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【ゾンミちゃん】 – ミートパイ オブ ザ デッド –
| 放送年 | 2016年 |
|---|---|
| フォーマット | スペシャル |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | Neft Film |
ゾンビの女の子・ゾンミちゃんは、不器用でうっかり屋だが可愛らしい女の子。彼女が好きな男の子に、時々かみついてしまう。そう、ゾンミちゃんはゾンビなのだ。このハートウォーミングなスプラッターコメディは、ゾンビの恋愛模様を描く。
作品概要・あらすじ
あらすじ
ゾンビの女の子・ゾンミちゃんは、不器用でうっかり屋だけれど、どこか愛らしい。好きな男の子に会うたびに、ついうっかり噛みついてしまうのが悩みのタネ。スプラッターな見た目とは裏腹に、彼女が抱えるのは普通の女の子と変わらない恋心だ。ゾンビの日常と恋愛模様をコミカルに描いたハートウォーミング・スプラッターコメディ。みどころ・魅力
① ゾンビ×純情のギャップがクセになる
グロテスクな見た目と、初々しい恋心のギャップが本作最大の魅力。噛みつきながらも一生懸命好意を伝えようとするゾンミちゃんの不器用さが、笑いと同時にどこか切なさも呼び起こす。スプラッター描写とピュアな感情の落差がクセになる独特のテンポ感だ。② 短編ならではのテンポよいコメディ
SPフォーマットを活かした小気味よい展開が持ち味。余計な説明を省いてギャグと感情をテンポよく積み上げるため、飽きることなく最後まで楽しめる。一話完結型のライトな構成なので、アニメをあまり見慣れていない人にも入りやすい。③ ニッチなジャンルへの愛が詰まった意欲作
ゾンビコメディというニッチなジャンルを真正面から愛を込めて作った姿勢が伝わる一作。ホラー描写を怖さではなくギャグに転換する巧みな演出は、ジャンルファンにとっても見応え十分。2016年ならではのインディー感ある空気感も含め、唯一無二の作品だ。キャスト・声優一覧










スタッフ
| 音楽 | ジュドー |
|---|
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「ミートパイ オブ ザ デッド」というタイトルを見て、思わず二度読みした。ゾンミちゃん、という作品の本編SPなのに、このサブタイトルだけで一本の映画みたいな重量感がある。実際に見始めるまで少し時間がかかったのは、このタイトルのせいで期待値が変な方向に上振れていたからだ。
TVシリーズのゾンミちゃんが好きだった人間として、SPに対する警戒感はある。「ファンサービス回」で終わるやつと、「本編より面白い」やつと、二極化しがちなジャンルだから。で、このSPはというと——タイトルは強いが、中身はちゃんとゾンミちゃんだった。あのゆるい温度感のまま、少しだけ引き上げた密度で。2回目に見たとき、小倉唯の声の使い方に気づいた。無表情なのに感情が滲んでいる、あの独特の演技設計がSPでもブレていない。
好きな相手を傷つけてしまう——それでも止められない、という話
ゾンミちゃんというキャラクターの設定を改めて考えると、かなり意地悪な構造をしている。好きな男の子に近づくと、反射的に噛んでしまう。愛情と暴力が同じ回路に繋がっている生き物として生まれた、ゾンビという存在。これはギャグのための記号ではなく、「誰かを傷つけることに自覚的なのに止められない」という感覚の比喩として機能している。
このSPのタイトル「ミートパイ オブ ザ デッド」が示すのも、たぶんそういうことだ。ミートパイ——肉を内包した、見た目は普通のパイ。ゾンミちゃんは外見はかわいいが、中身には「噛む」という本能を抱えている。デッド、死者でありながら感情を持っている存在。タイトルがそのまま作品の矛盾を圧縮している。
TVシリーズでも一貫していたテーマだが、SPという尺の制約の中で、この矛盾がより鮮明に出ている。ダイくんとの関係性に、新しい角度が一つ加わっている感じ。河西健吾が演じるダイくんの「怖いのになぜか離れられない」という空気感は、本編より少し大人になっている気がした。SPの方が好きという声があるのは、その密度の差かもしれない。
ゾンビものとしてのホラー的快感も、コメディとしての笑いも、ちゃんと機能している。ただ、根っこにあるのは「愛し方を間違えてしまう存在の話」だ。それをスプラッターとラブコメの文法で包んでいる。新井里美演じるネクロが時々挟むツッコミは、その「深刻になりすぎない調整弁」として絶妙に機能していて、本編から変わらず安定している。
特に刺さったシーン
ゾンミちゃんがダイくんに噛みかかってしまった直後の、あの間。小倉唯の芝居がここで光る。「やってしまった」という後悔と、「でも止められなかった」という本能的な充足感が、セリフではなく声の質感だけで伝わってくる。アニメの声優演技として、かなり難しい仕事をさりげなくやっている。
村瀬歩のタナ都も、このシーンの周辺でいい仕事をしていた。状況を傍観しながら、余計なことを言う役割。この「余計なことを言うキャラが場の空気を壊さずに笑いに変える」技術は、TVシリーズから通じているが、SPの方が一発一発の重みが増していて、結果としてよく刺さる。ゾンミちゃんとダイくんの関係性が深まっているぶん、周囲のリアクションが面白くなっている。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- TVシリーズのゾンミちゃんをリアルタイムで見ていた、または一気見した人
- 小倉唯の演技の「無表情だが感情がある」系統が好きな人
- スプラッターとラブコメが同居している作品に慣れている人
- ゆるいテンポの中に刺さるセリフが一本あるタイプのショートアニメが得意な人
合わない人
- TVシリーズ未視聴でSPから入ると、関係性の前提が共有されていないためテンションについていきにくい
- 血・グロ表現が苦手な人(コメディ文脈でも描写はある)
- 「ちゃんとした起承転結」を求める人にはSP尺の密度で完結している話ではない
次に見るなら
「愛し方が少し間違っている存在」のラブコメが好きなら、んちゃん!ゾンビ計画系統の短編ゾンビラブコメも合うかもしれない。ゾンミちゃんと同じく「近づくと傷つけてしまう」という構造を持ちつつ、テンポの違いを楽しめる。
スプラッター×コメディの文脈でいけば、彼女がフラグをおられたらとは異なる方向だが、「ジャンルの文法を自覚してコメディに使う」という姿勢が近い。暴力と笑いの混在に慣れている人向け。
声優陣目当てなら、小倉唯が主演を務めたハナヤマタも押さえておくといい。こちらはゾンミちゃんとは正反対のほぼ純粋な日常系だが、小倉唯の「弱くて一生懸命」系の演技の振り幅を確認できる。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
現時点では本作を配信している公式サービスは確認されていません。視聴の機会は限られていますが、ゾンビ×ラブコメというユニークな組み合わせに興味がある方はぜひ情報をチェックしてみてください。短編作品ならではの手軽さと個性的な世界観が魅力の一作です。