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THE LAST -NARUTO THE MOVIE-
| 放送年 | 2014年 |
|---|---|
| フォーマット | 劇場版 |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | Studio Pierrot |
月が地球に落下しようとしており、惑星の滅亡まで時間が残されていない。その危機の中、ヒナタの妹ハナビが謎の敵・大筒木トネリに捕らえられる。ナルトはヒナタ、サイ、シカマル、サクラとともにハナビと世界を救う任務に挑む。彼らの最終決戦の物語が始まる。
作品概要・あらすじ
あらすじ
月が地球へと落下し始め、人類滅亡のカウントダウンが始まった。そんな危機の中、ナルトの幼なじみ・日向ヒナタの妹ハナビが、謎の忍・大筒木トネリに攫われてしまう。ナルトはヒナタ、シカマル、サイ、サクラとともにハナビ奪還と世界の救済を賭けた任務に挑む。激しい戦いの中で、ナルトはヒナタへの本当の気持ちに初めて気づいていく。忍世界の命運を担う、ナルトとヒナタの物語が完結する。みどころ・魅力
① ナルトとヒナタ、長年の恋が動き出す
シリーズ全編を通じて描かれてきたヒナタの一途な想いに、ナルトがついく向き合う瞬間がこの作品最大の見せ場。バトル中心だった原作から一転、ラブコメ要素が全面に押し出され、2人の距離が縮まる過程が丁寧かつ感動的に描かれている。② 劇場版ならではのスケールと作画クオリティ
月落下という惑星規模の危機を舞台に、スタジオピエロが劇場版クオリティの映像美を全編に渡って展開。キャラクターの表情や感情描写が繊細に仕上げられており、原作ファンが納得できるアクションシーンと情感あふれる演出が共存している。③ 「ナルト完結編」としての物語的意義
本作は原作マンガの最終章と連動して制作された公式完結作として位置づけられており、単なるサイドストーリーでなくシリーズ正史の一部。ナルトとヒナタの結末を描く作品として、長年ファンであればあるほど感情移入しやすい構造になっている。キャスト・声優一覧





















スタッフ
| 監督 | 小林常夫 |
|---|---|
| キャラクターデザイン | 鈴木博文、西尾鉄也 |
| 音楽 | 高梨康治 |
| 音響監督 | 蝦名恭範 |
| ED | スキマスイッチ「星のうつわ」 |
関連作品
アニメ
書籍
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
ナルトとヒナタの話、というのは知っていた。そういう前情報がある状態で映画館に入るのは少し損した気分になるけど、「泣いた」という感想がSNSで溢れていた2014年の12月、まあ一回くらいは確認しておかないとと思って見に行った。
最初の印象は「思ったよりちゃんとアクションをやる映画だ」だった。月が落ちてくるとか大筒木トネリが宇宙規模の野望を持っているとか、その辺のスケール感はバトル映画として普通に機能していて、ラブコメ方面に全振りするつもりで来た身としてはちょっと面食らった。
2回目に見たとき、気づいたのはヒナタが「ナルトを待つ側」から「ナルトを動かす側」に移行するタイミングの描き方だった。最初は感情の流れを追うのに必死で見逃していた細部が、知った状態で見ると全然違って見える。それはこの映画の良い部分でもあり、少し構造が透けて見えすぎる部分でもある。
気づかれないまま10年間想い続けた女の子が、やっと「選ばれる」話
ナルトとヒナタ。本編を通じてヒナタがナルトをどれだけ見ていたかは、原作読者なら全員知っている。ただ、本編はナルトの成長物語であり、ヒナタは「ナルトを想う存在」としてずっとフレームの端に立ち続けていた。
この映画がやろうとしたことは、そのヒナタに「主役の物語」を与えることだったと思う。月が落ちる、世界が終わる、妹が攫われる——そういう大きな話の中で、ナルトがヒナタに気づく過程が丁寧に描かれている。記憶を共有するシーンで、ヒナタの過去の行動が走馬灯のように見せられる展開は、「ナルトの視点でヒナタの10年間を追体験させる」構造になっていて、これはよく考えられている。
