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バジリスク ~桜花忍法帖~
| 放送年 | 2018年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 24話 |
| 原作 | その他 |
| 制作 | Seven Arcs |
慶長の世、三代の将軍にわたる後継者争いは、甲賀と伊賀の忍者による壮絶な戦いに終焉を迎えた。花びらが舞う中、愛のために生きることを誓った男女は再び引き裂かれ、その儚い美しさが際立つ。しかし、服部半蔵の養子・京八郎の手により、彼らは…と言われている。
作品概要・あらすじ
あらすじ
慶長の世、甲賀と伊賀の忍者が繰り広げた壮絶な戦いから月日が流れた。その戦いで散った忍たちの魂を受け継ぐ次世代の忍者たちが、再び時代の波に飲み込まれていく。将軍家の後継者争いに翻弄されながらも、宿命に抗い、愛するものを守ろうとする若き甲賀・伊賀の忍者たちの物語。前作の悲劇を知る者たちの想いも交差しながら、新たな忍法帖の幕が上がる。みどころ・魅力
① 受け継がれる宿命——前作を知る者ほど深く刺さる構成
甲賀と伊賀の因縁を背負う次世代の若者たちが主人公。前作「バジリスク 〜甲賀忍法帖〜」を知っていれば、繰り返される悲劇の構造がより重く響く。知らなくても楽しめる独立した物語として設計されており、新規視聴者にも入りやすい点が評価されている。② 華麗かつ残酷な忍法バトル
各キャラクターが固有の忍法を駆使して戦うアクションシーンは本作の核心。視覚的に個性豊かな能力がぶつかり合う緊張感と、命を懸けた戦いの残酷さが同居する演出は、忍者モノならではの醍醐味を存分に味わえる。③ 恋と死が絡み合う、濃密な人間ドラマ
敵対する陣営に生まれながらも惹かれ合う男女の関係を軸に、裏切り・信頼・自己犠牲といったテーマが描かれる。アクション重視の作品でありながら感情的な重みが強く、最後まで目が離せない人間ドラマとして機能している。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 西村純二 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 大西信介 |
| キャラクターデザイン | 牧孝雄 |
| 音楽 | 坂部剛 |
| OP | ONMYO-ZA「桜花忍法帖」 |
| ED | 水樹奈々「HOT BLOOD」 |
| ED | 水樹奈々「粋恋」 |
関連作品
アニメ
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
1期を見ていない、という後ろめたさは最後まで消えなかった。「バジリスク」というタイトルは知っている、甲賀と伊賀が殺し合う、ロミジュリ構造、くらいの前提知識で見始めた。2期から入るのは邪道だとわかりつつ、配信でいつでも見られるなら試してみるか、という軽い動機だった。意外と整理されていて、世界観の把握でつまずくことはほぼなかった。ただ、随所に「これ、1期を見ていたらもっと刺さったはずの場面だ」という感触がある。そのたびに少し悔しくなる。2周目は1期を先に見てからにしようと思ったまま、まだできていない。
「愛のために生きる」という選択が、なぜ悲劇に変わるのかという話
この作品が描いているのは、忍者の戦いではない。正確に言えば戦いは描いているけれど、核心はそこじゃない。「愛のために生きることを誓った男女が、再び引き裂かれる」という構造そのものが問いになっている。なぜ誓いは守られないのか。なぜ愛は抑止力にならないのか。
答えは単純で、個人の誓いよりも大きな力学がある、ということに尽きる。将軍家の後継者争いという政治的な要請が、甲賀と伊賀を道具として使い続ける。どれだけ個人が「争いを終わらせたい」と思っても、システムがそれを許さない。この構造は前作から引き継がれていて、2期はそれを新しい世代でもう一度やることで「前の世代が学んだはずの教訓が伝わっていない」という絶望を重ね塗りしている。
