※本ページはアフィリエイト広告を含みます。

ビッグオーダー OAD
| 放送年 | 2015年 |
|---|---|
| フォーマット | OVA |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Asread |
作品概要・あらすじ
あらすじ
漫画『ビッグオーダー』第8巻に同梱されたOAD作品。幼少期に世界を崩壊させた”願い”を持つ少年・星宮鋭人が、「オーダー」と呼ばれる超能力を駆使して戦いに身を投じる姿を描く。支配と破壊、そして再生をテーマに、個性豊かなオーダー使いたちとの激突が展開される本編の濃密な一幕を楽しめる一作です。
みどころ・魅力
① 「支配」という異色の能力バトル
主人公が持つ”何でも支配できる”という圧倒的な能力設定が本作最大の個性です。単純な破壊力ではなく、支配・制御という概念をベースにしたバトルは、他のアクション作品にはない独特の緊張感とカタルシスをもたらします。
② 漫画本編と直結したストーリー展開
第8巻同梱という形式上、漫画を読み進めてきた読者に向けた密度の高い内容になっています。アニメで動き・声・音楽が加わることで、紙面では伝わりきらなかった迫力やキャラクターの感情がより鮮明に体感できます。
③ 個性的なオーダー使いたちの競演
それぞれ異なる”願い”から生まれた能力を持つキャラクターたちが多数登場し、能力のぶつかり合いが見どころのひとつです。キャラクター同士の思惑や因縁が絡み合う構図は、短編ながらも読み応え十分な展開を生み出しています。
キャスト・声優一覧








スタッフ
| 監督 | 鎌仲史陽 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 高山カツヒコ |
| キャラクターデザイン | 小島智加 |
| 音楽 | エバン・コール |
| ED | 妖精帝国「檄」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「未来日記」の海法紀光だから、という理由で手を出した。あの作者なら多少ぶっ飛んでいても受け入れられる、という免疫がついていた。このOADは2015年、漫画8巻に付属する形で出た作品で、TVアニメ放送(2016年)より前の先行OVA的な立ち位置だ。TVシリーズを全部見てから戻ってくると「あ、ここでこの設定を見せたかったのか」という補完の意図が見えてくる。コアなファン向けに「本編の世界観ってこんな感じだよ」を短く叩き込む1本、という認識で見ると予想外に楽しめる。最初に見たときは尺が短いこともあって「本編の圧縮版?」と戸惑ったが、2回目はそういう整理をやめてOADそのものとして見た。そうすると少し違う顔が見えてくる。
「世界を壊した願い」を抱えたまま生きる、という話
ビッグオーダーという作品を「能力バトルもの」として整理するのは半分正解で、半分外している。中心にあるのは、星宮エイジが子どもの頃に「世界を壊したい」という願いを持ってしまったこと——そしてその願いが本当に叶ってしまったこと——への向き合い方だ。OADという短い尺の中でもこの構造は変わらない。
能力バトルのジャンルでは「強い力=正義」になりがちだが、ビッグオーダーはその強さを最初から「後悔の原因」として設定している。エイジが持つ「オーダー」の力は彼の願望の産物であり、世界崩壊という代償の象徴でもある。力が強くなるほど、彼が背負うものも重くなる構造だ。
このOADでも、エイジが何かを選択するとき、その背後にある「自分のせいで世界が壊れた」という重さがうっすら漂っている。圧倒的な力を持ちながらも自分の過去から逃れられない少年——というのは、海法作品に一貫して流れるテーマだと思う。「未来日記」のユッキーも、都合のいい未来だけを望んでいたらそれが地獄への入口だった。ビッグオーダーでも同じ構造が機能している。「願いが叶う」がバッドエンドの始まりになるというパターン。
OADはその世界の断面を切り取っただけだが、「この子はずっとこれを引きずって生きていくんだな」という感触が短い尺にも滲んでいる。単なる先行映像としてではなく、エイジという人間の業のスケッチとして見ると重みが変わる。
特に刺さったシーン
森田成一のエイジが、力を使いながらも声のトーンを抑えている場面。叫んだり威圧したりではなく、どこか諦めに近い低温の芝居で「俺がやる」と言う。あのトーンが絶妙で、最初に聞いたとき「あ、この人はもう怒りじゃなく義務で動いている」と読めた。2回目に見るとその抑制がより意図的に感じられて、演出との合わせ方を確認したくなる。
久野美咲と三上枝織がいることで、シリアスな空気に時々異物が混入する。久野美咲はああいう「ちょっとズレた感じ」を軽やかにやるのが本当に巧みで、重くなりすぎる場面をうまく換気している。三上枝織は声優と夜あそびのMCイメージが強いが、こういうアクション系の役でも存在感を消さないのが面白い。
OVAは尺が短い分、見せ場を絞らざるを得ない。その「何を選んだか」という判断が作り手の本音に近いので、序盤の能力描写よりも終盤の人物の表情の方に目が行った。あそこで何を見せるかを選んだ理由が、2回目でようやく腑に落ちた。
読んで見たくなったら——『ビッグオーダー OAD』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 「未来日記」を全部見ていて、海法紀光の作風が肌に合っている人
- TVシリーズを先に見ていて、世界観の補完として短い尺を楽しめる人
- 能力バトルに「後悔」や「業」の要素が乗っているのが好きな人
- 森田成一の抑制の効いた芝居が好きな人
- OVAというフォーマット込みで楽しめるコアなアニメファン
合わない人
- TVシリーズを見ていない状態でこれを先に見ようとしている人(前提知識なしは厳しい)
- ストーリーの完結感を求める人(OVA1本で話が綺麗に畳まれるタイプではない)
- 能力バトルは派手さと爽快感が命、と思っている人
- 海法作品特有の「世界観の倫理観のずれ」が苦手な人
次に見るなら
まず前提として、TVシリーズのビッグオーダーを見ていない人はそちらを先に。OADは8巻付属という出自から、本編を踏まえた視聴が正解だ。このOADはその「補完」として機能する。
未来日記は同じ海法紀光原作で、「願いが呪いになる」という構造が共通している。天野雪輝という主人公の情けなさと天然の狂気は、エイジとは別ベクトルだが根っこが近い。ビッグオーダーを気に入ったなら間違いなく刺さる。
カオスドラゴン 赤竜戦役は能力と代償がセットになった世界観という点で近い。「力を持つことで失うものがある」という重さが好きな人向け。こちらも尺は短いがバトルの密度は高い。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
『ビッグオーダー OAD』は、dアニメストアおよびU-NEXTで配信中です。どちらも月額サービスのラインナップに含まれており、手軽に視聴できます。漫画第8巻の購読者はもちろん、アニメから作品に触れたい方にもおすすめの一作です。
よくある質問
まとめ
『ビッグオーダー OAD』は、dアニメストアおよびU-NEXTで配信中です。どちらも月額サービスのラインナップに含まれており、手軽に視聴できます。漫画第8巻の購読者はもちろん、アニメから作品に触れたい方にもおすすめの一作です。