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2017

THE REFLECTION WAVE ONE
★ 2.1 / 5.0アクション冒険ミステリーSF
| 放送年 | 2017年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | Studio DEEN |
THE REFLECTION後、世界中の人々の一部が超能力を獲得する。その力を使って英雄となる者もいれば、悪役となる者もいる。なぜReflectionは起こったのか、その原因は何か。多くの謎が残されたまま、世界は混乱へと導かれていく。
目次
作品概要・あらすじ
あらすじ
ある日、世界中で同時多発的に発生した謎の現象「THE REFLECTION」。その後、一部の人々は超常的な能力を持つ「リフレクティッド」として覚醒した。能力を持つ者たちは英雄として人々を救う者と、その力を悪用する者とに分かれ、世界は混乱へと向かっていく。なぜリフレクションは起きたのか――その真相を追う中で、英雄たちの壮絶な戦いが幕を開ける。みどころ・魅力
① マーベルの巨匠スタン・リーが手がけたオリジナルストーリー
アメコミ界の伝説的クリエイター、故スタン・リー氏が日本のアニメのために書き下ろしたオリジナル脚本が最大の特徴。スーパーヒーロー誕生の必然性や社会的混乱をリアルに描く視点は、長年マーベル作品を手がけてきた氏ならではの重厚なアプローチで展開される。② 独創的なアメコミ風アニメーション表現
監督・長濱博史氏による演出のもと、アメコミのコマ割りや色彩感覚をアニメに落とし込んだ独特のビジュアルスタイルが展開される。陰影の強いカラーリングや静止コマを活用した画面構成は、従来の日本アニメとは一線を画す実験的な映像体験をもたらす。③ 英雄と悪役、それぞれの正義が交錯するドラマ
超能力を持つことで「英雄」にも「悪役」にもなり得るリフレクティッドたちの対立を軸に、能力を持つことの意味や社会的責任が問われる。単純な善悪二項対立に収まらないキャラクターたちの葛藤と動機が、物語に深みを与えている。キャスト・声優一覧

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スタッフ
| 監督 | 長濱博史 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 鈴木やすゆき |
| 原案キャラデザ | 長濱博史 |
| キャラクターデザイン | 馬越嘉彦 |
| 音楽 | |
| 美術監督 | 飯島寿治 |
| ED | 9nine「SunSunSunrise」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
スタン・リー原案という一点で録画予約したクチだった。あのマーベルのスタン・リーがNHKとアニメを作る、という話が当時オタク界隈で妙に浮いていた記憶がある。いざ見始めると、最初の5分で「これは普通のアニメじゃない」という確信を得た。フラットに塗られたキャラクター、コマとコマの境界を意識させる構図、英語と日本語が混在するセリフ。アメリカンコミックをそのままアニメに持ち込もうとしているという意図が全面に出ていた。最初は正直、慣れるまでに時間がかかった。2回目に見直したとき、「これはこれとして受け取る作品だ」とようやく切り替えられた。独自の文法を持つ作品には、受け取る側にも調整が要る。力を得た「その後」の世界——英雄と悪役を分けるのは力の強さではない
