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ヤマノススメ おもいでプレゼント
| 放送年 | 2017年 |
|---|---|
| フォーマット | OVA |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | 8-bit |
夏休み最終日、木紺葉あおばは母との時間を楽しみにしていたが、仕事でキャンセルになってしまう。気を取り直して散歩に出かけた彼女は、懐かしい風景のなかで思い出の場所を巡る。秋が深まった頃、倉上ひなたと雪村あおいは、幼い日の思い出が詰まったアルバムを眺めながら、あの日の時間を振り返っていく。
作品概要・あらすじ
あらすじ
夏休み最終日、木紺葉あおばは久しぶりに母親との時間を楽しみにしていたが、仕事の都合でキャンセルに。気落ちしつつも散歩へ出かけたあおばは、懐かしい街の風景の中で、幼い頃の思い出が詰まった場所を一つひとつ巡っていく。秋が深まった頃には、倉上ひなたと雪村あおいが色あせた写真アルバムをめくりながら、ふたりで過ごしたあの日々をしずかに振り返っていく。みどころ・魅力
① 日常の中に宿る「小さな思い出」の温かさ
本作は登山シーンよりも、日常のひとこまに焦点を当てたOVA。母との約束が崩れた悲しさをそっと受け止めながら、一人で街を歩くあおばの姿には、子どもから大人へと移り変わる時期ならではの淡い感傷が漂う。短い尺の中に感情の揺れが丁寧に描かれている。② ひなた×あおいの幼馴染コンビが見せる自然な関係性
アルバムを囲む後半パートでは、ひなたとあおいのふたりが昔を懐かしみながら語り合う姿が描かれる。セリフの少ない間や表情の変化で積み上げてきた関係性が伝わり、ファンにとっては特に刺さる場面が詰まったパートとなっている。③ 秋の情景が彩るしっとりとした空気感
夏の終わりから深まる秋へと季節が移ろう中、作品全体を包む色調や音楽のトーンが落ち着きを帯びている。日常系アニメとしての「何気ない時間が愛おしい」という感覚を余すところなく引き出した演出が、本OVAの最大の魅力のひとつ。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 山本裕介 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 山本裕介 |
| キャラクターデザイン | 松尾祐輔 |
| 美術監督 | 田尻健一 |
| 音響監督 | 山本裕介 |
| ED | 葵「おもいでクリエイターズ」 |
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書籍
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
TVシリーズを全部追いかけてきた人間にとって、このOVAは「本編の合間に差し込まれた息抜き」みたいな位置づけで来る。2017年公開。本編の補完というより、本編でちらりと触れられた記憶の断片を、もう少しだけゆっくり取り出して眺める、そういう作品だ。
最初に見たとき、正直「薄いな」とは思った。事件は起きないし、山にも登らない。あおばが母親に振られて散歩するだけ、ひなたとあおいが古いアルバムをめくるだけ。なのに2回目を見たら、その「だけ」の部分が残った。特別なことが何も起きない夏の終わりと秋の入り口、その空気の質感みたいなものが、ちゃんと画面から伝わってくる。
「思い出」は過去のものじゃなく、今も誰かの中に生きているという話
ヤマノススメという作品は、基本的には「山登り」の話だが、このOVAは山にほぼ関係がない。それでも違和感がないのは、本作のテーマが「山」ではなく「重なり合う時間」だと気づくから。
あおばが母親との約束をキャンセルされ、ひとりで歩き回る前半。彼女が立ち寄るのは、幼い頃に遊んだ場所だ。特別きれいな場所ではない。ただの公園、ただの小道。でもあおばにとっては、そこに記憶が重なって見える。この「場所が記憶を呼び起こす」感覚は、山岳シーンで何度も繰り返されてきたモチーフと地続きだと分かる。山頂に立つことが特別な理由は、景色だけじゃなく「あの日あそこにいた自分」との再会でもある、という話をずっとしてきた作品だから。
後半、ひなたとあおいが古いアルバムをめくるシーンはさらに直接的だ。幼い日の写真を眺めながら笑える。「これひどい顔してる」とか言いながら笑えるのは、その記憶がちゃんと今の自分と繋がっているからだ。阿澄佳奈と井口裕香のやりとりがここで光る。特別な演技ではなく、ただ自然に話しているだけの空気感。それがかえって「ああ、こういう午後あったな」という気持ちにさせる。
このOVAが本編のファン向けに作られているのは間違いない。斉藤楓(日笠陽子)がどういう存在かを知らないと彼女の出番の「重さ」が分からないし、久川綾が演じる雪村恵のセリフも、本編を見ていないと何が嬉しいのか伝わらない。でも「知っている人」にとっては、こういうOVAが一番深く刺さる。事件がないからこそ、積み重ねてきたものが静かに浮き上がる。
特に刺さったシーン
ひなたとあおいがアルバムを見ながら笑っている場面、そこから少し経って二人が黙る瞬間がある。「楽しかったね」でも「あのころに戻りたい」でもなく、ただ黙って同じページを見ている。その間がいい。
阿澄佳奈のひなたは基本的に明るく動くキャラクターで、静止しているほうが珍しい。だからこそ、その沈黙が重くなる。今も仲がいいし、これからも一緒にいる。それが分かった上で、それでも「あの日」は戻らないという感覚が、ここに全部入っている。
派手なシーンでも感動的な音楽が流れるわけでもない。それでも2回目を見たとき、初めてここで手が止まった。小倉唯のここなが後半に絡んでくる場面も含めて、「何も起きないのに引っかかる」という感触が最後まで続く作品だった。
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この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- ヤマノススメ本編(TVシリーズ)を全部見てきたファン
- 「何も起きないけど雰囲気が好き」な日常系に慣れている人
- 秋の午後とか、古いアルバムとか、そういうものに弱い人
- 声と間のやりとりだけで30分楽しめる人
合わない人
- 本編未視聴。このOVAだけ見ても人物関係がほぼ入ってこない
- 山登りシーンや達成感を期待している人(今作に登山はない)
- 「OVAらしい特別展開」や「本編では描けなかった大きな動き」を求めている人
次に見るなら
ヤマノススメ(TVシリーズ各シーズン)は言うまでもなく。このOVAをすでに見ているなら本編に戻るか次のシーズンへ。OVAの記憶が本編のどこと繋がっているか確かめながら見ると、また違う見方ができる。
のんのんびよりは、「何も起きない日常のなかに確かに流れている時間」を描く点でかなり近い。田舎の四季が舞台で、山岳×自然という感触とも相性がいい。のんびり見たい夜に向いている。
たまゆらシリーズも、記憶と場所と写真というモチーフが重なる。「過去との向き合い方」がもう少し前面に出るが、日常系の空気は近い。OVAや劇場版も含めて長く付き合える。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ | |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『ヤマノススメ おもいでプレゼント』は、dアニメストア・U-NEXT・DMM TVの3サービスで現在視聴できます。いずれも月額サブスクの対象作品ですので、すでに加入中のサービスがあればすぐに無料で楽しめます。まずはお手持ちのサービスから気軽にチェックしてみてください。







