※本ページはアフィリエイト広告を含みます。

バッカーノ!
| 放送年 | 2008年 |
|---|---|
| フォーマット | スペシャル |
| 話数 | 3話 |
| 原作 | ライトノベル |
| 制作 | Brain’s Base |
ライトノベルを基にしたDVD限定エピソード3話。キャロルと副大統領がニューヨークに戻る中、元のシリーズのキャラクターとプロット展開をより深く掘り下げ、物語に終止符を打つ内容となっている。
作品概要・あらすじ
あらすじ
成田良悟のライトノベルを原作とするテレビアニメ『バッカーノ!』の続編にあたる、DVD限定の特別編3話。本編で描かれた1930年代アメリカを舞台に、不老不死の存在をめぐる群像劇のその後と隙間を埋める物語が展開します。キャロルと副社長がニューヨークへ戻る道中を軸に、本編では語りきれなかったキャラクターたちの過去や因縁、各エピソードの結末がより深く掘り下げられ、壮大な物語に一区切りをつける内容となっています。本編を観た人にとって、点と点がつながる補完エピソードです。みどころ・魅力
① 本編の「その後」と「隙間」を埋める補完エピソード
テレビシリーズで断片的に描かれた出来事の前後関係や、語られなかった人物の思惑が明らかになります。複雑に絡み合った群像劇の伏線が回収され、本編を観た人ほど「あの場面はこういうことだったのか」と腑に落ちる構成が魅力です。② 個性豊かなキャラクターたちの再集結
不老不死の錬金術師たちや裏社会の住人など、本編で印象を残した面々が再び登場します。それぞれの過去や関係性がさらに掘り下げられ、キャラクター一人ひとりの厚みが増していく点は、原作ファンにも見応えのある内容です。③ 禁酒法時代アメリカの空気を再現した世界観
1930年代のニューヨークやシカゴを舞台にした、レトロでスタイリッシュな美術と音楽は健在です。マフィア、列車、酒場といったクラシックな題材が織りなす独特の雰囲気が、特別編でもしっかり味わえます。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 大森貴弘 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 高木登 |
| 原作 | 成田良悟 |
| 原案キャラデザ | エナミカツミ |
| キャラクターデザイン | 岸田隆宏 |
| 音楽 | 吉森信 |
| 音響監督 | 岩浪美和 |
| OP | パラダイス・ランチ「Gun’s & Roses」 |
| ED | 織田かおり「Calling」 |
関連作品
アニメ
書籍
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
最初は「TV版の補足エピソードでしょ」くらいの軽い気持ちで再生した。本編を見たのはもう何年も前で、正直キャラの名前は半分くらい抜け落ちていた。ところが冒頭、キャロルとグスタフが「そもそもこの物語に始まりや終わりはあるのか」と言い合いを始めた瞬間、ああこの感じだ、と一気に引き戻された。2回目に見て気づいたのは、このSPが「おまけ」じゃなく、TV本編がわざと散らかしたまま放っておいた糸を一本ずつ拾い直す作業だということ。久しぶりに触れて、やっぱりこれは名作枠だと勝手に再確認した。時系列がバラバラなのに最後は全部つながる、あの快感がちゃんと残っていた。
「主人公がいない」を武器にした群像劇が、終わらない物語をどう閉じるか
バッカーノ!という作品の妙な気持ちよさは、結局のところ「誰が主人公でもない」という一点に尽きると思っている。普通の物語は、誰か一人を軸に置いて、その人の旅立ちと帰還で始まりと終わりを区切る。ところがこの作品はそれを最初から放棄している。列車の上でも、街の路地裏でも、複数の人生が勝手に交差して勝手に離れていく。視点はころころ入れ替わり、時間軸まで前後する。普通ならそれは「散らかった話」として処理されるはずなのに、ここでは逆に、その散らかり方こそが世界の手触りになっている。
このSPがうまいのは、その「終わりのなさ」を律儀に閉じようとしないところだ。キャロルとグスタフが延々と交わす「物語に終止符を打てるのか」という問答が、そのまま作品自体の自己言及になっている。彼らは結論を出さない。出さないまま、それでも一つひとつのエピソードに区切りをつけていく。単なる後日談ではなく、「終わりは便宜上どこかに引くしかない線にすぎない」という諦めと愛情が同居しているのが、この3話の正体だと思う。本編であえて宙ぶらりんにしたキャラの行く末を、答え合わせではなく余韻として手渡してくる。だからこのSPは、物語をたたむための話ではなく、物語が続いていることを確認するための話なのだ。久々に見て、そこがいちばん沁みた。
特に刺さったシーン
やっぱりグラハム・スペクターだ。杉田智和の声が乗った瞬間、画面の温度が一段おかしくなる。「分解して、組み立て直す」と上機嫌でレンチを振り回すあの理屈、本人の中では完全に筋が通っているのが怖い。終盤の暴れっぷりで、思わず「この人ほんとに会話が成立しないな」と笑ってしまった。声優の演技で人格の壊れ方が見えるって、こういうことだと思う。対照的に、阪口大助のジャグジー・スプロットが泣きながらそれでも仲間の前に立つところ。情けないのに、いざとなると引かない。そこに小林ゆうのニースが爆薬を抱えて寄り添うと、このチンピラ集団がやけに眩しく見えてくる。強い人間の話じゃなくて、弱いまま意地を張る人間の話として刺さった。
読んで見たくなったら——『バッカーノ!』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 視点がころころ変わる群像劇に、迷子になる楽しさを感じられる人
- TVシリーズを見終えて、あのキャラたちのその後をもう少しだけ覗きたい人
- バラバラの時系列が最後に一本につながる、あの瞬間が好きな人
- 強くて完璧な主人公より、情けなくて意地っ張りな連中に肩入れしたい人
合わない人
- 一人の主人公を軸にした、まっすぐな物語を求めている人
- TV本編を未見で、ここから入ろうとしている人(まず本編からがいい)
- 伏線も時系列もきれいに整理して提示してほしい人
次に見るなら
群像劇の交差する快感が好きなら、まず同じ成田良悟原作のデュラララ!!。池袋を舞台に、無関係に見える人間たちの線が少しずつ絡んでいく構造はバッカーノ!と地続きで、あの「全員が主役」の感覚をそのまま味わえる。
禁酒法時代のひりついた空気と裏社会の話に惹かれたなら91Days。復讐に取り憑かれた男の話で、コメディ成分は薄いぶん、マフィアものとしての緊張感は段違い。バッカーノ!の世界観の影の部分だけを煮詰めたような一本。
洒落た音楽とアンサンブルの空気そのものが好きだったならカウボーイビバップ。一話ごとに毛色が変わる構成と、隙のないジャズの使い方は、バッカーノ!のあの軽妙なテンポと同じ血が流れている気がする。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『バッカーノ!』のSP(特別編)は、dアニメストアとU-NEXTで視聴可能です。いずれもアニメ作品の取り扱いが豊富な配信サービスで、本編とあわせて楽しめます。気になる方は、各サービスの配信状況をチェックしてみてください。