THE REFLECTIONという現象が起きた後の世界から、物語は始まる。なぜそれが起きたのか、誰が引き起こしたのか——答えは最後まで霧の中に置かれたまま、キャラクターたちは超能力を持った世界を生きていく。 これが面白いのは、「原因不明の災害の後」という設定が物語の中心に据えられていることだ。力を得た人間が英雄になるかどうかは、力の強さとは関係ない。善悪の判断基準も、社会的な立場も、物語の中で意外に揺らいでいる。「力を得た人間の一部が悪になる」という設定は使い古されているが、この作品の場合、その「なぜ」に対してシンプルな答えを用意していない。 スタン・リーが長年マーベルで積み上げてきたのは、スーパーヒーローとは単純な善人ではないという思想だった。傷があり、社会からはみ出し、それでも戦う。X-Menはその最たる例だが、THE REFLECTIONにも同じ気配がある。力を使って英雄として動くX-ONの姿は、かっこよさの裏側に何か重たいものを抱えていて、三木眞一郎の声がその屈折した感触を丁寧に乗せていた。渋くて、乾いていて、でも内側に何か燻ったものがある、という声の質感がキャラクターと正確に噛み合っていた。 ただ惜しいのは、その問いが解消されないまま終わっていることだ。続編の匂いだけ残して、今や配信サービスからも姿を消し、Amazon DVDでしか手に入らない。「何だったんだろう」という感覚が残るのは、物語が中途半端だったからではなく、もう少し続きを見たかったからだと、今は思っている。特に刺さったシーン
X-ONが戦闘に入る場面の演出が、何度見ても独特だった。通常のアニメなら動きで見せるところを、この作品はコマ割りの静止感と爆発的な動きを交互に挟む。アメリカンコミックのページをめくる感覚に近い。最初は「手を抜いているのか」と思ったが、2回見て気づいた。これは省エネではなく、意図的な「コミックの文法」だ。 三木眞一郎が演じるX-ONは、英語と日本語が混在する独特のリズムで台詞を乗せる。普通のアニメなら浮く台回しが、この作品のトーンに妙に合っている。特に序盤、力を使うことへの意志が静かに示される場面は、大げさに感情を乗せずに淡々と演じている分だけ、何かがすうっと通り過ぎるような印象が残った。 伊瀬茉莉也が声を当てているキャラクターは、序盤から終盤にかけて立場がじわじわと変化していく。対立構造が明確になってくる中盤以降の演技に、一種の疲弊感と諦念が滲んでいて、それがキャラクターの状況と重なっていた。音だけ追っていても物語が読めるような演技で、2周目はそこに意識を向けながら見た。読んで見たくなったら——サブスク配信はなし。Amazonで購入できる。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- マーベルやDCのコミックに触れたことがあり、アメリカのスーパーヒーロー文化に土地勘がある人
- 作画スタイルや演出の文法に興味があり、異端な表現を受け入れられる人
- 謎が解消されないまま終わる作品でも、過程や空気感を楽しめる人
- 三木眞一郎・伊瀬茉莉也の、普段とは少し質感の違う演技が聞いてみたい人
合わない人
- 物語が綺麗に完結することを求める人(この作品は問いを置いたまま終わる)
- 滑らかな動きのあるアクション作画を期待してアニメを見る人
- 配信で気軽に見たい人(現状はAmazon DVDでの購入のみ)
- 通常のアニメの文法を基準に作品を評価する人
次に見るなら
タイガー&バニーはスーパーヒーローが企業スポンサーを背負って戦うという設定で、英雄像を解体する視点が近い。THE REFLECTIONよりずっとポップで見やすいが、「力を持った人間が社会とどう折り合うか」というテーマは共鳴する。2011年の作品だが、今見ても構造がよくできている。 コンクリート・レボルティオ〜超人幻想〜は日本のヒーローコンテンツ全体を俯瞰するような作品で、「超人が存在する世界の歪み」という視点がTHE REFLECTIONと構造的に似ている。こちらも話が複雑に絡み合っていて、1周目はあまり整理できない類の作品だが、2周目で見えてくるものが多い。 ヒーローマンもスタン・リー原案のアニメで、2010年放送。THE REFLECTIONより前に見ていた人も多いはずで、スタン・リーのアニメへの関わり方という点でセットで語られることが多い。こちらはよりストレートなヒーローものなので、THE REFLECTIONの前後に置いて見比べると面白い。配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
現時点では国内外の主要な動画配信サービスでの配信は確認されておらず、視聴には物理メディアや他の手段を探す必要があります。スタン・リーと日本アニメのコラボという唯一無二の作品ですので、興味のある方はぜひ入手方法を確認してみてください。
