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けものフレンズ 12.1話「ばすてき」
| 放送年 | 2017年 |
|---|---|
| フォーマット | ONA |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | ゲーム |
フクロウ、アライグマ、フェネックが新しいバスを探す物語。
作品概要・あらすじ
あらすじ
「けものフレンズ」本編の後日談として公開されたスピンオフONA。ジャパリパークを舞台に、アライグマとフェネック、そしてフクロウ博士が活躍する。ふたりのアライ組がなんとも頼りなく、しかしどこか憎めないキャラクターを発揮しながら、新しいバスを手に入れるべく奮走する姿をコミカルに描く。本編ファンにはたまらないサービス回であり、短編ながらフレンズたちの個性が存分に味わえる一本となっている。
みどころ・魅力
① アライ組の抜群のコンビネーション
アライグマとフェネックの掛け合いはこのスピンオフの最大の見どころ。テンポの良いボケとツッコミが小気味よく続き、短い尺のなかで笑いが凝縮されている。本編でもおなじみのふたりの息の合ったやりとりが、よりクローズアップされた形で堪能できる。
② フクロウ博士の意外な一面
普段は知識豊富な頼れる存在として登場するフクロウ博士が、本作では少し違った表情を見せる。博識ゆえのこだわりと、フレンズならではの純粋さが入り混じった言動が微笑ましく、改めてキャラクターの奥行きを感じさせてくれる。
③ 短編ならではのテンポ感とファンサービス
ONAという形式を活かした凝縮感あるストーリー構成が光る。本編を知っているファンほど細かな描写にニヤリとできる要素が随所に散りばめられており、サクッと楽しめる短尺ながら満足度は高い。初見でも楽しめるが、本編視聴後に観るとより一層楽しめる作品だ。
キャスト・声優一覧








スタッフ
| 原案キャラデザ | 吉崎観音 |
|---|---|
| 音響監督 | 阿部信行 |
関連作品
アニメ
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「12.1話」というタイトルを見て、一瞬思考が止まる。12話で終わった作品に12.1話があるって、そういうことか。特別回でいいじゃんと思いながら、でも再生した。
本編12話の余韻がまだ頭にある状態で見始めると、この話の立ち位置がすんなり入ってくる。アライグマとフェネックとフクロウが新しいバスを探すという、聞けば「それだけ?」という内容なのだが、見終わるとちゃんとしたエピソードになっている。不思議な話だ。
2回目に見たときは、三上枝織が声を当てているアフリカオオコノハズクのセリフ回しに耳を傾けながら見た。1回目はストーリーを追うことに気を取られていたが、2回目では各フレンズの掛け合いが主成分であることに気づく。バスより会話が目的の話だと思った。
「終わった世界」が終わっていない、という静かな確認作業
けものフレンズ12話を見て「終わった」と思った人間は多いはずで、12.1話はそういう人たちへの、ある種の反論として機能している。反論といっても声高ではなく、ただ淡々と「まだここで生きてるよ」と言い続けるような構造になっている。
バスを探すという行為は、要するに次の移動手段を探す話だ。目的地はない。どこかに行くためではなく、どこかへ行ける状態を整えようとしている。この設定の意図は単純ではないと思っていて、「旅が続くことそのもの」を肯定するための物語として読める。
本編が終わったあと、ジャパリパークの住人たちがどうしているかを視聴者は気にする。12.1話はその問いに対して「こういうことをしてます」と答える回でも「感動的な後日談」を見せる回でもなく、ただ通常運転の一幕を提供する。これが正解だと思う。劇的な余韻に乗っかって大きな話をしようとしなかったことが、この話の正直なところだ。
フレンズたちにとって、バスを探すことも、おしゃべりをすることも、等しく「日常」の一部だ。視聴者側が「特別回」として構えて見始めると、何も起きないように感じるかもしれない。でも何も起きないことがこの回の内容であって、その「何も起きなさ」を20分かけてていねいに作っている点において、普通の番外編とは一線を画している。
コメディの形を借りた「現状確認」、あるいは「世界の持続宣言」。そういう読み方をすると、12.1話というナンバリングの奇妙さにも理由があるように感じられてくる。終わりの後に挿入された「0.1」は、物語の時間軸が終わっていないことの記号として機能している。
特に刺さったシーン
アフリカオオコノハズクが話に加わってくるあたりの空気感が好きだった。三上枝織の声は、飄々とした知識人キャラをやらせたときの間の取り方が上手くて、このキャラクターにも同じ匙加減が効いている。テンポが一段落ちるところで入ってくる声のトーンが、コメディとして場を引き締めつつ、ほどよく脱力させる。声優と夜あそびでのMC仕事で見せるあのペースが、フレンズの世界に収まるとこうなるんだという発見があった。
アライグマとフェネックのやり取りはお馴染みのテンポだが、そこに別の声色が入ったときの変化が面白い。本編を見ていれば「この二人のペースに誰かが混じるとこうなるんだ」という発見があって、そこが12.1話の収穫の一つだと思っている。
バスを見つける過程よりも、見つけるまでの道中の会話が面白い作りになっていて、終わってから「何があったっけ」と振り返ると意外とエピソードとして密度がある。見ながらは気づかないが、振り返ると充実しているタイプの話だった。
読んで見たくなったら——『けものフレンズ 12.1話「ばすてき」』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- けものフレンズ本編12話を見て余韻に浸りたい気持ちがある人
- 「何も起きないけどキャラクターが喋ってれば満足」という視聴スタイルの人
- 三上枝織の声を別のキャラクターで聞いてみたかった人
- アライグマとフェネックのコンビをもう少し見ていたい人
- 本編後の世界を劇的に描かずふわっと見せてほしかった人
合わない人
- 本編を見ていない状態で単体で見ようとしている人
- 12話の感動を引き継いだ「大きな話」を期待している人
- 20分で何かしらのドラマが起きることを求めている人
- けものフレンズの世界観・キャラクターにそもそもあまり乗れていない人
次に見るなら
「本編の余韻を静かに引き延ばしてくれる」という体験を別の作品でも求めるなら、けものフレンズ2がある。賛否ある続編ではあるが、フレンズたちの日常がどう描かれているかを確認する意味では見る価値がある。本編との空気感の違いを比べる見方をすると、どちらが自分に合っているかがはっきりわかる。
日常系のゆるいコメディとしての文脈で見ていたなら、ゆるキャン△が近い。何かを達成するよりも、その過程の会話と空気を楽しむ設計の作品で、テンポとの相性が12.1話と共鳴する部分がある。キャンプという目的より、道中の会話が主成分という点でも似ている。
擬人化キャラクターたちのゆるい掛け合いが好きで見ていたなら、アグレッシブ烈子も候補に入る。Netflixオリジナルで映像品質も高く、テンポ重視のコメディとしての完成度が高い。けものフレンズとはアプローチが違うが、「キャラクターを見る」ための作品という括りでは繋がっている。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ | |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
「けものフレンズ 12.1話『ばすてき』」は現在、dアニメストア・Netflix・Huluの3サービスで視聴できます。いずれも月額サブスクリプションで配信されており、各サービスの無料トライアルを利用すれば初見でも気軽に試せます。本編と合わせて視聴することで、よりいっそう楽しめる一本です。




