ヴィンランド・サガ SEASON2

※本ページはアフィリエイト広告を含みます。

2023ヴィンランド・サガ SEASON2

ヴィンランド・サガ SEASON2

★ 4.4 / 5.0アクション冒険ドラマ
放送年2023年
フォーマットTVアニメ
話数24話
原作漫画
制作MAPPA

エイナルは父の死と英国の襲撃者による村の破壊後、再建された農場で家族と平和に暮らすことを望んでいた。しかし運命は異なる計画を持っていた。村は再び襲撃され、エイナルは無力なまま、デンマーク人の略奪者たちが彼の土地を焼き、家族を虐殺するのを目撃する。侵略者たちはエイナルを捕虜にする。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

父を失い、故郷を焼かれた青年エイナルは、再建した農場で家族と静かな暮らしを取り戻そうとしていた。しかし運命は再び牙をむく。デンマーク人の略奪者たちが村を襲い、エイナルは無力なまま家族の死を目の当たりにし、奴隷として連行される。かつて”最強の戦士”を目指したトルフィンもまた、奴隷として農場で働いていた。戦いと暴力に満ちた世界の中で、二人は「本当の戦士とは何か」を問い続ける。

みどころ・魅力

① 戦いを捨てたトルフィンの内面描写

Season1で復讐に生きたトルフィンが、奴隷として泥にまみれながら「暴力なき世界」を夢見る姿は、前作とは真逆のドラマを生む。戦わない主人公という異色の選択が、物語に深い哲学的重みをもたらす。アクションではなく”人間の変容”を描く点が本作最大の見どころだ。

② エイナルとの友情が生む感情的な厚み

境遇の異なる二人の奴隷が、互いの傷を知りながらも連帯していく過程が丁寧に描かれる。エイナルの怒りとトルフィンの静けさが対比することで、それぞれの成長がより鮮明に浮かび上がる。感情移入しやすいキャラクター設計が視聴者を最後まで引きつける。

③ 農場編が終わった後の怒涛の展開

静謐な奴隷編から一転、後半は政治的陰謀や剣客との死闘が加速する。長い「溜め」があるからこそ、アクションシーンの爆発力が際立つ。制作会社MAPPAによる圧倒的な作画クオリティとともに、テンポの変化そのものが演出として機能している。

キャスト・声優一覧

トルフィン・カルルセヴニ
トルフィン・カルルセヴニ
メイン
上村祐翔
エイナル
エイナル
メイン
武内駿輔
クヌート
クヌート
サブ
小野賢章
トルケル
トルケル
サブ
大塚明夫
レイフ
レイフ
サブ
上田燿司
アルネイズ
アルネイズ
サブ
佐古真弓
蛇
サブ
小松史法
ケティル
ケティル
サブ
手塚秀彰
トールギル
トールギル
サブ
楠大典
オルマル
オルマル
サブ
林勇
スヴェルケル
スヴェルケル
サブ
麦人
麦人
パテール
パテール
サブ
家中宏

🎁 キャラクターグッズをお探しなら METALBOX

スタッフ

監督籔田修平
シリーズ構成瀬古浩司
キャラクターデザイン阿比留隆彦
美術監督竹田悠介
OPアノニマズ「River」
OPサヴァイヴ・セッド・ザ・プロフェット「Paradox」
EDエルエムワイケー「Without Love」
EDhaju:harmonics「Ember」

関連作品

アニメ

書籍

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

OP

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

1期を見た流れで、間を置かずそのまま続けた。アシェラッドが退場したあの放心状態を引きずったまま2期に入ったので、最初はどこか他人事だった。

農場、農場、また農場。トールフィンが土を耕している。何話見ても土を耕している。1期があれだけバイキングが暴れ回る話だったのに、ここへきて農業アニメになるとは思っていなかった。序盤は正直、「これで合ってるのか」と何度も確認した。

2回目に通して見たとき、印象がほぼ逆転した。最初は「動きが少ない」と感じていたシーンが、今度は全部意味を持ち始めた。武内駿輔が演じるエイナルの感情の振れ幅——怒り、絶望、そして少しずつ芽生えてくる何か——が、農作業という反復の中に埋め込まれていることに気づいたのはそのときだ。2期の方が好き、という人が一定数いる理由がようやくわかった。俺もそっちだ。

暴力を捨てることは、暴力を振るうより難しい

2期のトールフィンがやろうとしていることは、戦わないことだ。剣を持たない。誰かを傷つけない。それだけのことに、全26話かけている。

これが退屈に見えるかどうかは見る人次第だと思う。ただ、「暴力から離脱すること」がいかに困難かを、これだけ丁寧に描いたアニメは他にほとんどない。

1期のトールフィンは復讐に生きていた。目的がある人間は、ある意味で楽だ。動いている間は、自分が何者かを問わなくていい。2期のトールフィンはその目的を失い、農奴として土を耕しながら、自分が何をしたいのかをゼロから考え直す。この「問い直し」が農作業の比喩と重なっているのが、この作品の構造的に面白いところだ。土を耕すことは、すぐに結果が出ない。蒔いた種が芽を出すまで待たなければならない。それはトールフィンが暴力の論理から離れていくプロセスそのものと同じ時間感覚を持っている。

エイナル(武内駿輔)の存在がここで効いてくる。彼はトールフィンとは対照的に、怒りと悲しみを正直に外に出す。家族を失い、土地を奪われ、それでも生きようとする姿が、無表情で土を耕すトールフィンの隣に置かれることで、両方のキャラクターの輪郭が際立つ。武内の演技は、怒りの沸点と感情が折れる寸前の微妙な揺れが特に印象的で、2回目以降に聴くと細部の処理が驚くほど丁寧だとわかる。

