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ぶらどらぶ
| 放送年 | 2021年 |
|---|---|
| フォーマット | ONA |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | ビジュアルノベル |
| 制作 | Drive |
三蕪美嗣は献血に夢中な高校生で、不親切な看護師がいるにもかかわらず献血センターに通い続けている。ある日、海外から来たような美しい少女に出会う。少女は蒼白で今にも倒れそうだが、突然献血センターを荒らし始める。その後、少女は意識を失う。
作品概要・あらすじ
あらすじ
献血をこよなく愛する女子高生・三蕪美嗣は、不愛想な看護師がいてもめげずに献血センターへ通い続ける日々を送っていた。そんなある日、彼女は海外からやってきたような美しい少女と出会う。少女は今にも倒れそうなほど蒼白だが、突然センター内で暴れ出し、そのまま意識を失ってしまう。実はこの少女、遠いトランシルヴァニアからやってきた本物の吸血鬼だった。血を愛する女子高生と血を求める吸血鬼——奇妙な縁で結ばれた二人による、にぎやかで型破りな共同生活が幕を開ける。みどころ・魅力
① 押井守が手がける異色のドタバタコメディ
重厚な作品で知られる押井守監督が、肩の力を抜いて贈るスラップスティックコメディ。普段のイメージとはまるで違う、勢いとナンセンスに振り切った笑いの連続が大きな見どころです。監督の新たな一面を味わえます。② 「献血マニア×吸血鬼」という奇抜な設定
血を提供したい人間と、血を欲する吸血鬼。本来なら相容れないはずの二人が同居するという発想がまず楽しい。噛み合っているようで噛み合わない掛け合いが、物語全体のユニークな魅力を生み出しています。③ テンポ抜群のギャグとにぎやかなキャラクター
個性豊かな登場人物たちが繰り広げる、テンポの良いやり取りが魅力。次々と巻き起こる騒動を軽快に描き、難しいことを考えずに笑って楽しめる一本に仕上がっています。気軽に観られる気楽さが心地よい作品です。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 西村純二 |
|---|---|
| キャラクターデザイン | 新垣一成 |
| 音楽 | 川井憲次 |
| 美術監督 | 小幡和寛 |
| 音響監督 | 若林和弘 |
| OP | LOVEBITES「Winds Of Transylvania」 |
| OP | ブライアン・ラフティン・トリオ「Where you are」 |
| ED | alan & Ayasa「赤い雨」 |
| ED | 彩沙「(新月」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
タイトルだけ見て、ずっと意味がわからなかった。ぶらどらぶ。ぶら……ドラ……ぶ? 平仮名で書かれると本当に何も伝わってこないタイトルで、ゆるいご当地キャラの名前か何かだと思っていた。再生して数分でようやく腑に落ちる。ブラッド・ラブ。血と愛。なるほどそういうことか、と声が出た。しかも作っているのがSHAFTで、おまけに押井守が監督していると知って、警戒心と好奇心が同時に立ち上がった。あの『攻殻』や『パトレイバー』で胃が重くなるような問いを投げてきた人が、献血マニアの高校生と蒼白な吸血鬼少女のドタバタを撮っている。最初は身構えて見始めたのに、気づけば肩の力が抜けていた。2回目に流したときのほうが、むしろ笑えた。
「重い人」が全力でふざけると、こうなる——肩の力が抜けた者の強さ
この作品をどう紹介するか、いまだに迷う。吸血鬼コメディ、と言ってしまえば一言で済む。でもそれだと、この企画の一番おもしろい部分が抜け落ちる。押井守という監督は、長いあいだ「答えの出ない問い」を抱えさせる作家として受け取られてきた。観終わったあとに散歩しないと消化できない、あの感じ。その人が、献血に取り憑かれた少年と血を欲しがる少女という、字面だけで完結しているようなネタを、わざわざ手間をかけて映像にしている。ここに、ただのギャグ以上の何かを感じてしまう。
掘ってみると、これは「与える人」と「奪う人」の話だと思う。主人公は献血センターに通い詰める、つまり自分の血を進んで差し出し続ける側の人間だ。一方で海の向こうから来たらしい少女は、生きるために血を必要とする、奪わずにいられない側にいる。普通ならすれ違うはずのない二人が、献血センターという奇妙な一点で交差する。需要と供給が嚙み合った瞬間の、あのバカバカしいほどの幸福。テーマと呼ぶには軽い、でも軽さを選ぶこと自体がひとつの態度なのだと、見ているうちに思えてくる。重いものを背負える人ほど、ふざけるときの振り切り方が潔い。意味を持たせないことに全力を注ぐ、その贅沢さがこの作品の芯にある。
だから単なる「巨匠の余技」では片付けたくない。これは、肩の荷を一度全部おろした人間にしか撮れない種類の軽さで、その軽さは決して薄さではない。
特に刺さったシーン
序盤、献血センターに例の少女が現れる一連の流れがいい。今にも倒れそうなほど蒼白なのに、急にセンターを荒らし始める。あの落差の作り方がSHAFTらしくて、画面の温度がふっと変わる瞬間に思わず前のめりになった。渡部マキを演じる早見沙織の声が、ここで効いてくる。普段の柔らかさを知っているぶん、低く据わったトーンに切り替わったときの不穏さが際立つ。きれいな声の人が崩れた芝居をすると、なぜこんなに怖くて笑えるんだろう。少女が意識を失って倒れ込むところまで、緊張と脱力が交互に来て、見ているこっちの呼吸が変なリズムになる。あと、不親切な看護師の存在もずるい。主人公がそれでも通い続ける理由としての「居心地の悪さ」が、妙にリアルで、ここで笑ってしまった自分がちょっと悔しかった。
読んで見たくなったら——『ぶらどらぶ』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 押井守の重い代表作を通ってきて、その人の「逆方向」が見たくなった人
- SHAFT特有の画面の間や温度差で笑える人
- 早見沙織・佐倉綾音あたりの芝居の振り幅を堪能したい声優好き
- 意味を求めず、振り切ったバカバカしさを浴びたい気分の夜がある人
合わない人
- 吸血鬼ものにシリアスな耽美やドラマを期待している人
- 話が前へ前へ進む、骨太なストーリーを求める人
- テンポの緩急やネタの密度に、明確な目的を欲しがる人
次に見るなら
吸血鬼とギャグの相性に手応えを感じたなら、吸血鬼すぐ死ぬへ。死にやすすぎる吸血鬼を巡る勢い任せのコメディで、こちらの脱力ぶらどらぶとは別ベクトルの全力さが心地いい。
SHAFTの画面づくり、あの間と切り返しが好きになったなら化物語を。会話劇と映像実験のかたまりで、超自然をまじめに遊ぶ手つきの源流が見える。
そして押井守という監督の「ふざける側」をもっと辿りたいならうる星やつらの劇場版あたり。彼のコメディ感覚の根っこが、ぶらどらぶの軽さとちゃんと地続きになっている。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ | |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
「ぶらどらぶ」は、dアニメストア、U-NEXT、Amazonプライムビデオ、DMM TV、Huluの5つのサービスで視聴できます。アニメ専門の配信から大手の総合サービスまで幅広く対応しているため、お使いの環境に合わせて選びやすい作品です。気になった方は、ふだん利用しているサービスでチェックしてみてください。