気になるのは、「ヒナタの気持ちはずっとそこにあった」という前提が、劇場版だけを見た人には伝わりにくいかもしれない点だ。本編を追ってきた人間にとっては積み上げてきたものの回収として機能するが、映画単体だとヒナタの感情の深さが少し説明的に処理されている印象がある。
それでも、「長年気づかれていなかった相手にやっと見つけてもらう」という話の強度は本物だと思う。水樹奈々が演じるヒナタは、本編から一貫してか細い声の中に確固たる芯を持たせていて、そのトーンがこの映画でも効いている。終盤のやり取りで感情を爆発させず、静かに言葉を選ぶヒナタの声の質感は、10年間の積み上げを短い台詞に凝縮していた。
福山潤演じるトネリは、ある意味でヒナタという「認められなかった感情」を歪んだ形で体現するキャラクターとして機能している。独善的で孤独で、愛を間違えた方向に振り切ってしまったという構造は、ナルトとヒナタの関係の裏返しとして読める。福山潤の芝居は「狂気」に振り切りすぎず、どこか哀れさを残した温度感で、それがトネリを単なる障害役にしていない。
井上和彦のカカシは今作でも画面の空気を締める存在感があって、出番が少なくても「ちゃんとここにいる」という安心感を与えてくれる。長年ナルトを見てきた身には、その声が聞こえるだけで少し落ち着く。
特に刺さったシーン
中盤、ナルトが記憶の中でヒナタの過去を目撃するシーンがある。本編では「ヒナタの側から見ていた出来事」が、この映画では「ナルトの目を通して初めて全貌が見える」という構造になっていて、ここで不覚にも喉が詰まった。
よく考えると、ナルトは知らなかったのだ。あの時ヒナタがどういう気持ちで立っていたかを。それを今更知らされるという流れが、遅すぎる気づきの痛さと重なって、単なるラブシーンとして処理できなくなる。
水樹奈々のヒナタは、この場面で泣き声を出さない。そこが効いていた。声を荒げず、押し殺したような演技の方が、長い年月の重みを感じさせる。森久保祥太郎のシカマルは今作でもいい意味でシカマルのままで、感情的な場面を無駄に煽らずフラットに支える役割に徹していた。日野聡のサイも同様で、チームの空気が崩れないのはこういうキャストの引き算があるからだと思う。
読んで見たくなったら——『THE LAST -NARUTO THE MOVIE-』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
合わない人
- 劇場版だけを単体で見ようとしている人(本編の蓄積がないと感情の厚みが半減する)
- バトル映画としての完成度を求めている人(アクションはあるが、主眼はそこではない)
- ラブコメ展開が苦手な人(後半はほぼラブコメとして動いている)
- ナルトの世界観や忍術設定に思い入れがない人
次に見るなら
「長年想い続けた相手にやっと届く」という構造が好きなら、君の名は。はほぼ同じ感情を別の形で体験できる。ただしTHE LASTよりも喪失感が前に出るタイプの映画なので、後引く感じが強い。
本編未視聴でナルト世界に入りたいなら、NARUTO 疾風伝の本編から始めるのが正直なところ。劇場版はあくまで本編の「答え合わせ」として機能しているので、順番を踏んでから見ると2倍効く。
ヒナタのような「静かに想い続けるキャラクター」という系譜の話に惹かれるなら、ちはやふるも視野に入れていい。競技かるたという別ジャンルながら、「気づかれないまま好きでいる」という感情の描き方の密度が近い。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ | |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『THE LAST -NARUTO THE MOVIE-』は現在、dアニメストア・U-NEXT・Netflix・Huluの4サービスで配信中。サブスクに加入済みであれば追加費用なしで視聴できる環境が整っており、ナルトシリーズのラストを手軽に楽しめる。各サービスの無料トライアルを利用すれば、初めての方でも無料で視聴できる可能性がある。
















