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2020

イエスかノーか半分か
★ 3.5 / 5.0ラブコメ
| 放送年 | 2020年 |
|---|---|
| フォーマット | 劇場版 |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | ライトノベル |
| 制作 | Lesprit |
人気若手キャスターの国枝圭は、二つの顔を持つ。公では完璧な王子だが、内面は口汚く他者を「無能」と罵る。ある日、素の姿を見せた彼は、最近インタビューした美術家・都築潮と再会する。潮は、圭の本性に気づいていないようだが…
目次
作品概要・あらすじ
あらすじ
人気若手キャスターの国枝圭は、二つの顔を持っていた。テレビの前では誰もが憧れる完璧な「王子様」だが、その素顔は口が悪く、気に入らない相手を「無能」と切り捨てる毒舌家。ある夜、酔って素の自分をさらけ出してしまった圭は、偶然居合わせた美術家・都築潮と出会う。実は潮は、以前圭がインタビューした相手だった。だが潮は、目の前の毒舌な男があの王子様キャスターだとは気づいていない様子で…。正反対の二つの顔の間で揺れる圭と、まっすぐな潮。二人の距離が少しずつ縮まっていく、不器用で甘い恋の物語。みどころ・魅力
① 「完璧な王子様」と「毒舌な素顔」の強烈なギャップ
主人公・国枝圭の最大の魅力は、その振れ幅の大きさ。画面の中の爽やかなキャスターと、本音を吐き出す毒舌な素顔のギャップが物語に強い引力を生む。二面性を抱えた彼が少しずつ心を開いていく過程が、本作の核となる見どころです。② すれ違いから生まれる甘くもどかしい関係
潮が圭の正体に気づいていないという設定が、二人の関係に絶妙な緊張感を与える。本音と建前、正体を隠す焦りと近づきたい気持ちが交錯し、王道ラブコメならではのもどかしさと胸キュンを存分に味わえます。③ 劇場版ならではの丁寧な感情描写
劇場アニメとして作られた本作は、繊細な表情や「間」の演出に力が入っている。原作の魅力である心の機微を、美しい作画と落ち着いた色彩で描き出し、キャラクターの感情の揺れがじっくりと伝わってくる仕上がりです。キャスト・声優一覧

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スタッフ
| 監督 | 高田真宏 |
|---|---|
| 原作 | 一穂ミチ |
| 原案キャラデザ | 竹美家らら |
| キャラクターデザイン | 大和田彩乃 |
| 音楽 | 長谷川智樹 |
| 音響監督 | 阿部信行 |
| ED | 国枝圭「世界とかくれんぼ」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
最初は「BLものか」くらいの軽い気持ちで再生した。引っかかっていたのはタイトルの「半分」のほうで、イエスでもノーでもない、その中途半端に名前をつけた誰かの話なんだろうな、と勝手に身構えていた。蓋を開けたら、テレビの中では完璧な王子、カメラが止まった瞬間に口が悪くなる男の話だった。最初の数分で「これは顔の使い分けの話だ」と早合点したんだけど、二度目に見て気づいたのは、彼が悪態をついているときのほうがよっぽど生きた顔をしている、ということ。劇場のスクリーンであの落差を浴びると、表の声のなめらかさが逆に薄ら寒く感じてくる。イエスでもノーでもない、「半分」に居場所を作る話
この作品、ラブコメの皮をかぶっているけれど、芯にあるのは「自分の半分をどこにしまうか」という話だと思っている。主人公は人気キャスターとして、世間に見せる顔をきれいに磨き上げている。完璧な王子の側だけを差し出して、口の悪い側、他人を見下す側、要するに「人に見せたら終わる側」を、ずっと自分の内側に折りたたんで生きてきた人だ。タイトルの「半分」は、たぶんその折りたたまれたほうの半分を指している。 面白いのは、この作品が「素のあいつこそ本物の自分だ」という安易な答えに逃げないところ。表の王子も嘘ではないし、裏の毒舌も本物。どちらかが偽物なのではなく、両方そろってようやく一人ぶんになる。問題は、その両方をまるごと見られる相手がこの世にほとんどいない、ということだ。だから彼は誰に対しても、イエスかノーか、つまり「全部見せるか、何も見せないか」の二択でしか人と関われない。 そこに、彼の本性に気づいているのかいないのか判然としない相手が現れる。この「判然としない」が肝で、観ているこちらも終盤まで、相手がどこまで分かっていて隣にいるのかを測りかねる。全部受け入れられているのか、何も気づかれていないだけなのか——その宙ぶらりんこそが「半分」なんだと、二度目でようやく腑に落ちた。単なる two-faced キャラの恋愛譚ではなく、二択の世界しか知らなかった男が、初めて「半分でも隣にいていい」という第三の答えに触れる話。そう読むと、軽いラブコメの顔をしたわりに、ずいぶん業の深いところを撫でてくる。特に刺さったシーン
やっぱり、表の顔が剥がれる瞬間の声の落差だ。阿部敦が演じるキャスターの男は、本番中の声がほんとうに均一でなめらかで、聞いていて少し息が詰まる。それが私的な場面に切り替わった途端、舌打ちひとつぶんだけ温度が下がる。同じ俳優の同じ声帯から出ているのに、まるで別の生き物が口を開けたみたいで、序盤のその切り替えで一気に引き込まれた。映画館の音響だと、その「半トーン落ちる」感じが妙に生々しく届く。 もう一人、佐藤拓也が演じる設楽宗介が画面に入ってくると、空気の流れが変わる。主人公が必死に保っている均衡を、当人にそのつもりがあるのかないのか、するっと崩していく。終盤、取り繕う余裕がなくなった主人公が、隠していたほうの半分をほとんど無防備にこぼしてしまう展開があって、そこで思わず座席の背に体を預けてしまった。叫ぶでも泣くでもなく、ただ声のコントロールが効かなくなるだけの芝居で、ああこの人いま素になってるんだ、と分かる。派手な見せ場じゃないのに、いちばん長く残った。読んで見たくなったら——『イエスかノーか半分か』はU-NEXTで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 表向きの顔と素の顔のギャップ萌えに、理屈抜きで弱い人
- 大事件より、声のトーンや間で感情を読み取る芝居が好きな人
- 「全部見せるか隠すか」の二択で疲れた経験に、心当たりがある人
- 阿部敦・佐藤拓也の声の使い分けを浴びたいリスナー気質のオタク
合わない人
- 分かりやすい起伏とドラマチックな山場を求めている人
- キャラの毒舌・高慢な物言いに、生理的に乗れない人
- 関係の答えがきっちり言語化されないと落ち着かない人
次に見るなら
表の顔と隠した半分のせめぎ合いに刺さったなら、「囀る鳥は羽ばたかない」を。こちらはぐっと重く湿度も高いけれど、自分を差し出せない人間の不器用さという一点で地続きだ。声の芝居で感情を読む快感を味わいたいなら「ギヴン」。言葉にしない間や息づかいで関係が進む描き方が近くて、音楽の使い方も丁寧でいい。もう少し静かで余白の多いものがよければ「同級生」。短い尺で、視線と沈黙だけで距離を詰めていく作りが上品で、本作の「判然としない半分」の心地よさと響き合う。配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
劇場版「イエスかノーか半分か」は、U-NEXT、DMM TV、Huluの3つのサービスで配信されています。複数の動画配信サービスで取り扱いがあるため、すでに利用中のサービスがあればすぐに視聴を始められます。気になる方は、各サービスの配信状況をチェックしてみてください。
