
| 美術監督 | 谷岡善王 |
| 音響監督 | 長崎行男 |
| OP | ヒメカ 「明日へのキズナ」 |
| OP | マリア「カナシミレンサ」 |
| ED | pe’zmoku「アノ風ニノッテ」 |
| ED | 井上ひかり「ひとつの願い」 |
| ED | Hikari Inoue with 7th Squad「Brightest Morning」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
ゲームをやった人間が語るのを、ずっと横で聞いていた。あの水彩みたいな画面がどうとか、戦術がどうとか。こっちはコントローラーを握ったことがないまま、アニメだけで入った口だ。最初は「どうせ原作の総集編だろう」と斜めに構えて見始めたら、一話の時点で町の空気のつくり方に引き込まれた。パン屋の娘と、虫ばかり眺めている男。戦争の話のはずなのに、最初に映るのは生活のほうだ。二度目に見たとき、その「生活が先」という順番こそがこの作品の入口なんだと気づいた。外から入ってよかった、と数少なく思えた作品でもある。
差別される側の少女が、部隊でいちばん優しい手をしている
この作品を「戦車が出てくる戦争もの」として見ると、たぶん芯を取り落とす。画面の真ん中に置かれているのは戦術でも英雄譚でもなく、ダルクスという、遠い昔の災いの罪をいわれなく着せられ続けてきた人たちの話だ。主人公の隣には、その血を引く妹がいる。彼女は銃を撃つより先に、味方の戦車に油まみれで潜り込んで整備をしている。差別される側の少女が、部隊のなかでいちばん優しい手をしている——この一点に、作り手の言いたいことが全部詰まっている気がした。桑島法子の声がいい。気の強さでも健気さでもなく、「慣れてしまった人の静けさ」みたいなものを出してくる。理不尽に何度もぶつかってきた人間だけが持つ、波立たない喋り方だ。面白いのは、国のいちばん上に立つ大公をやっているのが能登麻美子で、その人物の背景がまた、差別の構造をぐるりと裏返してみせるところだ。下で泥をかぶる少女と、上で玉座に座る人が、根っこで同じものを抱えている。外側からこの作品に入った俺みたいな人間でも、そこの線がつながった瞬間に、これは「戦争を描くための差別」じゃなくて「差別を描くための戦争」なんだと腑に落ちた。万能資源のラグナイトも、超常の力を持つヴァルキュリアも、結局は「力を持った者が、持たざる者をどう扱うか」という一つの問いに収束していく。派手な設定の奥で、ずっとその話をしている。
特に刺さったシーン
中盤を越えたあたりの、ある展開で完全に持っていかれた。日常の延長みたいな顔をして進んでいた話が、一瞬で取り返しのつかない場所へ着地する。あそこで井上麻里奈の声が、芝居としてきれいに泣くんじゃなく、息が詰まって言葉にならないほうへ転ぶ。パン屋の娘として町の朝を歩いていた人間が出していい声じゃない、と思いながら画面から目を離せなくなった。敵側だと大塚明夫のイェーガーが効いている。悪役の凄みじゃなく、戦場で相手に敬意を払える数少ない大人として置かれていて、この声があるだけで物語の重心が一段下がる。あと、脇に緑川光がいるのに気づいたのは二周目だ。一周目は話を追うのに必死で聞き流していた声の層が、二度目で急に立ち上がってくる。ゲームをやらずに入った身としては、その「二度目で増える情報量」が、もう一周させる燃料になっている。
読んで見たくなったら——『戦場のヴァルキュリア -Gallian Chronicles-』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 戦争ものを、英雄ではなく「元パン屋」や「虫好きの男」みたいな生活者の目線から見たい人
- 差別や血筋といったテーマを、説教くさくなく物語の骨に組み込んだ作品が好きな人
- 一周で終わらせず、二度目で増える芝居や伏線を拾うのが楽しい人
合わない人
- 戦闘シーンの密度と手数を最優先で求める人
- ラブコメの甘さと戦争の重さが同居するトーンの揺れが苦手な人
- 原作ゲームの再現度や戦術の細かさを基準にして測りたい人
次に見るなら
差別と戦争が地続きな感じに刺さったなら、鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST。ある民族が消されていく歴史を、兵士たちの罪の意識ごと背負わせてくる。重さの種類が近い。
兵器として作られた存在の「その後」が気になったなら、ヴァイオレット・エヴァーガーデン。人を壊すために使われた手で、今度は言葉を綴っていく話だ。
地に足のついた兵士の目線と、敵味方をまたぐ感情が好きなら、機動戦士ガンダム 第08MS小隊。戦場で芽生えてしまったものの行方を、最後まで誠実に追いかける。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
「戦場のヴァルキュリア -Gallian Chronicles-」は、dアニメストア・U-NEXT・Huluの3つの動画配信サービスで視聴できます。アニメ専門のdアニメストアはもちろん、作品数の多いU-NEXTやHuluでも配信されているため、ご自身が普段お使いのサービスで気軽に楽しめます。気になった方は、まずこのいずれかのサービスでチェックしてみてください。
