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てーきゅう9
| 放送年 | 2017年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ(短編) |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Millepensee |
テニス部に所属する4人の高校生女子を主人公とするスポーツコメディ漫画が原作。彼女たちは名目上テニス部だが、実際のテニスプレイの量は疑わしい。本作はシリーズ第9シーズンである。
作品概要・あらすじ
あらすじ
テニス部に所属する仲良し4人組・坂上菜澄、西山トマリ、前田カニシカ、棒乃木こがねの日常を描いたギャグアニメ。名目上はテニス部の活動として物語が展開するが、テニスそのものよりも4人のとにかく濃密でハイテンポなボケとツッコミが主軸。1話わずか約2分の超短編フォーマットながら、息つく暇もない密度のギャグが詰め込まれる。本作は大人気シリーズの第9シーズンにあたり、おなじみのメンバーたちが相変わらずのハイスピードコメディを繰り広げる。みどころ・魅力
① 1話2分に凝縮された超高密度ギャグ
本作最大の特徴は、1話約2分という極短フォーマットにもかかわらず、通常のギャグアニメを超える密度のボケが詰め込まれている点。セリフの速さとテンポの良さは折り紙付きで、見逃すとついていけないほどのスピード感が中毒性を生んでいる。② 9シーズンでも衰えないキャラの個性
シリーズを重ねても色あせないキャラクターたちの個性が魅力。特に菜澄の常識外れなボケとトマリの疲れ果てたツッコミのコンビは、長期シリーズならではの息の合ったやり取りに進化しており、ファンにはたまらない安定感がある。③ テニスをほぼしない”テニス部アニメ”というコンセプト
テニス部が舞台でありながら、テニスがほとんど登場しないというシュールな設定自体がギャグになっている。スポーツアニメの体裁を保ちつつ、毎回まったく別方向に話が転がるカオスな展開は、シリーズを通じた最大のお約束として機能している。キャスト・声優一覧























スタッフ
| 監督 | 板垣伸 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 板垣伸 |
| 原作 | 寺田ツゲ夫 |
| 原案キャラデザ | Piyo |
| キャラクターデザイン | 板垣伸 |
| OP | 渡部優衣「ドリーム・ファースト・宣誓しょん!」 |
| ED | アース・スター・ドリーム「開運!招福!炎天歌」 |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
最初に見たのは確か1期が話題になったときで、「テニス部もののショートアニメ」という情報だけ持って再生した。30秒も経たないうちに「あ、これテニス関係ない」と気づいた。そこからだいたい9シーズン追ってきた計算になる。
てーきゅうの特徴は「見ているあいだ、脳のどこも使わなくていい」という点にある。会話のテンポが異常に速くて、字幕なしでは追えない回もあるのに、不思議と疲れない。2回目に見ると「あそこでそういうことを言ってたのか」とはじめて気づくセリフがある。でも初見でそれを掴もうとするより、流れに乗って笑っているほうが正解という作りになっている。
9期まで来た。このシリーズが続いている事実そのものが、このアニメの本質をあらわしている気がする。
「テニス部である」という建前の、徹底した無効化
てーきゅうはスポーツアニメではない。これは1期から一貫している。タイトルに「テニス」を連想させるものを据えながら、実際のテニスは限りなくゼロに近い。この構造は単なるギャグの設定ではなく、作品全体の哲学として機能している。
「建前の無効化」というのは、このアニメが一貫してやり続けていることだ。部活動があって、部員がいて、顧問がいて、ユニフォームがある。形だけ整っている。でもその中身は毎回まったく別の何かで埋まっていて、テニスという核心には永遠にたどり着かない。これを9シーズン続けるのはある種の誠実さだと思っている。
登場人物が「何もしない」ことを積み重ねてきた結果、9期は最初から視聴者との共犯関係が成立した状態で始まる。もうこのシリーズに「テニスをやること」を期待している人間はいない。全員が「今回は何をやらないのか」を楽しみにしている。この倒錯した期待構造が9期まで維持されているのは、むしろ作り手のコントロールが効いている証拠だ。
花澤香菜が演じる板東まりものツッコミの速度と温度が、この「建前の崩壊」を毎話支えている。ボケに対して驚かず、ただ淡々と事実を確認するトーンが、シリーズを通じてキャラクターの空気を作ってきた。三森すずこ演じる新庄かなえのアウトプットがどんな方向に暴走しても、まりもの反応が「正気」の基準点として機能し続けることで、視聴者は安心して笑える。
9期で感じたのは、このシリーズが「テニス部コメディ」というジャンルの皮を被った、「何もしない4人の日常」のドキュメントに近くなってきたということだ。それを12分で1本ではなく2〜3分で1本のフォーマットで積み上げていく密度が、他の日常系アニメとまったく異質な体験を作っている。
特に刺さったシーン
小倉唯演じるトマリンが突然妙に真剣な顔で何か主張する場面というのがこのシリーズに定期的にある。声のトーンだけ本気で、言っている内容はまったく意味をなさない、という組み合わせ。ここで小倉唯の「かわいい声で真顔のことを言う」技術が毎回ピンポイントで刺さる。思わず1回止めて聞き直した。
石原夏織演じるうどん子が出てくる場面は、全体的に「存在が薄い」方向に振り切れていて、そのくせ妙なところで突出するバランスがある。2回目に見ると、うどん子が映っているのに他のキャラのセリフが全部持っていく構図になっている回があって、あれは意図的な設計だと思う。
逢坂良太演じる押本のセリフが来る瞬間の「なんでこいつここにいるんだ」という違和感は、9期になっても全然慣れない。それが正解なのだろうと思う。
読んで見たくなったら——『てーきゅう9』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 会話テンポが速いアニメを字幕付きで2周する習慣がある人
- 「何も起きない」ことを前提にしたコメディが好きな人
- 花澤香菜・三森すずこ・小倉唯の掛け合いを長期間追ってきたファン
- 1話3分未満で完結する密度の高さを好む人
- シリーズを1期から追ってきていて、もはや惰性と愛着の区別がつかなくなっている人
合わない人
- スポーツアニメとしてのカタルシスを求めて見る人(1ミリもない)
- 会話の流れを丁寧に追って笑いたい人(速すぎてほぼ不可能)
- キャラクターの成長や関係性の変化を楽しむタイプの視聴者
- 1期からの文脈なしに9期から入ろうとしている人(入れないことはないが旨みが半減する)
次に見るなら
「何もしない部活」という構造が好きならgdgd妖精sもあり。こちらはキャラクターがほぼ即興でしゃべっている体裁で、ゆるさの方向性が近い。テンポよりも「間」で笑わせる作りになっているので、てーきゅうとは逆方向のゆるコメディとして補完関係にある。
声優の掛け合いを楽しむ目線が刺さったならスロウスタートも入りやすい。花澤香菜が主要キャストに入っていて、日常系の空気感としてはてーきゅうより静かだが、キャラクターの密度は似た方向にある。
ショートアニメの「3分で全部やりきる」フォーマットそのものが好きなら干物妹!うまるちゃんの短編パートが近い感覚で見られる。本編は20分だが、短編のテンポ感はてーきゅうのそれに近い。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『てーきゅう9』はdアニメストアおよびU-NEXTで視聴できます。1話約2分の超短編ながら全12話が配信されており、空き時間にサクッと楽しめます。過去シーズンも含めてシリーズをまとめて追いかけるのに最適な環境が整っています。
