宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟

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2014宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟

宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟

★ 3.6 / 5.0アクションドラマSF
放送年2014年
フォーマット劇場版
話数1話
原作オリジナル
制作Xebec

本文 新兵器が出現し、ガミラス艦隊は海から消滅する。一方、ヤマトは大マゼラン雲を離れ、銀河系への帰路についていた。航海中、ゴラン・ダガム司令下のガトランティス戦士艦隊に襲撃される。ダガムは「ヤマテー」を自分の獲物だと主張する。古代進艦長が艦の引き渡しを拒否すると、ヤマトは全力で逃走を開始する。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

大マゼラン雲での任務を終えたヤマトは、地球への帰路につく。しかし航行中、謎の新兵器によってガミラス艦隊が壊滅。その混乱の中、ヤマトはゴラン・ダガム司令率いるガトランティス戦士艦隊の奇襲を受ける。ダガムはヤマトを「自らの獲物」と宣言し引き渡しを要求するが、古代進はこれを拒否。圧倒的戦力を誇る敵艦隊を前に、ヤマトは生き残りをかけた逃走と反撃に挑む。

みどころ・魅力

① 劇場版ならではの圧倒的なスケール感と映像美

テレビシリーズ「宇宙戦艦ヤマト2199」の世界観をそのままに、劇場版として大幅にクオリティアップされた作画と音響で描かれる宇宙戦闘は圧巻。大スクリーンを意識した壮大な構図と緻密なディテールが、作品の没入感を大きく高めている。

② 新たな脅威「ガトランティス」の初登場

本作で初めて登場するガトランティスは、後のシリーズで中心的な敵となる勢力。その圧倒的な武力と独特の戦闘スタイルは、ヤマト乗組員たちに新たな試練をもたらす。シリーズファンには見逃せない重要な伏線となっている。

③ キャラクターの絆と人間ドラマの深み

激戦の中で描かれる乗組員たちの信頼と葛藤。古代進をはじめとするキャラクターたちが極限状況でいかに判断し、行動するかが丁寧に描かれており、アクションだけでなく人間ドラマとしての充実度も高い。

キャスト・声優一覧

フォムト・バーガー
フォムト・バーガー
メイン
›
諏訪部順一
古代進
古代進
メイン
›
小野大輔
桐生美影
桐生美影
メイン
›
中村繪里子
沖田十三
沖田十三
サブ
›
菅生隆之
斎藤始
斎藤始
サブ
›
東地宏樹
ヴァンス・バーレン
ヴァンス・バーレン
サブ
›
ふくまつ進紗
山本玲
山本玲
サブ
›
田中理恵
山崎奨
山崎奨
サブ
›
土田大
新見薫
新見薫
サブ
›
久川綾
市川純
市川純
サブ
›
藤田咲
相原義一
相原義一
サブ
›
國分和人
ネレディア・リッケ
ネレディア・リッケ
サブ
›
園崎未恵

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スタッフ

監督出渕裕
キャラクターデザイン結城信輝
音楽宮川彬良
美術監督谷岡善王
OP葉加瀬太郎「宇宙戦艦ヤマト2199」
EDAyaka Hirahara, Akira Miyagawa「Great Harmony: For Yamato 2199」

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感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

ヤマト2199は、本編テレビシリーズより先にこっちを見た。「劇場版から入ると本編の楽しみが削られる」という意見と、「劇場版の方が入りやすい」という意見が半々だったので、えいやで劇場版を選んだのが正直なところ。

で、見てみると——思ってたよりずっとちゃんとした単品映画だった。ガミラスとの和解を経て帰路についたヤマトが、今度はガトランティスという別の勢力に絡まれる。テレビシリーズを1話も見ていなくても「大雑把な経緯」は開幕10分で掴めるし、そのあとはひたすら宇宙でのサバイバル劇として機能している。

2回目に見たとき気づいたのは、テレビシリーズの文脈を知った上だと全然違う顔をするということ。特にガトランティスの描かれ方——彼らが「次の雑魚敵」ではなく、独自の文化と誇りを持つ存在として丁寧に扱われていることが、1回目より重く感じた。

「撃て」ではなく「逃げろ」を選んだ艦の、それでいい話

宇宙戦艦モノというジャンルは基本的に「戦う」話だ。それは避けられない前提だし、ヤマトという作品はその象徴みたいな存在でもある。だが『星巡る方舟』が面白いのは、ヤマトが終始「逃げている」という点にある。

ガトランティスの司令官ゴラン・ダガムは、ヤマトを「獲物」と見なしている。これは侵略でも殲滅命令でもなく、「狩り」だ。彼にとってヤマトは戦利品であり、同時に自分の強さを証明する道具でもある。だから古代進が艦の引き渡しを拒否したとき、ダガムは怒るのではなく、むしろ喜ぶ。逃げる獲物の方が狩りとして価値があるから。

この構図が面白いのは、ヤマト側の「逃げ」が単なる臆病として描かれていないからだ。乗組員の命を守るため、任務を全うするため——それは責任ある判断として積み上げられている。小野大輔が演じる古代進の声に、そのギリギリの判断が乗っている。怒鳴らない、叫ばない。静かに「全速前進」と言うだけなのに、それが重い。声の抑制がそのままキャラクターの「覚悟」に見える瞬間というのがある。

