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デート・ア・ライブ DATE TO DATE
| 放送年 | 2013年 |
|---|---|
| フォーマット | OVA |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | ライトノベル |
| 制作 | AIC Plus+ |
十香が新しい携帯電話で遊ぶ中、折紙昭和は士道にデートを求める。拒めない士道はフラクシーナスのクルーに支援されてデートを失敗させようとするが、全ての企みが失敗に終わる。その後、士道はアーケードで十香とデートし、一緒に写真を撮ることを提案するが、十香は拒否する。
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作品概要・あらすじ
あらすじ
五河士道の日常に、突然折紙つみのデートの申し込みが舞い込む。断れない士道を助けようと、艦船フラクシーナスのクルーたちが総出でデートを妨害しようと画策するが、あらゆる作戦は見事に裏目に出てしまう。一方、十香は新しい携帯電話に夢中で、士道との距離を縮めようとするうちにアーケードでの2ショット撮影を提案するが、十香はなぜか頑なに拒否する。それぞれの思いが交錯する、笑いあり・ドキドキありの一日が描かれる。
みどころ・魅力
① フラクシーナスクルーの全力妨害コメディ
折紙と士道のデートを「失敗させよう」と躍起になるクルーたちの作戦が次々と空振りに終わる様子は、本編では味わえない脱力系コメディの連続。真剣に動くほど滑稽さが増す構図が笑いを誘い、クルー一人ひとりのキャラクターも立っている。
② 折紙&十香、2ヒロインのギャップ萌え
クールで積極的な折紙と、携帯を手に無邪気にはしゃぐ十香の対比が鮮やか。OVAならではの緩やかなテンポで、普段は見られない二人の素の表情やかわいらしい一面がたっぷり描かれる。
③ ゆるっと楽しめるファンサービス回
本編の緊張感やバトルから離れ、日常・恋愛模様に絞ったエピソードはファンにとっての癒やし枠。本編視聴後の口直しとして、あるいはシリーズ入門の前後にさらっと楽しめる軽快な一本に仕上がっている。
キャスト・声優一覧























スタッフ
| 監督 | 元永慶太郎 |
|---|---|
| 原案キャラデザ | つなこ |
| 音響監督 | 蝦名恭範 |
| OP | sweet ARMS「デート・ア・ライブ」 |
| ED | Kayoko Tsumita, Risako Murai, Midori Tsukimiya「Hatsukoi Winding Road」 |
関連作品
アニメ
書籍
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・考察
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
デート・ア・ライブ本編はちゃんと追ってた。精霊を封印するために「デートする」という設定の時点でどういうアニメか分かるし、それをちゃんと分かった上で楽しむタイプのシリーズだ。ただこのOVA「DATE TO DATE」は存在は知っていたものの、なんとなく後回しにしていた。本編の補完なのか完全な外伝なのかが曖昧なまま積んでいたやつ。
実際に見てみると、本編の「デートで精霊を封印する」という設定をそのままコメディ素材として使い倒した30分だった。折紙が士道にデートを申し込むところから始まって、フラクシーナスのクルーが全力でそれを妨害しようとするくだりは、本編で「ナビゲートしてたはずのクルーが暴走する」お約束展開の純粋蒸留みたいな回。シリアスさは一切なく、最初から最後まで馬鹿馬鹿しさを全力で貫いている。2回目で気づいたのは、令音がこの回でやたらと冷静なのが逆に面白いということ——周りが騒げば騒ぐほど遠藤綾さんの淡々とした声がコントラストになってる。
「デートの失敗を演出する」という構造が、そのまま「恋愛の不条理」を描いている
