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UNDER THE DOG アンシアちゃん
| 放送年 | 2015年 |
|---|---|
| フォーマット | ONA |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | オリジナル |
「Under the Dog」は、クラウドファンディングを通じた独立系アニメプロジェクト。Kickstarter キャンペーン開始から1周年を記念して、サプライズスペシャルが制作された。このプロジェクトは、従来のアニメ制作体制に依存せず、ファンからの直接支援により実現した意欲的な作品となっている。
作品概要・あらすじ
あらすじ
2014年にKickstarterで資金調達を成功させた独立系アニメプロジェクト「Under the Dog」。その始動から1周年を記念して制作されたサプライズスペシャルが本作です。従来のアニメ制作会社に依存せず、世界中のファンからの直接支援によって実現したこのプロジェクトは、クラウドファンディングによるアニメ制作の新たな可能性を示した意欲的な短編作品となっています。みどころ・魅力
① ファンの熱意が動かしたクラウドファンディングアニメ
Kickstarterを通じてファンから直接資金を集めて制作された独立系プロジェクト。大手スタジオの商業ラインに乗らずとも、世界中の支持者の力でアニメが生まれるという新しいモデルを体現した作品です。その制作背景自体が本作の大きな魅力のひとつです。② アクションとコメディを融合させた独自の世界観
ジャンルはアクションとコメディのミックス。シリアスな緊張感とコミカルな展開が同居するバランスは、本編「Under the Dog」のトーンを踏襲しつつも、周年記念スペシャルならではの軽やかさが加わっています。短編ながら密度の高い内容が楽しめます。③ 支援者への感謝を込めた周年記念スペシャル
キャンペーン開始から1年という節目にサプライズとして届けられた本作は、プロジェクトを支えたファンへの感謝の意が込められています。通常の商業アニメにはない、作り手とファンとの距離の近さが感じられる特別な一本です。キャスト・声優一覧

感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
UNDER THE DOGのKickstarterを支援していたわけでも、当時リアルタイムで追っていたわけでもない。後から「クラウドファンディングで作られた独立系アニメ」という情報を拾って、本編を探しているうちにこっちのサプライズ短編を先に見てしまった、という順番になった。
最初は「本編の販促用PVみたいなやつか」と思って再生したら、思ったよりちゃんとキャラが動いていて、それなりに笑った。アンシアというキャラクターの雰囲気を掴むには十分な尺で、「これは本編も見たいな」と思わせる機能は果たしていた。2回目に見たとき気づいたのは、笑わせようとしている部分の作り方がわりと丁寧だということ。1分か2分の短編でコメディをやるのは難易度が高い。テンポで誤魔化しているだけじゃない。
ただ本編を見に行ったら、あれは……まだ続きが来ていない。2015年にこの短編が出て、2016年に本編1話が出て、それきり。アンシアちゃんだけが今も元気に完結している状態になっている。
「支援者へのご褒美」が持つ、奇妙な誠実さ
この短編を「作品」として正面から語るのは少し難しい。尺が短すぎるし、ストーリーとしての起承転結もほぼない。でも、Kickstarterキャンペーン1周年を記念して支援者に向けて作られたサプライズ映像、という文脈を外して語るのも違う気がする。
クラウドファンディングで作られたアニメというのは、制作サイドとファンの距離が異常に近い。TVアニメで視聴者が「出資者」になることはないが、ここでは文字通りそうなっている。支援者はリターンとしてグッズや映像を受け取るが、このアンシアちゃんショートはリターン品というよりも「ありがとうのてがみ」に近い質感がある。キャラクターを動かして笑わせて、「あなたたちが支えてくれているこの子、ちゃんと生きてますよ」と見せるための映像。
ここで面白いのは、そういう「義理で作りました」感が驚くほど薄いところだ。短いなりに作画はきちんとしているし、演技も力が入っている。独立系プロジェクトが義務感で作ったサービス映像にありがちな、どことなく投げやりな仕上がりになっていない。これは小さなことのようで、プロジェクトの姿勢がよく出ていると思う。
本編が止まってしまっている今、この短編だけが「UNDER THE DOG」の中で唯一完結した映像作品になってしまっているのは皮肉だが、だからこそ余計にこの誠実さが目に入る。完成しなかった本編の代わりに、この2分が残っている。
特に刺さったシーン
アンシアがいかにも「私、日常的にヤバいことやってます」という顔をして平然としている場面の間の取り方が好きだった。コメディ的な誇張を入れつつ、でもキャラクターの芯にある部分——日常と非日常の境界線がほぼない人間、という設定——がちゃんと滲んでいる。声優の演技がその絶妙なラインを保つのに貢献していて、大げさにやりすぎず、かといって淡泊すぎない。短い尺の中でそれをやれているのは地味に難しいことだ。
全体を通して「かわいい」と「こわい」が同居しているキャラクター造形が機能しているショートで、その両方を声と絵で同時に成立させているカットがいくつかある。最初に見たときは笑って終わったが、2回目でそこの設計に気づいてから見方が変わった。笑わせることに徹しているようで、キャラクターの本質も一緒に見せようとしている。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- UNDER THE DOGのKickstarterを支援していた、またはプロジェクトの背景を知っている人
- クラウドファンディング発のアニメという形式自体に興味がある人
- 「かわいいキャラが実は物騒」という組み合わせが好きな人
- 短編アニメを気軽に楽しめる人・2〜3分のコンテンツに免疫がある人
- 本編UNDER THE DOGを見て「もっとアンシアを見たかった」と思った人
合わない人
- ちゃんとした起承転結のあるストーリーを求めている人
- 本編の続きを期待して見ると肩透かしを食う(これは本編ではない)
- 現在どの配信サービスでも視聴できないため、そもそもアクセスが難しい
- クラウドファンディングアニメという文脈なしに見ると「なんでこれが存在するのか」が伝わりにくい
次に見るなら
クラウドファンディング発の独立系アニメという文脈で、同じ空気を持つ作品を探すならインフェルノコップを勧める。こちらも低予算・短編・実験的という要素を持ちながら、ちゃんとキャラクターで笑わせることに成功した作品。「作り方が特殊」という情報込みで楽しめる点も近い。
「日常に溶け込んでいる物騒な人間がコメディをやる」という構造が好きならエクスアームではなく(あれは別の意味で話題になりすぎた)、サクラクエスト——ではなく、ソウルイーターあたりが近いかもしれない。アクションとコメディの同居という意味で。
本編のUNDER THE DOGを未見なら、まずそちらを見てほしい。1話しか存在しないが、短編との対比でアンシアというキャラクターの「ギャップ」がより鮮明になる。UNDER THE DOG本編と合わせて見ることが、この短編の正しい楽しみ方だと思っている。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
現在、「UNDER THE DOG アンシアちゃん」は主要な動画配信サービスでの配信が確認されていません。Kickstarterの周年記念スペシャルとして制作された経緯から、視聴できる機会は限られています。公式チャンネルや関連情報を定期的にチェックしておくことをおすすめします。