一方のガトランティス側は、「強さと誇り」を至上とする文化の体現者として描かれる。彼らは野蛮ではなく、ただ価値観の軸が根本的に違う。その異質さが、ヤマトとの接触によって少しずつ揺らいでいく様子が、戦闘シーンの合間に静かに挟まれている。諏訪部順一が関わるキャスト陣の演技が、ガトランティスという存在に「文明の重み」を与えていて、単なる敵役に収まっていない。

「逃げることの哲学」なんて書くと大げさだが、この映画は確かにそういうことを問いかけてくる。勝ち負けではなく、何のために戦い、何のために逃げ、何を守るのかという問いが、SF的な宇宙スペクタクルの皮をかぶって出てくる。劇場で見ていると、宇宙の静寂と轟く艦砲射撃の落差が体で感じられて、その問いがより直接的に刺さってくる。音響の物量が、テーマの重さと比例している感じがした。

特に刺さったシーン

終盤、ガトランティス艦隊との距離が詰まる一連のシーケンスは、映画館の音響で体験すると段違いだった。低音の艦砲音が椅子ごと揺れる感じ——あれはスクリーンでないと半分も伝わらない。画面サイズも含めて、あの包囲感はホームシアターでは再現できない体験だと思う。

ただ純粋に「刺さった」という意味では、ダガムがヤマトに対して一種の「認めた」後の沈黙の方が印象に残っている。勝ち負けの話ではなく、異なる価値観を持つ存在同士が接触したときに生まれる、ある種の敬意のような感覚。戦争モノにしては珍しい余韻の切り方だと思った。

田中理恵演じる山本玲と、久川綾の新見薫それぞれの「戦場での立ち居振る舞い」の違いも地味に好きなポイントで、同じヤマトの乗組員でも判断基準がキャラクターによって微妙にずれていて、そのずれが会話のテンポに出ている。声優の間の取り方で、キャラクターの迷いや性格が透けて見える瞬間があった。東地宏樹の斎藤は、無口な分だけ動いたときの重量感が際立っていた。

読んで見たくなったら——『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 宇宙戦艦ヤマト2199本編が気になっているが26話は長いと感じている人(入口として機能する)
  • 「敵にも文化と誇りがある」SF的世界観が好きな人
  • 逃げながら考える系の、じりじりした緊張感のある戦闘シーンが好きな人
  • 小野大輔・諏訪部順一の演技を音響の良い環境で浴びたい人
  • 90分前後でまとまった宇宙オペラとして気分転換したいとき

合わない人

  • 本編のキャラクター掘り下げをある程度期待している人(劇場版スケールの話なのでそこは薄い)
  • 「宇宙でひたすら戦う」より人間ドラマの密度を求める人
  • ガトランティスという新勢力の背景をじっくり知りたい人(本作では深くは語られない)
  • CGと手描きの混在アニメーションが気になるタイプ

次に見るなら

本作が気に入ったなら、まず宇宙戦艦ヤマト2199(テレビシリーズ)に戻るのが正解。劇場版で顔見知りになったキャラクターたちの「ガミラスとの戦い」という本筋が、全26話かけて丁寧に描かれている。本作より重く、より感情的な見応えがある。dアニメストア・U-NEXTで配信中。

機動戦士ガンダム 第08MS小隊は宇宙ではなく地上戦だが、「限られたリソースで生き延びようとする緊張感」と「敵にも事情がある」という構造が共通している。ヤマトの逃げながら判断する感じが好きだったなら引っかかるはず。

銀河英雄伝説(2018年版)は宇宙戦争を「戦略と哲学」で描く方向性の作品。本作よりずっとセリフが多く思想的だが、ガトランティスの「誇りの価値観」に興味を持ったなら、その問いをより正面から扱った作品として対になる。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+
『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』は、dアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Huluの4サービスで配信中です。主要な動画配信サービスで幅広く視聴できるため、普段使いのサービスからすぐにお楽しみいただけます。テレビシリーズ「2199」と合わせて一気に視聴するのがおすすめです。

よくある質問

Q. テレビシリーズ「宇宙戦艦ヤマト2199」を見ていなくても楽しめますか?
A. テレビシリーズの続きとなる作品のため、事前に「宇宙戦艦ヤマト2199」全26話を視聴しておくと登場人物や世界観をスムーズに理解できます。単体でも楽しめますが、シリーズを通して視聴するとより深く作品を味わえます。
Q. 上映時間はどのくらいですか?
A. 本作の上映時間は約120分です。劇場版として独立したストーリーが展開されるため、テレビシリーズを見終えた後の”続き”として気軽に視聴いただけます。
Q. ガトランティスはどのような敵ですか?
A. ガトランティスは本作で初めて登場する新たな敵勢力で、圧倒的な戦闘力を持つ戦士たちが率いる艦隊です。後の「ヤマト2202」でも中心的な敵として登場するため、本作はその初登場作品として重要な位置づけにあります。
Q. どの配信サービスで見るのがおすすめですか?
A. dアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Huluのいずれでも視聴可能です。テレビシリーズ「ヤマト2199」も合わせて配信しているサービスが多いため、まとめて視聴したい場合は加入済みのサービスでラインナップを確認してみてください。

まとめ

『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』は、dアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Huluの4サービスで配信中です。主要な動画配信サービスで幅広く視聴できるため、普段使いのサービスからすぐにお楽しみいただけます。テレビシリーズ「2199」と合わせて一気に視聴するのがおすすめです。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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