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2014

天体のメソッド
★ 3.2 / 5.0ドラマファンタジー日常系
| 放送年 | 2014年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 13話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | Studio 3Hz |
七年ぶりに霧屋湖の町に戻ったのの花だったが、町は大きく変わっていた。彼女が去った直後から、巨大な円盤が町全体に浮かんでいるのだ。さらに奇妙なことに、知らない少女ノエルが彼女を待っており、以前会ったことがあると主張する。
目次
作品概要・あらすじ
あらすじ
七年ぶりに故郷・霧屋湖の町へ戻ってきた古宮乃々香。しかし、見慣れていたはずの町の空には巨大な円盤が静かに浮かび、風景は大きく様変わりしていた。戸惑う彼女の前に、「ずっと待っていた」と告げる不思議な少女ノエルが現れる。ノエルは、乃々香が幼い頃に交わした”ある約束”を覚えているという。なぜ円盤は町に浮かんでいるのか。忘れてしまった過去には何があったのか。かつての友人たちとの再会を重ねながら、少女たちの願いと友情が、ゆっくりと町の空を動かしはじめる。みどころ・魅力
① 空に浮かぶ円盤が象徴する”願い”の物語
町を覆う巨大な円盤は、ただのSF的ガジェットではなく、少女たちの願いや過去と深く結びついた象徴として描かれます。なぜ円盤が現れたのかという謎が、物語が進むごとに少しずつ解きほぐされ、感情の核心へと近づいていく構成が見事です。② 少女たちの友情と再生を描く繊細なドラマ
乃々香とノエル、そしてかつての仲間たちが再び向き合う過程を、丁寧な心理描写で積み上げていきます。すれ違いやわだかまりを抱えた少女たちが、互いの本音に触れて少しずつ距離を縮めていく姿が、静かな感動を呼び起こします。③ 叙情的な風景描写と空気感のある演出
雪に包まれた霧屋湖の町並みや、円盤を映す澄んだ空など、背景美術の美しさが作品の魅力を支えています。派手さよりも”間”や静けさを大切にした演出が、登場人物たちの心情とやさしく重なり、しっとりとした余韻を残します。キャスト・声優一覧

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スタッフ
| 監督 | 迫井政行 |
|---|---|
| キャラクターデザイン | 秋谷有紀恵 |
| 音楽 | 加藤達也 |
| 美術監督 | 伊藤弘 |
| 音響監督 | 明田川仁 |
| OP | ラーバル・ステージ・プランニング「Stargazer」 |
| ED | fhána「星屑のインターリュード」 |
| ED | fhána「ホシノカケラ」 |
| ED | fhána「天体のメソッド」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
最初は空に巨大な円盤が浮いてるキービジュアルだけ見て、なんかSF寄りの派手な話だろうと思って再生した。蓋を開けたら全然違う。円盤はずっと頭上にあるのに誰も騒がない。町の人はもう見慣れてしまっていて、その「見慣れてしまった」という空気のほうが本題なんだと、たぶん2話あたりで気づく。七年ぶりに霧屋湖の町へ戻ってきた女の子の視点で、変わってしまった町と、変わらないでいてくれた誰かの話が静かに始まる。一度目はぼんやり「切ない日常もの」として流し見て、二度目に見たときのほうが序盤の何気ない会話がいちいち効いてくる。情報量の少なさが武器になっているタイプで、円盤というでかい嘘を一個だけ置いて、あとは全部ちいさな感情で埋めていく作りだった。願いを叶えた代償としての、忘れることの話
この作品は「空に浮かぶ円盤の謎を解く話」ではない。円盤が何なのかは、わりと早い段階でぼんやり察しがつく。誰かの願いが形になったもので、その願いを背負って現れたのがノエルという少女だ。水瀬いのりが演じるノエルは、最初こそ無邪気に「前に会ったことがある」と言い張る不思議ちゃんなのだが、見ていくうちにこの子の存在そのものが切実な約束の上に成り立っていると分かってくる。願いを叶えてもらった側は、その願いをかけた瞬間のことを都合よく忘れている。約束した本人だけが、ずっと待っている。この非対称がこの物語の芯だと思う。子どもの頃の「ずっと一緒にいようね」は、口にした側にとっては一瞬の本気で、すぐに日常に溶けて消える。でも受け取った側にとっては、それが存在理由になってしまうことがある。天体のメソッドがやっているのは、その重さの差をまっすぐ見せることだ。忘れた人を責めるわけでもなく、忘れることそのものを罪にするわけでもない。人は忘れるし、忘れないと前に進めない。ただ、忘れられた約束の側にも時間が流れていて、その時間にちゃんと値段がついている。終盤、願いを叶えるとはどういうことだったのかが反転して突きつけられるとき、自分が子どもの頃に軽く口にした「また会おうね」がいくつ宙ぶらりんで残っているかを数えたくなった。単なる泣かせの仕掛けではなく、記憶と責任の話として律儀に着地させてくる。特に刺さったシーン
ノエルが自分の存在の理由を口にしていく終盤のくだりが、やっぱり一番こたえた。水瀬いのりの芝居が良くて、序盤のふわっとした明るさと同じ声のまま、芯のところだけ温度が変わる。泣き叫ぶのではなく、ずっと笑っていた子が笑顔のまま核心に触れてしまう感じで、聞いていてこっちの呼吸が浅くなる。そこで思わず巻き戻して、彼女が一話目で言っていた「前に会ったことがある」を聞き直した。最初は意味の薄い決まり文句に聞こえていたのが、二度目はまったく別の重さで響く。茅野愛衣が演じる古宮花織まわりの、いつも通りを装っている人たちの会話も効いていて、彼女たちが何でもない顔で日常を続けているほど、待っていた側の時間が際立つ。派手な見せ場で泣かせにくる作品ではなく、何気ない一言の置き方で後からじわじわ刺してくるタイプだった。読んで見たくなったら——『天体のメソッド』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 大きな謎より、ちいさな感情の機微を丁寧に追う話が好きな人
- 子どもの頃の約束を、いまだに一個か二個ひきずっている自覚がある人
- P.A.Works的な、静かで湿度のある日常×ファンタジーが好きな人
- 水瀬いのり・茅野愛衣あたりの抑えた芝居をじっくり聴きたい人
合わない人
- 円盤=SFの派手な謎解きや、テンポの速い展開を期待している人
- 序盤の説明の少なさ・進みの遅さに耐えられない人
- キャラ同士のすれ違いがずっと続くタイプの空気が苦手な人
次に見るなら
凪のあすから——同じく静かな町を舞台に、時間と距離でこじれていく幼なじみたちの感情を湿った筆致で描く。天体のメソッドのあの湿度が好きならまず合うはず。あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない——過去の願いに縛られた存在と、それを忘れて先に進んでしまった側の再会。約束の重さの非対称という意味でテーマがきれいに重なる。
planetarian〜ちいさなほしのゆめ〜——人ならざる少女の存在理由が、ある約束の上にだけ成り立っている話。ノエルの切実さに泣けた人なら、こちらの静かな最後も効く。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
「天体のメソッド」は、dアニメストア、U-NEXT、DMM TVの3つのサービスで配信されています。いずれも見放題対象として全話をそろえており、安心して最後まで視聴できます。アニメ作品を中心に楽しみたい方にはdアニメストア、映画やドラマなど幅広い動画もあわせて楽しみたい方にはU-NEXTがおすすめです。
