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異能のアイシス ESP & HIGH SCHOOL DETECTIVE
| 放送年 | 2021年 |
|---|---|
| フォーマット | ONA |
| 話数 | 15話 |
| 原作 | オリジナル |
「AICis」は東京の学園都市・ゲソ区で流行した超能力アプリ。インストールすると特殊能力「超能力」が手に入る。力を得た者たちは自分の欲望を満たすため悪行を重ねていく。そんな超能力がらみの事件を解決する専門家・「学園探偵」たちの活躍を描くストーリー。
作品概要・あらすじ
あらすじ
東京の学園都市・ゲソ区で、超能力を付与するスマートフォンアプリ「AICis」が急速に普及。インストールするだけで「超能力(ESP)」と呼ばれる特殊能力が手に入るこのアプリは、瞬く間に若者たちの間に広まっていく。しかし力を手にした者たちは次々と私欲のために犯罪へと走り始め、街には超能力がらみの事件が多発する。こうした異能犯罪を専門に解決するプロフェッショナル集団「学園探偵」の活躍を描いたサスペンス×超能力アクション作品。みどころ・魅力
① アプリで手に入る「民主化された超能力」というSF設定の鋭さ
誰でもダウンロードすれば超能力者になれるという設定は、SNSやスマートフォン社会への鋭い批評として機能しています。力の希少性がなくなったとき人はどう振る舞うか――現代社会を映した問いが作品全体を貫いており、単純な能力バトル物にとどまらない奥行きがあります。② 犯罪捜査と超能力が交差するハイブリッドなストーリー展開
探偵ものの推理・謎解き要素と、ESPを用いたアクションシーンが融合した独自のスタイルが本作の特徴です。「学園探偵」たちがどのような能力を持ち、どう事件に立ち向かうかを追う過程に、サスペンスとしての緊張感が持続します。③ 学園都市という閉じた舞台が生み出す濃密な人間ドラマ
ゲソ区という学園都市に舞台を限定することで、能力者同士の対立・欲望・裏切りが密度高く描かれます。権力を得た人間がどこへ向かうのかというサイコロジカルな側面も丁寧に掘り下げられており、キャラクターへの感情移入を後押しします。キャスト・声優一覧












スタッフ
| OP | アリア「limit」 |
|---|---|
| ED | ツユ「太陽になれるかな」 |
関連作品
アニメ
感想・評価
最初に見たとき——「これ何?」という感覚のまま最後まで見た
アニメDBを漁っていて引っかかったタイトルだった。「異能のアイシス」「ESP」「ハイスクール探偵」——単語を並べるとわかりやすいのに、全体としてどういう作品なのかがまったく像を結ばない。ONA、2021年、サイコロジカル・SF・超自然。なんとなく雰囲気だけで再生ボタンを押した。最初の数分で「あ、これ普通のやつじゃない」と気づいた。よくある意味での「普通じゃない」ではなく、立ち位置が独特で、どこに分類すればいいのかわからないという意味で。2回目に見たとき、ようやく作品が要求しているモードがわかった気がした。「わかりにくい」のではなく、「別の論理で動いている」のだと。
欲望を「アプリ」に変換したとき、能力者モノはただの社会寓話になる
「AICis」というアプリをインストールすると超能力が手に入る——この設定を聞いたとき、たぶん多くの人が「ありがちな能力バトルもの」と思う。実際、表面を撫でればそう見える。学園都市、超能力、犯罪、探偵。2010年代に飽和したジャンルの語彙をすべて使っている。
だがこの作品が描こうとしているのは、能力の強弱や戦闘の快感ではない。「力を得た人間が最初にすることは、自分の欲望を満たすことだ」という、ある意味で絶望的にシンプルな命題だと思っている。AICisを手に入れた人々は誰も「世界を救おう」とか「正義を守ろう」とか考えない。もっと小さく、もっと個人的な欲望のために動く。それがゲソ区という限定された空間で連鎖し、事件になる。
「超能力アプリ」という設定は、スマートフォンのSNSやゲームアプリを透かして読める。今の現実でも、誰もがポケットに「欲望を可視化・増幅するツール」を持ち歩いている。フォロワー数、課金アイテム、アルゴリズムが作る承認の回路——それらが「超能力」に変換されたとき、人はどう動くか。この作品の答えは、割と悲観的だ。
学園探偵という存在もその文脈で読むと面白い。彼らは「超能力を持たない側」から事件を解決しようとする——あるいは持ちながらも抑制する側に立つ。これは単純な正義の話ではなく、「アプリをインストールしない/欲望に乗っからない選択をした人間たち」の物語として機能している。そう読むと、この作品の薄暗さに少し納得感が出る。
特に刺さったシーン
緑川光が演じる赤腕の男の登場シーンは、声だけで空気が変わる瞬間がある。211本の出演作を持つ声優が「謎めいた立ち位置のキャラクター」を演じるとき、あの人は過剰に演じない。抑えた声で、ちょうどいい不気味さを出してくる。序盤、赤腕の男が初めてその存在感を示す場面——何を考えているのかわからない間の取り方が、作品全体の「論理が違う」感覚とちょうど合っていた。2回目に見たとき、最初のセリフの選び方がすでに伏線になっていると気づいて少し唸った。
また、AICisによる能力犯罪の描写が、派手なバトルではなく「じわじわと日常を侵食する」演出になっている点も印象に残っている。学園という閉じた空間で、少しずつおかしくなっていく秩序——その質感が、SFよりもサイコロジカルの側に重心を置いていることの証拠だと思う。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 「能力バトルものだけど何か違う」という作品を意図的に探している人
- SNS・スマホ依存を社会批評的な目線で見るのが好きな人
- 緑川光の演技を声質だけで追いかけられる人
- ONA特有の「TVと違う空気」を面白がれる人
- 謎の作品を掘り当てたときの快感を知っている人
合わない人
- 能力バトルに爽快感と解決感を求めている人
- 丁寧な世界観説明と整合性を重視する人
- 現在どの配信サービスでも見られないため、視聴手段がなく諦める人(現時点では全滅)
- 「謎の作品」を謎のまま受け入れるのが苦手な人
次に見るなら
電波教師は「学園×特殊能力×社会不適合者」という組み合わせで、ゆるい外側に意外と刺さる人間描写を詰め込んでいる。アイシスと同じく「能力が主役ではなく、能力を持った人間が主役」という構造が共通している。
ノラガミは超自然的な力と「現代の閉じた日常」の衝突を描く点で近い空気を持つ。こちらは作画と音楽のクオリティが高く、アイシスで物足りなかった部分を補う形で見られる。
ビッグオーダーは「欲望を叶える力を持った人間たちが動かす世界」という設定で、アイシスのAICis設定と概念的に重なる。こちらも「謎の作品枠」に近い立ち位置なので、一緒に掘っていくと楽しい。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『異能のアイシス ESP & HIGH SCHOOL DETECTIVE』は現時点で主要な公式配信サービスでの配信は確認されていません。視聴を検討される場合は、各種動画プラットフォームでの取り扱い状況を直接ご確認いただくことをおすすめします。情報が更新され次第、最新の配信状況をチェックしてみてください。

