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ベルセルク 黄金時代篇Ⅱ ドルドレイ攻略
| 放送年 | 2012年 |
|---|---|
| フォーマット | 劇場版 |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Studio 4°C |
鷹の団とその謎めいた指導者グリフィスは、ミッドランド王国での名声を高めながら次々と戦闘に勝利する。だが最新の任務は、誰もが失敗してきた難攻不落の要塞ドルドレイの攻略。しかし百人を簡単に倒せる団の襲撃隊長ガッツのような面々を擁する鷹の団なら、この困難な任務もきっと成し遂げられるはずだ。
作品概要・あらすじ
あらすじ
かつて傭兵集団「鷹の団」は、カリスマ的指導者グリフィスのもと、ミッドランド王国での名声を着実に高めていた。そんな彼らに下された新たな任務は、歴代どの軍勢も攻略できなかった難攻不落の要塞・ドルドレイの制圧。不可能とも思えるこの作戦に、百人をも単身で倒す剣士ガッツをはじめとした精鋭たちが挑む。勝利の先に待つものは栄光か、それとも――。
みどころ・魅力
① 圧倒的なスケールで描かれる攻城戦
難攻不落の要塞ドルドレイをめぐる攻防は、本作最大の見せ場。鷹の団の知略と武力が結集した大規模戦闘は、原作ファンも唸らせる迫力の映像化となっており、劇場版ならではのダイナミックな演出が随所に光る。
② ガッツとグリフィス、二人の男の野望と絆
圧倒的な剣技を誇るガッツと、冷徹な野望を胸に秘めるグリフィス。対照的な二人の関係性が本作でも深く掘り下げられ、単なる仲間を超えた複雑な感情の機微が丁寧に描かれる。この絆の行方こそが「黄金時代篇」全体の核心だ。
③ 濃密なキャラクター描写と戦場のリアリティ
鷹の団の各メンバーそれぞれに個性と背景があり、戦場での生き様が生き生きと描かれる。泥臭さと美しさが交錯する中世ファンタジーの世界観は、アクションの興奮と人間ドラマの深みを同時に味わえる稀有な作品に仕上がっている。
キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 窪岡俊之 |
|---|---|
| 音楽 | 鷺巣詩郎 |
| OP | 平沢進「Aria」 |
| ED | 鷺巣詩郎「Suite ‘Blood and Guts’」 |
関連作品
アニメ
書籍
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
三部作の二作目というのは、たいていいちばん損な位置にある。一作目の熱量を引き継いで加速しなければならないのに、クライマックスは三作目に取っておかなければならない。そういう意味で、この「ドルドレイ攻略篇」は最初から難しい仕事を背負っていた。
原作既読の状態で劇場に入ったとき、最初に思ったのは「音が違う」ということだった。剣戟の一打一打が、腹の底に届く。ガッツが百人相手に暴れ回るあの場面を、あのスクリーンサイズで浴びると、もう他の環境では見たくなくなる。スピーカーの振動が体感できる劇場で受け取るべき作品だと確信した。
二度目に見て気づいたのは、バトルの合間に差し込まれる「静」の描き方だ。鷹の団のキャンプ、グリフィスとシャルロットの逢瀬、リッケルトの視線——あの静けさが次の爆発を準備していることは、一回目ではなかなか見えない。
「才能への服従」が人をどこまで壊すか、という話
この映画を「バトル映画」だと思って入ると、たぶん半分しか見ていない。ドルドレイ攻略という軍事作戦の背後にあるのは、ひとつのシンプルで残酷な問いだ。——誰かの夢に取り憑かれた人間は、どこまで自分を消費できるのか。
グリフィスという存在は、劇中で一度も「悪役」として描かれない。むしろ逆だ。彼は美しく、正しく、誰よりもビジョンを持っている。鷹の団の面々が命を張るのは強制されているからではなく、あの男の夢が本当に魅力的だからだ。そこが怖い。
櫻井孝宏の声が、この映画でどれほど重要かを考えると少し気が遠くなる。グリフィスが喋ると、聞いているこちらも「ついていきたい」と思わせる引力がある。それは技術の話でもあるし、もっと根本的な「声の質」の話でもある。あの静かな確信の乗せ方は、他の声でグリフィスを再現できるかという問いへの、無言の答えだ。
