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この世の果てで恋を唄う少女YU-NO
| 放送年 | 2019年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 26話 |
| 原作 | ビジュアルノベル |
| 制作 | feel. |
高梨拓也は、歴史家の父が最近失踪した若い学生です。夏休み中、失踪した父から奇妙な荷物と、複数の並行世界の存在について書かれた手紙を受け取ります。最初は信じていませんでしたが、やがて拓也は並行世界へアクセスできる装置を所持していることに気づきます。
作品概要・あらすじ
あらすじ
歴史学者である父が失踪した夏、大学生の拓也は行方知れずの父から奇妙な荷物と一通の手紙を受け取ります。そこに記されていたのは、いくつもの並行世界が存在するという、にわかには信じがたい内容でした。当初は半信半疑だった拓也ですが、やがて自分が世界の壁を越えて移動できる装置を手にしていることに気づきます。失踪した父の足跡、町で起こる怪事件、そして自分を取り巻く少女たち——複数の世界を行き来しながら、拓也は次第に世界の謎の核心へと近づいていきます。
みどころ・魅力
① 世界を渡り歩く本格SFアドベンチャー
本作最大の魅力は、並行世界を自在に移動できるという独特の設定です。選択や行動の違いが別の世界線を生み、拓也はそれらを横断しながら真実を探っていきます。張り巡らされた伏線が少しずつ繋がっていく構成は、SF好きにはたまらない知的な面白さに満ちています。
② 伝説的アドベンチャーゲームが原作
本作は1996年に発売され、いまなお名作として語り継がれるアドベンチャーゲームが原作です。緻密に練られたシナリオと重厚な世界観は当時から高く評価されており、その物語をアニメーションとして体験できる点が大きな見どころです。
③ 個性豊かなヒロインと二部構成の物語
各世界で出会う少女たちとのドラマも見逃せません。それぞれが抱える事情や想いが丁寧に描かれ、群像劇としての厚みを生んでいます。さらに物語は途中で大きく舞台を変え、予想を超えた展開へと突き進んでいく構成も強く印象に残ります。
キャスト・声優一覧






















スタッフ
| 監督 | 平川哲生 |
|---|---|
| キャラクターデザイン | 大塚舞 |
| 音楽 | ヨナオケイシ、エバン・コール、川村竜、髙見優 |
| OP | 亜咲花「この世の果てで恋を唄う少女」 |
| OP | 鈴木このみ「MOTHER」 |
| ED | 亜咲花「真理の鏡、剣乃ように」 |
| ED | 鈴木このみ「神の数式」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
ゲームの名前だけは、もう十何年も前から知っていた。「YU-NOはすごいらしい」という評判だけが先に届いて、でも自分でプレイすることはないまま、2019年にアニメ化のニュースを横目で見て「どうなんだろうな」と思ったきり、ずっと放置していた作品だった。で、ようやく腰を据えて見た。正直に言うと、最初の数話は情報量に溺れた。並行世界、失踪した父親、手元に転がり込んでくる謎の装置——こちらの理解が追いつく前に話がどんどん動いていく。1回目はほぼ振り落とされかけたのだけど、2回目に見返してようやく「ああ、この迷子になる感覚まで含めて拓也の体験なんだ」と腑に落ちた。第一印象と二度目で、別の作品みたいに見え方が変わったタイプだ。
セーブとロードを繰り返す少年が、取り戻せないものに気づくまで
YU-NOの中心にあるのは、世界の分岐を記録して、好きなところへ跳び戻れる装置だ。要するに作中に「セーブとロード」がそのまま物語の道具として埋め込まれている。SFのギミックとして処理することもできるんだけど、この作品が面白いのは、その装置を握った拓也が万能感を得るどころか、だんだん追い詰められていくところだと思う。やり直せるなら、間違えても怖くない——最初はそう振る舞う。気に入らない結末を見たら戻ればいい。失敗した選択は、なかったことにすればいい。ところが話が進むほど、いくつもの世界を渡り歩いた拓也の中に「どれだけ分岐をたどっても、絶対に戻せないものがある」という事実が積もっていく。失踪した父、彼を取り巻く女性たちのそれぞれの事情、そして物語の後半で拓也が背負わされるもの。並行世界をいくらでも行き来できるという設定は、裏を返せば「やり直せないこと」の輪郭を残酷なくらいくっきり浮かび上がらせる装置でもある。これは単なる並行世界もののSFというより、「全部やり直せる力を持った人間が、それでも取り戻せないものと向き合う話」なんだと思う。前半の現代編と、雰囲気がガラッと変わる後半の展開を、一本の線でつないでいるのもまさにこのテーマだ。選び直せるからこそ、選ばなかった世界の重さが効いてくる。見終わってしばらく、自分の中の「あのときこうしていれば」みたいな後悔の置きどころを、ぼんやり考えさせられた。
特に刺さったシーン
キャラの声がとにかく強い。島津澪を釘宮理恵がやっていて、強気な口調の裏にある柔らかさを、あの声の振れ幅で全部持っていく。気の強い台詞ほど、ふとした瞬間の沈み方が効く。武田絵里子の小林ゆう、波多乃神奈の内田真礼、有馬亜由美の名塚佳織と、ヒロイン陣の声の質感がそれぞれ全然違うのも嬉しくて、誰の世界線にいるのかが声だけでわかる作りになっている。個人的にいちばん刺さったのは終盤、それまで装置を握って強がっていた拓也が、もうどう跳んでも届かないところに立たされる展開だ。ここで彼が言葉に詰まる芝居を見たとき、ああ前半のあの軽口は全部このための助走だったのか、と思わず巻き戻して見返した。江口拓也の豊富秀夫みたいな脇のキャラが、要所で空気を変えてくるのも地味に効いている。
読んで見たくなったら——『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 分岐・並行世界・「あのとき選ばなかった世界」というモチーフに弱い人
- 原作ゲームの評判を知っていて、アニメではどう料理されたのか確かめたい人
- 前半と後半で雰囲気が大きく変わる構成を、振り落とされずに楽しめる人
- 声優の芝居でキャラの立ち位置を読むのが好きな人
合わない人
- 説明より先に話が動くテンポが苦手で、最初の数話で迷子になりたくない人
- 1クール強で大きな物語を駆け抜ける、その駆け足感が気になる人
- 世界観をじっくり腰を据えて積み上げてほしいタイプの人
次に見るなら
分岐とやり直しの重さが刺さったなら、まずはシュタインズ・ゲート。一度の選択を戻すために何度も世界線を跳ぶ話で、「やり直せるからこそ失えないものが見える」という痛みの構造がYU-NOと地続きだ。前半の現代編から後半でガラッと舞台が変わる落差を面白がれたならRe:ゼロから始める異世界生活。やり直しの力を抱えて異世界で消耗していく主人公の感じが近い。ループものの精神的なきつさまで含めて味わいたいならひぐらしのなく頃にもおすすめで、繰り返すたびに真相に近づいていく構成がクセになる。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』は、dアニメストアとU-NEXTで視聴することができます。アニメに特化したdアニメストアと、幅広いジャンルを扱うU-NEXTの2つのサービスで配信されているため、普段お使いのサービスに合わせて選べるのがうれしいポイントです。気になった方は、ぜひお好みの環境でチェックしてみてください。
よくある質問
まとめ
『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』は、dアニメストアとU-NEXTで視聴することができます。アニメに特化したdアニメストアと、幅広いジャンルを扱うU-NEXTの2つのサービスで配信されているため、普段お使いのサービスに合わせて選べるのがうれしいポイントです。気になった方は、ぜひお好みの環境でチェックしてみてください。
