※本ページはアフィリエイト広告を含みます。
2012

黄昏乙女×アムネジア 退魔乙女
★ 3.6 / 5.0ホラーミステリーラブコメ超自然
| 放送年 | 2012年 |
|---|---|
| フォーマット | OVA |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | 漫画 |
ユウコのいたずらが原因で学校内の怪談が増え、困り果てたキリエはユウコを止めるためにゲームで対抗しようとする。その後、怪奇現象研究部は次々と浮かび上がる怪談を調査し、一つ一つが興味深い状況へと繋がっていく。
目次
作品概要・あらすじ
あらすじ
天神山学園に伝わる数々の怪談——その中心にいるのは、校舎をさまよう少女の幽霊ユウコでした。ユウコの何気ないいたずらが原因で校内の怪奇現象は日増しに増えていき、見かねた庚あずさは”ゲーム”でユウコに対抗しようと一計を案じます。怪奇現象研究部の面々は、次々と浮かび上がる学園の七不思議をひとつずつ調査していくことに。じゃれ合いのようなやり取りの裏で、調べを進めるほどに思いがけない真相へと近づいていきます。本編とは一味違う、ゆるやかでコミカルな日常の延長線上に怪異が同居する番外編です。みどころ・魅力
① コメディに振り切った”番外編”ならではの空気感
シリアスな本編とは趣を変え、ユウコのいたずらと部員たちの掛け合いを中心に据えたコミカルな一作です。怪談を題材にしながらも肩の力を抜いて楽しめる、ファンへのご褒美的なエピソードに仕上がっています。② 学園の怪談を一話完結で巡る構成
七不思議のような怪異を部員たちが調査していく過程そのものが見どころです。ひとつひとつの怪談が少しずつ繋がり、興味深い状況へと発展していく流れに、ミステリーとしての面白さが詰まっています。③ キャラクターの新たな一面と関係性
本編で描かれた緊張感とは異なる、ユウコたちのリラックスした表情やじゃれ合いを堪能できます。ホラーと超自然、ラブコメの要素が混ざり合う独特のトーンが、キャラクターの魅力をより立体的に見せてくれます。キャスト・声優一覧

メイン
›


メイン
›


メイン
›


メイン
›

スタッフ
| 監督 | 大沼心 |
|---|---|
| キャラクターデザイン | 番由紀子 |
| OP | 鈴木このみ「クワイア ジェイル」 |
| ED | 奥井亜紀「カランドリエ」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
記憶喪失の幽霊ヒロインの話、というところまでは覚えていた。「×アムネジア」というタイトルの並びが昔から好きで、なのに肝心の中身はぼんやりしている——作品のテーマをそのまま地でいくような状態で再生ボタンを押した。で、これはTVシリーズの番外編、本編のあとに付く第13話的なOVAだ。本編が夕子と庚台一の関係を軸にしっとり進む話だとすれば、こっちは霧江が夕子のいたずらに振り回されるドタバタが主軸で、湿度がまるで違う。最初はその落差に戸惑った。あの薄暗い旧校舎の空気を期待して見始めたら、思った以上にコメディへ振り切っていたからだ。ただ2回目に見ると、この軽さは本編を全部見たあとだからこそ効く作りになっている、と気づく。怖い話を一通りくぐった人間が、同じ校舎で笑っている。その温度差そのものが、このOVAの居場所だった。怖いものに慣れてしまう、という静かな怖さ
このOVAでいちばん引っかかったのは、怪奇現象研究部の面々が怪談をまるで日課みたいに扱っているところだ。学校に幽霊がいる。怪談が増えていく。普通ならそれだけで腰が引けるはずの状況を、彼らはどこか面倒な季節行事のように片付けていく。霧江が夕子を止めようとゲームで対抗を試みる序盤の流れなんて、退治というより姉妹喧嘩の延長に近い。本来「退魔」という言葉には、得体の知れないものを断ち切る緊張があるはずなのに、ここではその緊張がほどけて、日常の手触りに変わっている。でも、これは単に怖さを薄めただけのスピンオフではないと思う。怖いものに慣れるというのは、裏を返せば、そこにいる存在を受け入れてしまったということだ。夕子が幽霊であることに誰もいちいち怯えなくなった世界——それは怪談が消えたからではなく、夕子という存在が彼らの日常に溶け込んだから成立している。本編で台一が散々向き合った「目の前の女の子は、恐れるべき幽霊なのか、好きになっていい相手なのか」という問いに、このOVAはコメディの顔でそっと答えを出している。もう誰も、彼女を退治すべき何かとは見ていない。怪談を笑い飛ばせるようになった彼らの距離感こそが、本編が長い時間をかけて辿り着いた地点の証明なのだ。慣れというのは恐怖の終わりであると同時に、関係がそこまで深まったことの記録でもある。軽さの底に、そういう静かな確かさが沈んでいる。
特に刺さったシーン
やっぱり霧江だ。喜多村英梨が演じる庚霧江の、夕子に振り回されながらムキになっていく芝居が、このOVAをぜんぶ持っていっている。序盤、夕子のいたずらに本気で対抗しようとするくだりで、声がだんだん本気の悔しさに寄っていくのが可笑しい。退治しに来たはずなのに、いつのまにかただ負けず嫌いになっている。その温度の上がり方が芝居だけで全部わかる。対する庚夕子は原由実で、こちらは終始からかう側の余裕。掴みどころのない笑い方の奥に、本編で積み上げた情がちらつくのがずるい。終盤、研究部が次々と怪談を追っていく展開では、福圓美里の小此木ももえと代永翼の新谷貞一が場をかき回してくれて、四人の掛け合いがちゃんと「部室の空気」になっている。怖い話を扱っているのに、なんだか居心地がいい。あの椅子に座って彼らのやりとりを眺めていたい、と思わせる時点で、このOVAは仕事をしている。読んで見たくなったら——『黄昏乙女×アムネジア 退魔乙女』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- TVシリーズを全部見終えて、もう少しだけあの部室にいたい人
- 本編のしっとりした空気より、キャラ同士の軽い掛け合いが好きな人
- 霧江推し。彼女がムキになって振り回される姿をもっと見たい人
- 怪談ものの「怖さ」より「居心地」を楽しめるタイプの視聴者
合わない人
- TVシリーズ未見で、これ単体から入ろうとしている人(前提が共有されていないとただの寸劇に見える)
- 本編の薄暗いホラー寄りの雰囲気をそのまま延長してほしかった人
- ストーリーがきっちり完結する一本を求めている人。これは余白を楽しむ番外編
次に見るなら
化物語——怪異と恋愛が地続きになっている話が好きなら、まずこれ。会話のリズムと言葉遊びで「怖いもの」を語る手つきが、黄昏乙女のコメディ部分と意外なほど相性がいい。あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。——一部の人にしか見えない幽霊の女の子、という構図に弱い人へ。こちらは笑いよりも涙に振り切っているので、夕子と台一の関係に泣けた人ほど刺さるはず。
夏目友人帳——あやかしと人の距離が、恐怖ではなく日常の手触りで描かれる作品。怖いものに慣れていく、というこのOVAの底にあった温度が好きなら、長く付き合える一本になる。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
「黄昏乙女×アムネジア 退魔乙女」は、dアニメストアとU-NEXTで視聴することができます。どちらのサービスも見放題作品として配信しているため、気軽に楽しめます。本編とあわせて視聴したい方は、これらの配信サービスをチェックしてみてください。