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planetarian~ちいさなほしのゆめ~
| 放送年 | 2016年 |
|---|---|
| フォーマット | ONA |
| 話数 | 5話 |
| 原作 | ビジュアルノベル |
| 制作 | David Production |
星野ゆめみは、廃墟となった planetarium で働く相棒ロボットである。彼女は30年間顧客を待ち続けていたが、ついに客が現れた。彼女は彼に planetarium を修理するのを手伝ってもらい、彼に星を見せることにした。
作品概要・あらすじ
あらすじ
荒廃し、人の姿が消えた都市。その一角に建つ無人のプラネタリウムでは、案内ロボット「ほしのゆめみ」が、たった一人で30年もの間、訪れることのない客を待ち続けていた。ある日、廃墟を漁る「屑屋」と呼ばれる男がこの街へ足を踏み入れ、ゆめみと出会う。彼女の純粋な願いは、壊れた投影機を直し、もう一度満天の星空を映し出すこと。男は戸惑いながらも修理に手を貸し、二人はやがて、星空の下でかけがえのない時間を過ごしていく。Keyが贈る、ささやかで切ない人とロボットの物語。みどころ・魅力
① ほしのゆめみという存在の愛らしさ
献身的に客を待ち続ける案内ロボット・ゆめみの無垢な振る舞いが、本作最大の魅力です。マイペースで天然な言動の愛らしさと、人間のように感情を映す姿とのギャップが、観る者の心を掴んで離しません。② 静けさの中で描かれる深い余韻
派手な展開をあえて排し、廃墟のプラネタリウムという限られた舞台で淡々と紡がれる物語。静寂と星空の映像美が、セリフ以上に多くを語りかけ、鑑賞後に長く心に残る余韻を生み出します。③ Keyならではの繊細な感情描写
『AIR』『CLANNAD』で知られるKeyが手がけた原作の、丁寧に積み重ねられた感情の機微。短い尺ながら、人とロボットの交流を通して「優しさ」とは何かを静かに問いかける、珠玉のヒューマンドラマです。キャスト・声優一覧




スタッフ
| 監督 | 津田尚克 |
|---|---|
| キャラクターデザイン | 竹知仁美 |
| 音楽 | 折戸伸治、竹下智博、どんまる |
| 美術監督 | 杉山祐子、阿閉高尚、竹田悠介 |
| 音響監督 | 山口貴之、津田尚克 |
| ED | 佐咲紗花「Twinkle Starlight」 |
| ED | メル「星めぐりの歌」 |
関連作品
アニメ
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
正直、舐めていた。30分くらいのONAが5本、廃墟でロボットと喋るだけの話でしょ、と。配信のリストを下にスクロールしていく手が止まったのは、KEYという三文字が見えたからで、つまり最初から負け戦だったわけだ。あの会社の名前を見て身構えない人間は、たぶんまだ刺されたことがない。再生してすぐ、雨の降る廃墟の質感と、やけに丁寧な無人の街並みに「ああ、これは時間をかけて殴ってくるやつだ」と察した。1回目は油断していたぶん終盤で完全に持っていかれて、2回目はもう序盤の何でもない会話シーンから喉が詰まっていた。知っているのに効く。むしろ知っているから効く。そういう作品が世の中にはある。
「待つ」という行為が、誰のためでもなく続いてしまう話
この作品は単なる「健気なロボットに泣かされる話」ではなく、待つことそのものの不気味さと尊さを同時に差し出してくる話だと思っている。星野ゆめみは30年、誰も来ない planetarium で営業スマイルを崩さずに客を待ち続けた。普通に考えればこれは故障であり、目的を失ったプログラムの空回りでしかない。実際、彼女の喋りは時々ズレるし、文脈を読めていない接客マニュアルの音読みたいになる瞬間がある。なのに、その「ズレ」こそが胸を抉ってくる。彼女は世界が終わったことを理解していない。理解していないまま、与えられた役割を律儀に全うしている。
ここで面白いのは、視聴者である自分のほうが「もう客なんて来ないよ」という残酷な事実を知っている、という非対称だ。ゆめみの無垢さは、こちらが背負っている諦めを照らし返してくる。彼女が無意味に見える奉仕を続けられるのは、意味を疑わないからで、意味を疑うのはいつだって生き残ってしまった側の人間のほうなんだ。屑屋がこの空間に踏み込むことで、止まっていた「待つ」がようやく報われる——と書くと美談だが、実際にはもっと苦い。報われた瞬間に、待つことが終わってしまうから。30年を肯定するために、その30年を畳まなければならない。星を見せるという小さな約束が、なぜあんなに重いのか。たぶん、それが「ずっと待っていた誰か」へのたった一度きりの返答だからだ。KEYが反則なのは、こういう構造をぬるい涙腺の話に偽装して撃ってくるところにある。
特に刺さったシーン
やはり、壊れた投影機がようやく動き出して、廃墟の天井いっぱいに星が広がる終盤の展開。あそこで自分は完全に決壊した。ただ星が映るだけの画なのに、そこに至るまでの積み重ねが全部のしかかってくる。屑屋を演じる小野大輔の芝居がここで本当に効いていて、序盤のぶっきらぼうで世界に擦れた声色から、星空の下でほんの少しだけ緩む息遣いへの移ろいが、台詞の量ではなく音の温度で伝わってくる。叫ぶでも泣くでもなく、ただ「……綺麗だな」みたいなトーンの一段下がった声。あの抑えた芝居があるから、ゆめみの無邪気さが余計に痛い。男のほうが何かを諦めて生きてきた人間だと、声だけで分かってしまう。2回目に見たとき、自分が泣いていたのはゆめみの可憐さにではなく、屑屋のあの息の抜き方にだったと気づいて、それでまた効いた。
読んで見たくなったら——『planetarian~ちいさなほしのゆめ~』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- KEY作品の情緒に一度でもやられたことがある人。免疫があると思っていても、たぶんまた刺される
- 派手な展開より、静かな会話と間で感情を積み上げられるのが好きな人
- 廃墟・終末世界の空気感そのものに浸りたい人。雨と埃と無人の質感がたまらない
- 声優の抑えた芝居、台詞の「言わなさ」を味わいたい人
合わない人
- テンポよく話が動いてくれないと退屈してしまう人。前半はかなりゆっくり進む
- 感情に訴えてくる作劇を「お涙頂戴」と感じて身構えてしまうタイプの人
- 世界観の説明や謎の答え合わせをきっちり求める人。多くは語られないまま終わる
次に見るなら
同じKEYの情緒で殴られたいなら、まずはCharlotte。能力ものの皮を被りながら、後半でちゃんと喪失と祈りの話になっていくあたり、planetarianの余韻と地続きで効いてくる。
ロボットと人間の不器用な交流、そして「人ならざる者の無垢さ」に弱い人にはヴァイオレット・エヴァーガーデンを。感情を学んでいく存在を、これでもかと美しい画で見せてくる。涙腺の準備はしておいたほうがいい。
終末世界に二人だけ、という空気そのものを味わいたいなら少女終末旅行。あちらは乾いたユーモアが効いているぶん、planetarianとは逆方向から同じ「滅びの後の優しさ」に触れてくる。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『planetarian~ちいさなほしのゆめ~』は、現在dアニメストア、U-NEXT、DMM TVの3つのサービスで視聴できます。アニメ作品を豊富に取り揃えるdアニメストアをはじめ、いずれの配信サービスでも見放題で手軽に楽しめます。気になった方は、ご利用中のサービスでチェックしてみてください。


