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2023

アルスの巨獣
★ 2.9 / 5.0ファンタジー
| 放送年 | 2023年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | Asahi Production |
剣と英雄と神話の時代が舞台。巨大な獣が大地を創造したが、人間がそれを奪った。激怒した獣は人間を食べ始め、人間は神に助言を求めた。巨獣が世界中に広がり大被害をもたらしたが、人間は狩猟で対抗。人間はまた獣を利用することで繁栄した。
目次
作品概要・あらすじ
あらすじ
剣と英雄、そして神話が息づく古の時代。かつて大地を創造したのは、計り知れぬ力を持つ巨大な獣たちでした。しかし人間がその恵みを奪ったことで獣は激怒し、人々を喰らい始めます。神託を求めた人間の前で、巨獣は世界中へと広がり、大地に甚大な被害をもたらしていきました。やがて人間は狩猟という手段で巨獣に立ち向かい、その脅威を退けるだけでなく、獣の力を利用することで新たな繁栄を築いていきます。獣と人、創造と簒奪、恐怖と共生——壮大な神話世界を背景に、生存をかけた人類の戦いと文明の物語が描かれます。みどころ・魅力
① 神話と英雄譚が交差する重厚な世界観
剣と神々が支配する時代を舞台に、大地を創った巨獣と人間の因縁が壮大なスケールで描かれます。創造の象徴であった獣が脅威へと転じ、人類が神に縋りながら抗っていく構図は、古代神話を思わせる骨太な物語として見応えがあります。② 巨獣との迫力ある狩猟バトル
世界を脅かす巨大な獣に、人間が狩猟という手段で立ち向かう戦いが大きな見どころです。圧倒的な体躯と力を持つ巨獣を相手に、知恵と勇気で挑む人々の攻防は緊張感に満ち、ファンタジー作品ならではのダイナミックな迫力を味わえます。③ 「奪う者」と「共生する者」の対比
獣から恵みを奪い、怒りを買い、やがてその力を利用して繁栄する——人間の業と適応力が物語の核を貫きます。恐怖の対象だった巨獣をどう御し、文明へと組み込んでいくのか。共生と支配のあわいを描くテーマ性が、単なる冒険譚に深みを与えています。キャスト・声優一覧

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スタッフ
| 監督 | オグロアキラ |
|---|---|
| シリーズ構成 | 海法紀光 |
| 原案キャラデザ | 大槍葦人 |
| キャラクターデザイン | 清水洋、加藤真人 |
| 音楽 | 片山修志、鈴木暁也 |
| 美術監督 | 外谷恵美 |
| 音響監督 | 田中亮 |
| OP | ペンギンリサーチ 「変幻自在」 |
| ED | 遥海「名もない花」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
最初は配信トップの隅っこに転がっていたサムネイルを、なんとなくクリックしただけだった。剣と神話、巨大な獣。ファンタジーの王道すぎる看板に、正直そこまで期待していなかった。一度通しで見たあと、しばらく記憶から抜け落ちていたくらいには地味だ。それでも、ジイロを演じる森川智之の低く乾いた声が妙に頭に残っていて、結局もう一度再生してしまった。そうしたら一周目で素通りしていた、世界そのものの設計図みたいな部分が急に立ち上がってきた。派手な作品ではない。でも、最初の地味さは欠点じゃなくて、たぶんこの作品の語り口そのものだったと、二周目で気づいた。奪い、狩り、飼いならす——繁栄の足元にある暴力の話
この作品は、巨獣を倒してスカッとするための狩りファンタジーではない。少なくとも私はそう受け取れなかった。あらすじを追うと、巨獣はもともと大地を「創った」側だ。人間はその大地を奪い、怒った獣に食われ、神に泣きつき、最終的には獣を狩る技術を手に入れる。ここで終われば普通の英雄譚だが、物語はもう一歩進む。人間は獣を「利用する」ことで繁栄するのだ。つまりこの世界の豊かさは、自分たちを生んだ存在を狩り、飼いならし、資源に変えた上に成り立っている。 二周目で背筋が冷たくなったのは、その構造を作品が善悪で裁かないところだった。巨獣は怪物として描かれるが、よく見ると被害者でもある。人間は生き延びるために必死で、その必死さがそのまま略奪の歴史になっている。剣と神話の時代という遠い舞台設定なのに、語られているのは結局、文明というものが何かを踏みつけて立っている、という普遍的な居心地の悪さだ。 ジイロやロマーナといった人物たちが、その構造の中でどう振る舞うか。日笠陽子が演じるロマーナの芯のある声は、ただ巻き込まれる被害者ではなく、この理不尽な世界を引き受けて歩く人間の重さを持っていた。狩る側にいることの後ろめたさと、それでも生きるという選択。そこを描こうとしている時点で、この地味な一本はちゃんと志が高い。特に刺さったシーン
序盤、巨獣と人間が初めて正面から対峙する場面。ここでカメラが獣の側にほんの一瞬だけ寄るのだが、その「間」で思わず息を止めた。倒すべき敵としてではなく、ただ大きくて、こちらを見ている存在として獣が映る瞬間がある。狩る話のはずなのに、狩られる側の視線をしれっと入れてくるのがずるい。 人物まわりだと、緒方賢一が演じるゼンの台詞回しが効いている。歳を重ねた者だけが出せる、諦めと優しさの混ざった声で若い世代に世界の理屈を語る場面は、それだけで一本の短編みたいだった。あと芹澤優のミャアと乃村健次のグウンのやり取りは、緊張続きの物語にちょうどいい呼吸を作っていて、終盤の張りつめた展開の前にこの二人の軽口があったから、最後がより深く刺さった。声優の置き方がうまい作品だと思う。読んで見たくなったら——『アルスの巨獣』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
合わない人
- テンポよく爽快に巨獣を倒していくカタルシスを期待している人
- 一周で全部わかる、見通しのいい構図を求めている人
- 地味な序盤で離脱しがちな人(ここを越えると景色が変わるので、もったいない)
次に見るなら
人間と巨大な獣、そして文明の暴力という骨格が近いのは、やはり進撃の巨人だ。壁の中の繁栄が何の上に成り立っていたのか、という問いの立て方はアルスの巨獣と地続きに感じられる。 獣を狩るのではなく「飼いならして利用する」ことの倫理に踏み込んだ話が見たいなら、獣の奏者エリンを勧めたい。人と獣の距離の取り方を、これ以上ないくらい丁寧に描いている。 善悪で割り切らない、人間と自然の奪い合いそのものを見たい人にはもののけ姫。狩る側の正しさが最後まで宙づりにされる感触が、この作品を見たあとだと一段深く刺さるはずだ。配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『アルスの巨獣』は、dアニメストア、U-NEXT、DMM TV、Huluの4サービスで視聴できます。アニメ作品を幅広く扱う配信サービスを中心に揃っているため、普段お使いのサービスで楽しめる可能性が高いです。複数の選択肢があるので、ご自身の契約状況に合わせて視聴環境を選べます。