一方、小野賢章演じるクヌートは権力側の論理で動いている。2期のクヌートが辿る道は「理想を実現するために何かを犠牲にする」選択の積み重ねで、1期で見せた清廉さの残骸が少しずつ剥がれていく。小野賢章はその変化を台詞の語尾の重さで表現していて、同じ声が別の人格を演じているような感覚がある。深夜ラジオで見せる明るさとはまったく別の声域を使っているのが面白い。

大塚明夫のトルケルも要所で出てくる。あの声が画面に入ってくると空気が変わる。台詞の少ない場面でも存在感だけで場が成立する、というのは長年の蓄積だと思う。

これは単なる農業パートではなく、主人公が人間として再構成されていく話だ。暴力を手放すことの難しさを、剣を使わずに描いている。

特に刺さったシーン

中盤、トールフィンが悪夢から目を覚ますシーンが繰り返し挟まれる。自分が殺してきた人間の顔が出てくる夢だ。この作品はそれを派手に演出しない。静かに、短く、トールフィンが無言で横になったまま天井を見ている時間が続く。

あそこで何かが刺さった。1期では見えなかった側面が、睡眠中の数秒に集約されていた。あれだけ戦い続けてきた人間の内側に何が残っているのかを、言葉でも回想でもなく「間」で語っていた。

もう一つ、エイナルとトールフィンが言い合いをするシーン。感情をため込んでいたエイナルが一気に解放される場面で、武内駿輔の声が裏返る手前のコントロールが絶妙だった。初回は「感情的な口論」に見えていたのが、2回目では「これがエイナルにとって必要な爆発だった」とわかる構造になっている。同じ場面なのに受け取り方が変わるのは、この作品が複数回視聴を前提に作られているからだと思う。

読んで見たくなったら——『ヴィンランド・サガ SEASON2』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 1期から通しで見ていて、トールフィンというキャラクターが好きな人
  • アクションより心理描写・内省を優先できる人
  • 複数回見て発見があるタイプの視聴者
  • 「静かな作品」に価値を感じられる人
  • 労働・土地・生活というモチーフが響く人

合わない人

  • 1期のバイキングアクションを目当てに続きを見た人
  • テンポが遅い作品が苦手な人
  • 毎話大きな事件・戦闘を期待している人
  • キャラクターの内面変化の描写を「何も起きていない」と感じるタイプ

1期と2期は別の作品として構えて見たほうがいい。1期のテンションで入ると、序盤10話前後は体感速度がかなり違う。そこを越えてからが本番だと個人的には思っているが、越える前に離脱する人が出るのも理解できる。

次に見るなら

ベルセルク(1997年版)——中世的な世界観と、暴力の中に生きる人間の内面を描く作品。ヴィンランド・サガ2期が「暴力から離れようとする人間」の話なら、こちらは「暴力から離れられない人間」の話で、対比的に見ると両方の解像度が上がる。絵は古いが、それも含めて一度見てほしい。

平家物語(2022年)——静かで、美しく、喪失を丁寧に描くアニメ。派手な見せ場より人間のあり方を問う路線が好きなら間違いなく合う。ヴィンランド・サガ2期と同じ「結末を知りながら見る」感覚があり、山田尚子監督の演出が積み重なるほど効いてくる。

ゴールデンカムイ——歴史と暴力と人間の欲望を描きながら、コメディ要素でテンションを保つ構成が巧い。ヴィンランド・サガとは温度感が違うが、「歴史×アクション×人間ドラマ」の組み合わせが好きな人には次の一本として合う。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV¥550(税込)14日間6,300+
Netflix¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+
『ヴィンランド・サガ SEASON2』は、dアニメストア・U-NEXT・Amazonプライムビデオ・DMM TV・Netflix・Huluで視聴可能です。主要な動画配信サービスで広くラインナップされているため、利用中のサービスからすぐに視聴を始めることができます。Season1と合わせて一気見しやすい環境が整っています。

よくある質問

Q. ヴィンランド・サガ SEASON2はSeason1を見ていないと楽しめませんか?
A. Season1を視聴済みであることを強く推奨します。SEASON2はSeason1の結末を受けて展開するため、トルフィンの心境変化や奴隷になった経緯はSeason1の知識が前提となっています。
Q. SEASON2はアクションが少ないと聞きましたが、退屈ではないですか?
A. 前半は農場での静かな日常が続きますが、人間ドラマとして非常に密度が高く、中盤以降は激しい展開も待っています。「戦いがないからこそ伝わるもの」を楽しめる視聴者には高く評価されています。
Q. 原作漫画とストーリーは同じですか?
A. 幸村誠による原作漫画の「農場編」にほぼ忠実に制作されています。アニメオリジナルの大きな改変はなく、原作ファンも違和感なく楽しめる仕上がりです。
Q. 全何話ですか?一気見するとどのくらいかかりますか?
A. SEASON2は全24話構成です。1話あたり約24分のため、通しで視聴すると約10時間かかります。週末などまとまった時間を確保して一気見するのがおすすめです。

まとめ

『ヴィンランド・サガ SEASON2』は、dアニメストア・U-NEXT・Amazonプライムビデオ・DMM TV・Netflix・Huluで視聴可能です。主要な動画配信サービスで広くラインナップされているため、利用中のサービスからすぐに視聴を始めることができます。Season1と合わせて一気見しやすい環境が整っています。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

目次