このOVAのコアは単純に見えて、実はかなり意地が悪い構造をしている。フラクシーナスのクルーは士道と折紙のデートを「失敗させる」ために介入する。士道のためを思って、あるいは十香の立場を守るために。でも、その妨害が全部空振りに終わる。
表面上はギャグだ。計画が外れる→また外れる→また外れる、という繰り返しのリズムで笑いを取る構造。ただ、これをもう少し引いて見ると、「恋愛を外側から制御しようとする試みが全部無効化される」という話でもある。折紙は自分の感情に素直で、士道は断れない。その二人の間に起きることを、どれだけ高度な作戦で介入しようとしても変えられない——という構図が、笑いの形式で繰り返し提示される。
後半の十香とのアーケードデートは対比としてある。折紙エピソードが「外圧で制御しようとして失敗する」話だとすれば、十香の写真エピソードは「当人同士の関係の中にある、踏み込めない一線」の話だ。写真を拒否する十香の反応は本編の文脈を知っていればもう少し刺さる。自分の顔や存在を「残すもの」として認識することへの、彼女なりの戸惑いが滲む。OVAという短い尺の中でもそういう層を一瞬だけ見せてくる。
本編全部見た人間向けの作りになっているのは間違いない。各キャラクターの関係性が既知であることを前提に、その関係性をギャグ素材として使い倒す。知らないと「なんでこの人たちがこんな動き方をするの?」という疑問だけが残る回だと思う。
特に刺さったシーン
フラクシーナスのクルーが作戦失敗を重ねていくくだりで、竹達彩奈さんの琴里が徐々に空回りしていくところが好きだった。指揮官キャラとして凛としているはずなのに、計画が崩れるたびに微妙に声のトーンが上がる。あの「冷静を保とうとしているのに保ちきれない」演技の匙加減が、このシリーズの琴里らしさをうまく出している。
もう一つは後半、十香との写真撮影のくだり。アーケードのプリクラ機の前で士道が提案して、十香が首を縦に振らない場面。島﨑信長さんの士道が「なんで?」と問う声の柔らかさと、井上麻里奈さんの十香がそこで少しだけ間を置くタイミング。言語化しない理由を声だけで表現していて、ギャグ回のラストに置くには少し重いトーンだと思った——たぶんそれが狙いなんだろうけど。子安武人さんの神無月は出番が限られているものの、登場シーンで空気を一瞬変えてくる存在感はさすがだった。
読んで見たくなったら——『デート・ア・ライブ DATE TO DATE』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
こういう人向け
- デート・ア・ライブ本編を全部見終えて、キャラクターへの愛着がある人
- ラブコメのお約束展開をそれと分かって楽しめる人
- シリアスな設定をギャグに使い倒す構造が好きな人
- 30分で完結する、後腐れのない軽いものを見たいとき
合わない人
- 本編未視聴——キャラクター関係を知らないと何も刺さらない
- デート・ア・ライブのシリアス路線が好きで、精霊の設定を深掘りしてほしい人
- OVAに物語の進展や新情報を求める人(このOVAで何かが変わることはない)
- サービスシーン多めの雰囲気が苦手な人
次に見るなら
デート・ア・ライブの本編を見ていないなら、まずそちらが先決だ。このOVAはあくまで本編ファン向けの余興で、順番を間違えると何も引っかからないまま終わる。
同じ「ラブコメ設定をギャグに振り切ったOVA」という意味では、ハイスクールD×Dシリーズの番外OVAが近い感触だ。シリアスな設定を持つ作品が本編の外でどれだけ馬鹿馬鹿しくなれるか、という部分に快感を覚える人なら同じように楽しめる。
「デートの駆け引きと妨害工作のコメディ」という構図が刺さったなら、僕は友達が少ないも候補に入る。外からの介入が恋愛の当事者たちに対して無力であることをしつこく描く作風が、構造として近い。
よくある質問
まとめ
『デート・ア・ライブ DATE TO DATE』は現在、dアニメストア・U-NEXT・Huluの3サービスで配信中です。各プラットフォームの見放題プランに加入していれば追加料金なしで視聴できるため、手軽に楽しめます。本編シリーズを配信で追っているなら、同じサービス内でそのままチェックできるのが嬉しいポイントです。