水瀬いのりが声を当てた伊賀響は、そのシステムに最も抵抗しようとするキャラクターだと思う。感情を先行させる役どころで、水瀬さんの声は感情の温度が高いときにこそ本領を発揮するタイプなので、この役との相性はかなりよかった。序盤から感情のグラデーションが細かく、「この人はこういう場面で崩れる」という輪郭が早い段階で見えてくる。
一方で、早見沙織が演じた蓮は対極にいる。どこか感情を整理しながら動いている印象で、早見さんの落ち着いた声質が役にはまっていた。早見さんは「感情をコントロールしているキャラクター」を演じるとき独特の静けさが出る人で、それがこの役の二面性を支えていたと思う。
「愛のために生きる」という誓いが悲劇に変わる理由は、愛が弱いからではない。愛がどれだけ強くても、それを無効化できるシステムが存在するから、という話をこの作品は2クールかけてやっている。見終わった後、重くなるのはそういうことだ。
特に刺さったシーン
終盤、名塚佳織が演じる滑婆の場面が予想外に刺さった。脇役的な立ち位置のキャラクターだと思っていたのに、名塚さんの演技で急に奥行きが出てくる瞬間がある。声の圧というより、息の使い方が細かくて、台詞の端々に「この人はずっとこれを抱えて生きてきた」という重さがある。名塚さんは300本近い出演数があるのに、なぜかわかりやすい「人気声優」的なキャリアに見えないのが不思議で、でもこういう場面を見ると「ああ、だからいろんな作品に呼ばれ続けているんだ」と思う。
あとは三木眞一郎が演じた根来転寝。三木さんの声は中低音で安定感があって、敵対する側に配置されると妙な説得力が出る。「悪い方向に話をまとめる人」の声として、序盤から中盤にかけての立ち回りが作品のテンションを作っていたと感じた。2回目に見たとき、最初の登場シーンからすでにこの人は最初からこういう人だったな、と気づいて少し笑った。
読んで見たくなったら——『バジリスク ~桜花忍法帖~』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- ロミオとジュリエット構造の悲劇が好きで、感情移入より構造として楽しめる人
- 早見沙織・水瀬いのりの演技を追っているファン
- 忍者ものの様式美(術の名前、一族の掟、名乗りの演出)に耐性がある人
- 1期を見ていて「あの世界のその後」が気になっている人
- 2クール通して重たいトーンに付き合える体力がある視聴者
合わない人
- 1期未視聴で「前作なしでも完全に楽しめるか」を最優先にする人(微妙に引っかかる箇所がある)
- バトルの爽快感や勝利感を期待して見ると、トーンが全然違うので戸惑う
- キャラクターの死を「何かの意味づけ」として回収してほしい人(わりと消費されていく)
- テンポの速い展開を期待している人(情緒的な場面が長い)
次に見るなら
バジリスク ~甲賀忍法帖~(2005年)は言わずもがな、先に見ておくべき前作。甲賀弦之介と朧の話を先に知っておくと、桜花忍法帖の重なりが全然違って見えてくる。2周目のための準備として。
どろろ(2019年リメイク)は、時代劇様式の中で個人の意志と時代の暴力が衝突するという構造が近い。百鬼丸の「奪われ続ける」感覚と、桜花忍法帖の「誓いを守れない」感覚は違うけれど、どちらも「個人が正しくあろうとしても時代がそれを許さない」という話をしている。
うたわれるものの偽りの仮面/二人の白皇は、和風ファンタジーで政治的陰謀と個人の感情が交差するという点で雰囲気が近い。こちらは前作「うたわれるもの」からの連続で、前作を知っているとより刺さる構造になっているので、バジリスク桜花忍法帖と同じ「前作ありき」な作品として一緒に語られることが多い。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
「バジリスク ~桜花忍法帖~」は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Huluの4サービスで配信中です。月額サービスをすでにご利用の方はすぐに視聴を開始できます。どのサービスも無料トライアル期間が設けられていることが多いので、まずは試してみるのがおすすめです。

