※本ページはアフィリエイト広告を含みます。

スーパーラヴァーズ OVA
| 放送年 | 2017年 |
|---|---|
| フォーマット | OVA |
| 話数 | 2話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Studio DEEN |
マンガの第10巻と第11巻に収録されています。
作品概要・あらすじ
あらすじ
海棠ハルと義弟・レンの関係がさらに深まる日常と、ふたりを取り巻く家族・仲間たちの物語を描いたOVAシリーズ。コミックス10巻・11巻収録エピソードを映像化した作品で、笑いあり、すれ違いあり、甘さありの展開が続く。距離が縮まるほど生まれる感情の揺らぎを、丁寧なテンポで描き出す。
みどころ・魅力
① 原作コミックスの”読後感”をそのままアニメで体感できる
10巻・11巻の人気エピソードを原作に忠実に映像化。コミックスを読んで好きになったシーンが動き、声がつくことで感情移入がさらに深まる。原作ファンが「ここを見たかった」と思う場面をしっかり拾っている構成が評価されている。
② ラブコメとして絶妙な温度感のやり取り
鈍感なハルと素直になれないレンのすれ違いと歩み寄りが、コメディタッチで軽やかに描かれる。重くなりすぎず、かといって薄くもない絶妙な距離感の演出が魅力で、甘さとじれったさのバランスが心地よい。
③ アットホームな空気感と脇キャラクターの存在感
海棠兄弟だけでなく、周囲の人物たちも物語に彩りを添える。家族的な温かさを感じさせる日常描写が作品全体に流れており、賑やかで居心地のよい雰囲気がシリーズを通じた魅力のひとつになっている。
キャスト・声優一覧




スタッフ
| OP | 矢田 悠介「おかえり。」 |
|---|---|
| OP | 矢田 悠介「晴レ色メロディー」 |
| ED | Kaidou Brothers [Ren Kaidou「ハピネスYOU&ME」 |
| ED | Kaidou Brothers [Ren Kaidou「ギュンとラブソング」 |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
本編を全部見ていないままOVAに突入するのは、ミステリーの最終話だけ録画して見るようなものだと頭ではわかっていた。それでも「OVAなら短いし、雰囲気だけでもつかめる」という甘い見通しで再生ボタンを押した。
原作マンガの第10巻・第11巻収録分とのこと。つまり完全に関係が深まった後の話だ。最初の10分は正直、人物関係を追うだけで手いっぱいだった。海棠晴と零、どっちがどっちで何がどうなっているのかを把握しながら同時に空気感を楽しもうとするのは、無理があった。
2周目でようやく見えてきた。本編を知らなくても、この2人の間にある「もう言わなくていい、もう確認しなくていい」という空気は伝わる。OVAというフォーマットが持つ「全部知っている人向けのおまけ」感が、逆にこの作品には合っていた。本編から通して見たとき、このOVAがどういう位置づけになるのかは想像するしかないが、単体でもある種の完結感がある。
「家族でもあり、それ以上でもある」——関係性の名前をあえて決めない話
スーパーラヴァーズが描いているのは、関係性の「カテゴリー問題」だと思う。義理の兄弟、保護者と被保護者、そして恋人——この3つが同時に成立している状態の話だ。普通はどれかひとつに収束させたがるところを、この作品は意図的にその曖昧さを保ち続ける。
OVAの時点では、晴と零の関係はすでに「それ以上」に踏み込んでいる。そこで描かれるのは劇的な告白シーンでも再確認の儀式でもなく、日常の細部だ。同じ空間にいること、食事をすること、眠ること——そういった「生活の質感」が、2人の関係の現在地を示す。
BLというジャンルで括ってしまうと見えなくなるものがある。この作品が単なる恋愛ものではないのは、「家族だったものが変質していく過程」に真剣に向き合っているからだ。晴が零に向ける感情の中には、保護欲と恋愛感情と兄としての責任感が混在していて、それを前野智昭さんの演技が非常に丁寧に処理している。
前野智昭さんの声は、この役に対して「強さを見せないことで強さを表現する」という選択をしているように聞こえる。感情が爆発しそうなシーンでも一段声のトーンを落とす瞬間があって、そこに晴というキャラクターの不器用さと優しさが同居している。2周目で気づいたのはそこだった。
皆川純子さんが演じる零は、感情表現の少ないキャラクターだ。それゆえに、台詞の少ない場面での間の使い方が際立つ。「何も言わない」ことで「全部わかっている」ことを示す——そういう芝居をOVAという短い尺の中でやりきっている。120本以上のキャリアがあってなお、この抑制の仕方は独特だと感じた。
特に刺さったシーン
終盤、晴が零の様子をなんでもない顔で確認する場面がある。言葉にすると大したことなさそうに聞こえるが、前野智昭さんの声のテクスチャーが、そこに10巻分の感情を乗せてくる。台本には「普通に話しかける」としか書いていないんじゃないかと思うような場面なのに、聴いているこちらは明らかに「何か大切なことが起きている」と感じる。
そしてそれに対して零が短く答える。皆川純子さんの声が持つ独特の質感——どこか少年期から抜けきれていないような、でも内側に確かな意志がある声——がこの作品の零という人物を成立させている。2周目でそのやり取りを聴き返したとき、1周目より格段に重く聞こえた。情報量が増えたからではなく、その前後の文脈を自分なりに補填できるようになっていたからだと思う。
本編を見ていない状態で見ても「この2人、長い時間をかけてここまで来たんだな」とわかってしまうのが、OVAとして誠実だと思った。説明がない。でも伝わる。声優2人の仕事がそれを可能にしている。
読んで見たくなったら——『スーパーラヴァーズ OVA』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- TVシリーズ1期・2期を見てから「その後の2人」を確認したい人
- 原作マンガ既読で、声と動きで改めて味わいたい人
- 恋愛の明示より日常の空気感で関係性を読むタイプの視聴者
- 前野智昭・皆川純子の繊細な芝居をじっくり聴きたい人
- 関係性の変化より現在地を描く作品が好きな人
合わない人
- TVシリーズ未視聴で、単体完結の話を期待する人
- BLジャンル全般が苦手な人
- 展開が早くドラマチックな盛り上がりを求める人
- 「1話から順番に」という視聴スタイルを崩せない人(このOVAは途中から入るフォーマットではない)
次に見るなら
「関係が成立した後の日常」を丁寧に描く手法が好きなら、抱かれたい男1位に脅されています。も試してほしい。芸能界という特殊な設定の中で、同じく「もう言葉にしなくていい2人」の話を積み上げていく。スーパーラヴァーズより少しテンションが高めで、入りやすい。
BLの日常描写より、もう少し感情の揺れを見たいならギヴンが近い着地点になる。音楽という題材を使いながら、言語化できない感情を画面と音で処理しようとする姿勢に誠実さがある。OVAで完結しない感情の扱い方に慣れているなら、入りやすいはずだ。
OVAという短い尺で「その後の2人」のスナップショットを切り取る構造自体が好きなら、純情ロマンチカシリーズのOVAも同じ使い方ができる。本編を見た上で補完として機能するOVAの文法を、複数作で比較してみると面白い。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『スーパーラヴァーズ OVA』はdアニメストアで視聴できます。コミックス10巻・11巻のエピソードを映像化した本作は、原作ファンにとって見逃せない内容です。ハルとレンのやり取りをぜひ本編でお楽しみください。