一方でガッツは、この篇でもっとも「使われている側」として描かれる。ドルドレイの城壁を単騎で崩していく場面は圧倒的だが、それを見るグリフィスの目が「戦力」を確認している目なのか、「友人」を見ている目なのか、判断がつかないように演出されている。一回目にそこに気づけなかった自分が悔しい。
豊崎愛生が演じるシャルロットとの場面が、バトルシーンと同じ比重で配置されているのも意図的だろう。あの接触は「愛」の話なのか「手段」の話なのか。グリフィスが夢のためなら何でも使う男だという解釈を取るなら、あの場面の意味は全部ひっくり返る。そしてこの篇はその答えをあえて保留する。三部作の構造として正しい判断だと思うし、だからこそもどかしい。
「才能に引き寄せられる人間の悲劇」というテーマは、バトルシーンが派手なぶん見えにくくなっているが、ちゃんと全編を貫いている。小山力也が演じるアドン・コボルイッツのキャラクターが「負ける側の人間」として機能しているのも、ガッツの強さを際立たせるためだけじゃない。あの敗北のみっともなさは、才能を持たない者が才能の前でどう砕けるかの、もうひとつのバリエーションだ。
特に刺さったシーン
ドルドレイ攻略の最中、ガッツが要塞内部に単独で踏み込んでいく一連の流れが、この映画でいちばん長く脳に残っている。
戦闘の激しさの話をしているわけではない。あの場面で印象に残るのは、ガッツが痛みを受け入れながら進んでいるという事実だ。傷を負い、血を流し、それでも止まらない。あそこには「俺は強いから勝てる」という自信ではなく、「止まれないから動く」という全然違う種類の推進力がある。二度目に見て気づいたのは、その直後のグリフィスの表情だった。あの顔に何を読むかで、この映画の見え方がまるで変わる。
矢尾一樹が声を当てるゲノンとの対峙も、短いながら印象に残る。敵将として登場したとき、あの声の重さが相手の格を一発で伝えてくる。声優の仕事としてこれほど効率的な場面もなかなかない。
寿美菜子演じるリッケルトが要塞の外で待機している場面——戦えない者の視点で戦闘を見るという構図が、意外なほど映画の緩急に機能していた。あそこがなければ、後半の爆発はあれほど響かなかったと思う。
読んで見たくなったら——『ベルセルク 黄金時代篇Ⅱ ドルドレイ攻略』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
こういう人に向いている:
- 原作マンガを読んでいて、あの密度を映像・音響で体験し直したい人
- 「強い主人公がただ勝つ」ではなく、強さの代償と歪みに興味がある人
- 劇場の音響環境で重いバトルを浴びることに価値を感じる人
- 三部作として完結まで付き合う覚悟がある人(この篇だけで完結はしない)
合わない可能性が高い人:
- グロテスクな暴力描写が苦手な人(容赦がない)
- 一作目を見ていない人(説明はほとんど省略される)
- ストーリーが「起承転結」でまとまっていないと落ち着かない人(この篇は「承」で終わる)
- キャラクターへの感情移入が先に来る人(この作品はどのキャラも「すごく好き」とはなりにくいように設計されている)
次に見るなら
「権力と才能と裏切りの物語」が気に入ったなら、「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」は外せない。こちらもバトルの派手さの裏に「何かのために何かを失う」という構造が一貫しており、キャラクターへの解釈が見るたびに変わる類の作品だ。
剣戟の密度と暗い歴史劇という組み合わせで別の方向を探すなら、「劇場版 刀語」も面白い。TVシリーズの再編集版だが、「強さとは何か」を問い続けるトーンはベルセルク黄金時代篇と共鳴する部分がある。
グリフィスのような「ついていきたいと思わせる人間の怖さ」に興味が向いたなら、「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」が近い体験を与えてくれる。劇場音響の力を使ったアクション演出という点でも、この篇と並べて語れる作品だ。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
『ベルセルク 黄金時代篇Ⅱ ドルドレイ攻略』は、現在dアニメストアで配信中です。迫力の攻城戦と濃厚な人間ドラマを、ぜひ大画面でお楽しみください。
よくある質問
まとめ
『ベルセルク 黄金時代篇Ⅱ ドルドレイ攻略』は、現在dアニメストアで配信中です。迫力の攻城戦と濃厚な人間ドラマを、ぜひ大画面でお楽しみください。






