One Room

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2017One Room

One Room

★ 2.6 / 5.0ラブコメ日常系
放送年2017年
フォーマットTVアニメ(短編)
話数12話
原作オリジナル
制作TYPHOON GRAPHICS

新しいアパートに引っ越してきた花坂由衣は、隣人に挨拶に行く。彼が志望大学の先輩だと知り、受験勉強を手伝ってもらう。一方、桃原夏希は東京に一人暮らしする兄を訪ねることを決める。一方、歌手志望の青島もかは再会する。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

本作は視聴者自身が「主人公」となる一人称視点で進行する、ワンルームを舞台にした物語です。第1章では、新しいアパートに引っ越してきた女子高生・花坂由衣との出会いを描きます。彼女は同じ大学を志望しており、受験勉強を手伝ううちに距離が縮まっていきます。続く章では、東京で一人暮らしをする兄を訪ねてきた桃原夏希、そして歌手を志す青島もかとの再会など、それぞれのヒロインとの何気ない日常と心の機微が、短い尺の中で丁寧に紡がれていきます。

みどころ・魅力

① 視聴者が「主人公」になる一人称視点演出

本作最大の特徴は、カメラ=視聴者の視線として物語が進む徹底した一人称視点です。ヒロインが画面のこちら側に語りかけてくる構成により、まるで自分自身が彼女たちと同じ部屋で過ごしているかのような没入感が味わえます。

② 1話あたり数分で完結するショートアニメの心地よさ

1エピソードが短い尺で構成されているため、隙間時間に気軽に視聴できるのが魅力です。短いながらも各ヒロインの心情変化が丁寧に描かれ、章ごとに異なるドラマを楽しめる密度の高さがあります。

③ 3人のヒロインそれぞれの個性と物語

受験生の花坂由衣、兄を慕う桃原夏希、歌手を志す青島もか。タイプの異なる3人のヒロインがそれぞれ独立した章を持ち、恋愛・家族・夢といった多彩なテーマが描かれます。お気に入りの一人を見つける楽しみがあります。

キャスト・声優一覧

花坂結衣
花坂結衣
メイン
市道真央
桃原奈月
桃原奈月
メイン
村川梨衣
青島萌香
青島萌香
メイン
三森すずこ

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スタッフ

シリーズ構成霜井蒼星
原作真野英二
原案キャラデザカントク
キャラクターデザイン奥田泰弘
音楽yamazo
美術監督松本浩樹
音響監督立石弥生
ED村川梨衣「春待ちクローバー」
ED桃原夏希「夏空エール」
ED青島萌香「希望リフレイン」

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トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

深夜にやることがなくて、1話4分なら寝る前に挟めるかと軽い気持ちで再生したのが最初だった。画面に映るのは女の子だけで、彼女たちはまっすぐこっちに喋りかけてくる。つまり「見ている自分」が主人公になっている。主人公目線の一人称視点というやつで、正直、最初の数話は落ち着かなかった。カメラ=自分という距離感に身体が慣れない。視線をどこに置けばいいのか分からない、と言えば伝わるだろうか。ところが3話あたりで妙に馴染んでくる。2回目に通して見たときには、最初に感じたあの気まずさそのものが、この作品の仕掛けだったと気づいた。引っ越してきた部屋に、知らない隣人が少しずつ入り込んでくる——その入り込まれる側の感覚を、ちゃんと体験させられていた。

「画面のこちら側」に誰もいないからこそ成立する、距離の物語

この作品の主人公には、顔がない。声もほとんどない。花坂結衣も青島萌香も桃原奈月も、こちらに向かって話しかけてくるのに、返事をする人物は画面に存在しない。普通のラブコメなら主人公の表情や独白で「今どう感じているか」を補ってくれるところを、One Roomはまるごと空白にしている。その空白に座るのが、見ている自分だ。 最初はこの設計を、よくある「彼女ができる疑似体験」の安い装置だと思っていた。でも見返すうちに、これは体験の物語というより観測の物語だと感じるようになった。彼女たちが少しずつ距離を詰めてくる、その過程だけが淡々と映される。受験勉強を口実に部屋へ来るようになる結衣、東京で一人暮らしする兄を訪ねる名目で現れる奈月、夢を諦めかけて戻ってきた萌香——三人とも、踏み込んでくる理由は最初ちゃんと別にある。恋愛そのものより、その「理由」が少しずつ薄れて、ただ会いに来るだけになっていく瞬間の方に、この作品の核心がある。 タイトルの「One Room」は、文字通りワンルームの部屋であると同時に、他人を一人だけ招き入れられる心の容量のことでもあるんだと思う。狭い部屋に誰かが入ってくるのは、本来けっこう侵入的な出来事だ。それを心地よさに反転させているのが、この短い尺の上手さだった。

