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闘神機ジーズフレーム
| 放送年 | 2021年 |
|---|---|
| フォーマット | ONA |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | Seven Stone Entertainment |
21世紀末、「DGエネルギー」という新エネルギーが発見され、人類は経済革命を遂行し、宇宙進出を実現した。しかし、冥王星への初期遠征隊が正体不明の巨大生命体「ネルガル」に襲撃される。地球同盟軍は古代ロボットを用いた「AGユニット」を開発し、反撃を試みる。
作品概要・あらすじ
あらすじ
21世紀末、謎のエネルギー「DGエネルギー」の発見により、人類は経済的な革命を遂げ、宇宙進出を果たした。しかし、夢の一歩として送り込まれた冥王星への初期遠征隊が、正体不明の巨大生命体「ネルガル」に突如として壊滅させられる。絶体絶命の危機に立たされた地球同盟軍は、古代から存在する謎のロボット技術を応用した「AGユニット」を開発。パイロットたちはこの機体を駆り、迫りくるネルガルへの反撃作戦に挑む。
みどころ・魅力
① 古代ロボット×SF設定が生む重厚な世界観
DGエネルギーという新エネルギーを軸に、宇宙進出・異星生命体との戦争という骨太なSF設定が展開される。単なるロボットアクションにとどまらず、古代技術とテクノロジーが融合した「AGユニット」の謎が物語に深みを与えており、SF好きにも響く作品となっている。
② スピード感あふれる宇宙空間でのメカバトル
広大な宇宙を舞台に繰り広げられるネルガルとの戦闘シーンは、ONA作品ながら迫力あるアクション描写が見どころ。機動力の高いAGユニットが巨大生命体と激突するシーンは視覚的な満足度が高く、メカアクションファンが楽しめる場面が随所に盛り込まれている。
③ 正体不明の敵「ネルガル」が生む緊張感
単なる悪役として描かれるのではなく、その正体や目的が謎に包まれた「ネルガル」の存在が、作品全体に独特の緊張感をもたらしている。なぜ人類を襲うのか、その背景への期待感が視聴者を引きつけ、続きを追いたくなる推進力になっている。
キャスト・声優一覧


















スタッフ
| シリーズ構成 | ヤマサキオサム |
|---|---|
| 原案キャラデザ | |
| キャラクターデザイン | 沈霏 |
| 音楽 | 成田旬 |
| 音響監督 | ひらさわひさよし |
| OP | 空白ごっこ「天」 |
| ED | 水橋舞「Galactic Wind」 |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
タイトルだけ見て「ああ、ロボットもの」と思って積んでいた。ONA2021年というのもあって、正直なところ「ちょっとどうだろうな」という気持ちで再生ボタンを押した。冥王星に謎の生命体、古代ロボットを使ったAGユニット、女性パイロットたち——要素を並べると既視感があるようで、なぜかうまく既存の作品と重ならない。それが最初から「謎の作品」と感じた理由だと思う。1周目はとにかく設定を追うのに必死で、世界観の吸収で終わった。2周目に見直したとき、高橋李依の芝居の抑制具合とか、石原夏織が声でつくっている「外部からやってきた人間」の微妙なよそよそしさが、ちゃんと乗っていることに気づいた。
「守る側」に選ばれた者の孤独、そしてその重さを引き受けていく話
表面上は「人類vs謎の巨大生命体」という構造なのだが、この作品が繰り返し問いかけているのは「なぜ彼女たちが戦わなければならないのか」という一点に収束していく。21世紀末、DGエネルギーによって宇宙進出を果たした人類が、冥王星でネルガルと接触する。AGユニットを操れるのが特定の素質を持った人間だけ、というのはロボットものの王道設定だが、ここでのポイントは「選ばれた側の合意」が薄いことだ。
