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城下町のダンデライオン
| 放送年 | 2015年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Production IMS |
王族の9人の超能力を持つ兄弟姉妹の日常生活は、200台以上の監視カメラで監視され、全国に放映されている。放映を見ている国民は次の君主を選出する能力を持つ。物語は重力を操る三女アカネに焦点を当てる。彼女は内気で、選ばれることを必死に望んでいない。
作品概要・あらすじ
あらすじ
桜田家は、全員が超能力を持つ9人の兄弟姉妹からなる王族の一家。彼らの日常は国内200台以上の監視カメラで撮影され、全国に放映されています。国民はその様子を見て、次代の君主を選ぶ仕組みになっているのです。物語の中心となるのは、重力を操る力を持つ三女・茜。極度の恥ずかしがり屋な彼女は、注目を浴びることも、君主に選ばれることも望んでいません。それでも王族として人前に立たねばならない日々のなか、個性豊かなきょうだいたちとともに過ごす、にぎやかで愛らしい日常が描かれていきます。みどころ・魅力
① 超能力×王族という設定で描かれる、ゆるくて温かい日常
重力操作・テレポート・時間操作など、それぞれが個性的な超能力を持つ9人きょうだい。派手な能力バトルではなく、その力を使った何気ない日常の一コマが描かれるギャップが本作ならではの魅力です。② 注目されたくない主人公・茜の奮闘
重力を操る力を持ちながら、人見知りで目立つことが苦手な三女・茜。「選挙で選ばれたくない」のに王族として注目されてしまう、そんな彼女の葛藤と一生懸命さが、共感とともに応援したくなる気持ちを誘います。③ 個性豊かなきょうだいたちの群像劇
しっかり者の長女から自由奔放な弟妹まで、9人それぞれにキャラクターが立っており、回ごとに違うきょうだいへ焦点が当たります。にぎやかな掛け合いと家族ならではの温かさが、見ていてほっとさせてくれます。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 秋田谷典昭 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 吉田玲子 |
| キャラクターデザイン | 小林真平 |
| 音楽 | 田渕夏海、兼松衆、大間々昂 |
| 美術監督 | 河野次郎 |
| OP | ゆいかおり「Ring Ring Rainbow!!」 |
| ED | 小倉唯「Honey♥Come!!」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
正直に言うと、タイトルだけ見て「タンポポが擬人化される系の、ふわっとした植物アニメだろう」と決めつけていた。違った。フタを開けたら、王族の九人きょうだいが二百台超の監視カメラに四六時中追いかけられ、その様子が全国に生放送されている、という設定の話だった。城下町、の方が本体だったわけだ。最初は「監視社会の風刺でもやるのか」と身構えて見始めたんだけど、流れてくるのは超能力きょうだいのどうしようもなく平和な食卓と、カメラを意識して微妙に挙動が変になる三女の姿で、拍子抜けした。二回目に見ると、その「拍子抜け」こそが狙いだと分かってくる。重さがあるはずの設定を、徹底して軽く調理している。そのギャップが妙に後を引いた。
「選ばれたくない」という、承認欲求をひっくり返した話
この作品の主役は重力を操る三女・茜で、彼女は次の君主に選ばれることを心底嫌がっている。ここがまず面白い。物語の王道なら、能力があって、注目されていて、玉座が目の前にある——なら普通は「選ばれたい」側に立つ。茜は逆だ。カメラに映るたびに緊張で挙動不審になり、自分の能力で空を飛んで通学路を移動しては「見られている」事実に押しつぶされそうになる。重力を操るという力が、そのまま「自分が重く感じられてしまう」内気さのメタファーになっているのが、たぶん偶然じゃない。
承認欲求の物語はたくさんあるけれど、この作品は単なる「認められたい女の子の成長譚」ではなく、「認められること自体が恐怖になる人間」を主役に据えた点で、ちょっと特殊な立ち位置にいる。国民の投票で君主が決まるという仕組みは、要するに人気投票だ。SNSのフォロワー数を毎日見せられているようなもので、茜はそのカウンターから逃げ出したい。なのにきょうだいは全員それぞれのやり方で「映ること」と折り合いをつけている。堂々と振る舞う者、計算する者、無自覚に好かれる者。その対比の中に茜を置くことで、「見られる」という一つの状況に対する九通りの態度が並ぶ。日常系の皮をかぶっているけれど、芯にあるのは「他人の視線とどう生きるか」という、わりと普遍的な問いだと思う。花澤香菜の、消え入りそうなのに芯のある声がこの茜にぴたりとはまっていて、彼女の躊躇いがそのまま作品のテーマを背負っている。
特に刺さったシーン
序盤、茜がカメラを避けようとして、かえって全身でカメラを意識してしまう一連のくだり。あの「平静を装おうとして失敗する」表情の積み重ねが、見ていて他人事じゃなくて、思わず椅子の上で縮こまった。能力で重力をいじって自分を持ち上げるたびに、心の重さが増していくような演出がうまい。きょうだいの食卓まわりも好きで、長女・葵の落ち着いた包容力——茅野愛衣の声がここでも効いている——が場をまとめ、末っ子たちが引っかき回し、長兄・修(木村良平)が苦笑いで全部を受け止める。村瀬歩の演じる遥のテンションや、ゆきのさつきの五月が画面に出てくると一気に空気が動く。何でもない朝の場面なのに、声の重ね方だけで九人分の体温が伝わってくるのが、二回目に見たときいちばん沁みた部分だった。
読んで見たくなったら——『城下町のダンデライオン』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 大家族のわちゃわちゃした食卓や日常会話を眺めているのが好きな人
- 「人前に出るのが苦手」という感覚に身に覚えがある人
- 設定は派手なのに中身はゆるい、というギャップを楽しめる人
- 声優の細かい芝居で空気の変化を味わいたい人
合わない人
- 超能力や王位継承という設定に、本格的なバトルやドラマを期待する人
- 話が大きく動かないと退屈に感じてしまう人
- 監視社会というモチーフに社会派の風刺を求める人
次に見るなら
大家族のゆるい掛け合いと、誰も傷つかない空気が好きならのんのんびより。人数は違うけれど、何でもない時間をいつまでも眺めていたくなる感触が近い。「見られること」「承認」の緊張感に引っかかった人はハナヤマタあたりがいい。人前で表現することへの怖さと高揚を、内気な主人公の側から描いている。にぎやかな日常コメディそのものを浴びたいならあんハピ♪。能力やクセの強いキャラが寄り集まって転がっていく感じは、ダンデライオンのきょうだい群像と地続きの楽しさがある。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『城下町のダンデライオン』は、dアニメストアとU-NEXTで配信されており、どちらのサービスでも視聴することができます。アニメ配信に強いこの2つのサービスなら、安定した環境で本作を楽しめます。ゆるやかな日常系コメディが好きな方は、ぜひチェックしてみてください。