特に刺さったシーン

結衣の章で、受験勉強を見てもらっているうちに、いつのまにか勉強がただの口実になっていく流れが一番効いた。市道真央の芝居が、序盤の「先輩に教わる後輩」のよそよそしさから、終盤の遠慮のなさへと、声の距離だけで変わっていく。同じセリフ量なのに、最初は敬語の壁があって、後半は壁が無くなっている。その移り変わりを、こっちは黙って聞いているしかない。返事ができない立場だからこそ、声の温度の変化がやけに生々しく届く。 奈月の章では、村川梨衣の少し背伸びした明るさが、ふとした拍子に素の心細さに崩れる瞬間があって、そこで思わず画面に向かって何か言いたくなった。言えないんだけど。歌手志望の萌香を演じる三森すずこも、夢の話をするときの声と、こっちを見て笑うときの声を露骨に分けてきて上手い。誰か一人を選ぶというより、三人それぞれの「距離の詰め方」の違いを聞き比べる作品になっていた。

読んで見たくなったら——『One Room』はABEMAで視聴できる(無料プランあり)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 1話数分の短編を、寝る前や移動中に少しずつ消化したい人
  • 大きな事件より、距離が縮まる「気配」を眺めるのが好きな人
  • 声優の芝居を、表情の助けなしに声だけで味わいたい人
  • 余白を自分で埋めるタイプの作品に抵抗がない人

合わない人

  • 主人公に感情移入させてほしい、独白や表情で語ってほしい人
  • 一人称視点でこちらに話しかけてくる形式が、どうにも気恥ずかしい人
  • はっきりした起伏やドラマの展開を求めている人

次に見るなら

この視点形式に慣れて、もっと浴びたくなったらまずOne Room セカンドシーズンへ。同じ一人称の作りで新しい面々が部屋に入ってくる、いわば続きの体験だ。最初の戸惑いを越えた人ほど素直に楽しめる。

距離の近い日常の手触りが目当てならたくのみ。もいい。こちらは集合住宅で女の子たちが緩く飲む短編で、恋愛要素は薄いぶん、狭い部屋に誰かがいる安心感だけを純度高く味わえる。

同じ甘さをちゃんと一本のドラマとして見たいならニセコイ。尺もテンションもOne Roomとは正反対だけど、距離が縮む過程を楽しむという根っこは地続きで、口直しのように見ると意外としっくりくる。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu×¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+
「One Room」は、ABEMA、dアニメストア、U-NEXT、Amazonプライムビデオ、DMM TVで視聴できます。複数の主要な配信サービスに対応しているため、すでに加入しているサービスでそのまま楽しめる可能性が高い作品です。一人称視点ならではの没入感を、お好みのプラットフォームでぜひ体験してみてください。

よくある質問

Q. 「One Room」はどの配信サービスで見られますか?
A. ABEMA、dアニメストア、U-NEXT、Amazonプライムビデオ、DMM TVで視聴できます。主要なサービスを幅広くカバーしているため、加入中のサービスで楽しめる可能性が高い作品です。
Q. どんなジャンルの作品ですか?
A. 2017年に放送されたラブコメ・日常系のショートアニメです。視聴者自身が主人公となる一人称視点で、ヒロインとのワンルームでの日常が描かれます。
Q. 1話の長さはどのくらいですか?
A. ショートアニメ(TV_SHORT)のため、1話あたり数分程度で完結します。隙間時間に気軽に視聴でき、章ごとに区切られた構成でテンポよく楽しめます。
Q. どんな人におすすめですか?
A. 没入感のある一人称視点の演出が好きな方や、短い尺で気軽に楽しめる日常系ラブコメを探している方におすすめです。3人のヒロインそれぞれの物語を味わえます。

まとめ

「One Room」は、ABEMA、dアニメストア、U-NEXT、Amazonプライムビデオ、DMM TVで視聴できます。複数の主要な配信サービスに対応しているため、すでに加入しているサービスでそのまま楽しめる可能性が高い作品です。一人称視点ならではの没入感を、お好みのプラットフォームでぜひ体験してみてください。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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