南宮麗香と麗雨の姉妹という構図が面白くて、高橋李依と竹達彩奈というキャスティングはそれぞれの「声の重力」がまったく違う。高橋李依の麗香には芯があって、どこか追い詰められながら前を向いているような硬さがある。対して竹達彩奈の麗雨は、その硬さと対になるような柔らかさを持ちながら、でも内側に譲れないものがある。この2人が同じ姉妹として戦場に立っているという事実の重さを、声の対比だけでいやというほど伝えてくる。単なるバディものとして消費できないのはここのせいだ。
ONA作品としての映像は、TVアニメとは異なるラインで作られていて、密度とリズムの作り方が特有だ。尺の制約の中で設定を詰め込みすぎている部分があるのは否定できないが、それがかえって「この世界にはまだ語られていないことが山ほどある」という感触を生んでいる。謎の作品と呼んだのは揶揄じゃなくて、見終わった後に「これは何だったんだろう」という問いがしばらく残る、そういう種類の作品だということだ。
洲崎綾のルナ・マリアノ・ペレス・ルピアノは、その長い名前とキャラクター自体の距離感が面白くて、洲崎綾が持つ「声の距離感の操作」がここでうまく機能している場面がある。近いようで遠い、みたいなトーン。五十嵐裕美のアルヘナは「声優と夜あそびMC」という顔を持つ人がこういう役をやっているギャップがありつつ、ちゃんと作品の中に収まっていた。全体として、出演者の芝居だけを追っていても意外と見どころがある。
特に刺さったシーン
序盤の初出撃シーン。麗香が初めてAGユニットに搭乗して、ネルガルと対峙するところ。高橋李依の声が「準備はできていないが、やるしかない」という感情を、声量を上げずに表現していたのが印象に残っている。叫ばない演技の方が怖いというのは、こういうシーンで痛感する。宇宙空間の静寂と、AGユニットの駆動音のコントラストが映像として面白くて、ここだけ何度か巻き戻した。
もうひとつ挙げるなら、麗香と麗雨が互いの選択について話す場面。高橋李依と竹達彩奈の掛け合いは、この2人ならではの「声の噛み合い方」があって、言葉より先に感情が伝わってくる瞬間がある。石原夏織のジョティスが絡んでくることで三者の関係性が一気に複雑になる中盤以降の展開——正直、もう少し尺があれば化けたと思う作品ではある。そこだけが惜しい。
読んで見たくなったら——『闘神機ジーズフレーム』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 高橋李依・竹達彩奈・石原夏織のファンで、芝居をちゃんと聴きたい人
- ONA特有の「世界観が詰め込まれた尺感」を楽しめる人
- 女性パイロット×ロボットという組み合わせが好きな人
- 設定が謎のままでも最後まで見続けられる人
- 2021年のロボットアニメを掘りたい気持ちがある人
合わない人
- 設定の説明が丁寧に行われることを期待している人
- バトル作画のクオリティをTVアニメ基準で評価したい人
- 1周目で全部わかる話を求めている人
- キャラクターの関係性をゆっくり育てていく展開を求めている人
次に見るなら
女性パイロットとロボット、宇宙の脅威という構造が好きなら蒼穹のファフナーを。こちらはTVアニメで尺も十分あり、選ばれた側の重さをとことんまで描いた作品。ジーズフレームで感じた「もっとキャラクターを掘り下げてほしかった」という部分を、こちらで補完できる。
ONA作品でロボット×SF×少数精鋭という空気感が好みならOBSOLETEも試してほしい。ONA特有の構造への慣れがあると入りやすく、世界観の構築の仕方がジーズフレームとは違うアプローチで、比較すると発見がある。
声優の芝居を中心に楽しんだ人にはヴァイオレット・エヴァーガーデンを。石原夏織が出演しており、作品全体の映像クオリティとキャスト陣の芝居が高水準で揃っている。ONA作品との映像密度の違いも、見比べると面白い。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『闘神機ジーズフレーム』は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Huluの4サービスで視聴できます。いずれも月額サブスクリプション内で視聴可能ですので、すでに加入中のサービスからすぐに視聴を始められます。まずは各サービスの無料トライアルを活用してみるのもおすすめです。
