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ふたりはプリキュア Splash☆Star
| 放送年 | 2006年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 49話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | Toei Animation |
5年前の夏祭りで、二人の少女が謎の木で光る球体を目撃した。今、ソフトボール部のエース・日向咲と、スケッチが好きな美翔舞は、花と鳥の精霊に選ばれ、七つの泉を復活させてダークオータムから世界を救う使命を担う。二人は共に「ニュー」となる。
作品概要・あらすじ
あらすじ
5年前の夏祭りで不思議な光の球体を目撃した日向咲と美翔舞。ソフトボール部のエースである咲と、絵を描くことを愛する舞は、花の精霊フラッピと鳥の精霊チョッピに選ばれ、プリキュアとして覚醒する。二人に課せられた使命は、悪の組織「ダークフォール」の手によって枯れ果てた「七つの泉」を復活させ、生命の源である「木の命の泉」を守ること。正反対の性格を持ちながらも強い絆で結ばれた二人が、自然と生命を守るために戦う魔法少女アクション。みどころ・魅力
① 正反対の二人が織りなす対比と絆
活発で直感型の咲と、物静かで感受性豊かな舞。二人の個性は対照的でありながら、互いを補い合う関係性が丁寧に描かれている。友情の深まりを軸にしたドラマは、視聴者が自然と感情移入できる作品の大きな柱となっている。② 自然・生命をテーマにした世界観
「七つの泉」の復活という使命を通じて、自然や命の大切さが作品全体に流れるテーマとして機能している。シリーズ前作とは異なる落ち着いたトーンとファンタジー色の強い世界観が、幅広い年齢層の視聴者を引きつける独自の魅力となっている。③ バトルと日常が融合したテンポ感
魔法少女アクションとしての迫力あるバトルシーンと、学校生活や部活動を舞台にした日常パートがテンポよく展開される。ソフトボールや絵画といった主人公それぞれのアイデンティティが物語に活かされており、キャラクターの成長も見どころのひとつ。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 小村敏明 |
|---|---|
| 音楽 | 佐藤直紀 |
| 美術監督 | 行信三 |
| OP | 内八重友賀「Makasete ★ Splash ☆ Star」 |
| ED | 五條真由美「「笑うが勝ち!」でGO!」 |
| ED | 五條真由美「ガンバランスdeダンス」 |
関連作品
アニメ
書籍
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
プリキュアシリーズを順番に制覇しようと決めたはいいが、タイトルを並べた瞬間にすでに少し嫌な予感がしていた。無印、MH、Splash☆Star——2006年。本放送当時は自分がちょうど多感な時期で、何となく避けていた。「子供向けだから」ではなく、「追いかけるのが面倒そうだから」という、オタクの中にある一番残念な理由で。
最初の数話を見た感想は正直に言うと「無印と同じじゃないか」だった。二人組、対のマスコット、世界を救う使命、変身バンク。慣れた手つきの続編という距離感で見ていた。ところが中盤を過ぎたあたりで気づく——咲と舞の関係が「友達になっていく話」ではなく、「一度遠のいた人間ともう一度近づく話」だということに。見直したとき、序盤のあのぎこちなさが、まったく違う重さを持って見えた。
「もう一度、友達になる」という地味で難しい話
プリキュアの友情ものは基本的に「ゼロから一を作る構造」だ。見知らぬ二人が運命に引き合わされ、ぶつかり合い、認め合い、信頼を築く。Splash☆Starも表面上はその型を踏んでいる。しかし核心は少し違う。咲と舞には5年前の夏祭りという「共通の原体験」がある。光る球体を二人で目撃した夜が、この物語の出発点であり、そこからの離散が積み残されたままになっている。
「再会して仲良くなる」と「もう一度友達になる」は、体感としてまったく別物だ。前者には緊張がある。後者には恥ずかしさと、どこかに気まずさがある。Splash☆Starが描こうとしているのは後者の難しさで、「昔大切だったものに、また正面から向き合えるか」という問いに近い。この問いは、画面の外にいる視聴者にもじわじわ届いてくる。
七つの泉を復活させるという使命も、主題と綺麗に呼応している。失われたものを取り戻す、壊れた均衡を元に戻す——これは咲と舞がやっていることとまったく同じ構造だ。ダークオータムに代表される敵勢力が世界を侵食していく様子は、関係性が少しずつ腐食していく過程と重なって見える。森川智之が声を当てているゴーヤーンは、その象徴として機能していて、普段は穏やかな知的な役柄が多い彼が醸し出す「親しみやすい悪意」が、作品のトーンとよく合っていた。
「無印の焼き直し」という評価は理解できる。実際そう見える部分はある。ただ、2回見ると焼き直しの外側に「再接続」というSplash☆Star固有のテーマがあることが見えてくる。型を借りながら、その型で別のことを描こうとしている——それに気づいてからは、序盤の平坦に見えた展開も、伏線として読めてくる。
特に刺さったシーン
フラッピの存在感は、山口勝平の声があってこそだと思っている。あの独特の声色——少し気弱で、でも真剣なとき急に芯が通る——が、マスコットキャラを「背景」にさせない。全50話以上、主役の相棒として出続けるのは地味に大変な役割で、それを飽きさせずに保たせているのは声の力が大きい。後半になって中盤以降に追加されるフープを岡村明美が演じているが、フラッピとの掛け合いでトーンが変わる場面があって、そのギャップで初めてフラッピのキャラクターの輪郭が際立つ——という構造に、見直して気づいた。
刺さったのは、終盤の戦闘でプリキュア二人が言葉なしに動きを合わせる場面。説明なしに息が合っている質感、「長い付き合いの友人が互いの動きを知っている」という体温——これが序盤の咲と舞のぎこちなさと対になっていて、ここで報われる感じがした。
学宮迫役の入野自由は、今では「声優と夜あそび」のMCとして別の顔が馴染んだが、この作品では咲たちの日常を構成する一人として、過不足なく機能している。竹内順子が演じる星野健太(咲の弟)は序盤は賑やかし要素かと思っていたが、後半になるにつれて「咲の家」としての機能を担い始める。竹内順子が少年役を演じる安定感は何度見ても崩れない。派手な戦闘よりも、こういう細かい体温のほうが見返したとき効いてくる。
読んで見たくなったら——『ふたりはプリキュア Splash☆Star』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- プリキュアシリーズを順番に見ていきたい人(無印の直後として見るのが正解)
- 幼なじみの再会・一度遠のいた関係の修復という題材に弱い人
- 序盤は平坦でも後半から加速するタイプの作品を信じて待てる人
- 自然・精霊・土地のモチーフが好きな人
- 山口勝平・竹内順子の声を聞くと条件反射で安心する人
合わない人
- 「無印と似すぎている」という評判を先に知ってしまい、気になり始めると止まらなくなる人
- 序盤の助走期間に耐えられず30話を待てない人
- マスコットキャラのコミカルパートが苦手な人(かなり多め)
- プリキュアに毎回、演出の刷新や新機軸を求めている人(Splash☆Starは意図的に前作の型を踏んでいる)
次に見るなら
Splash☆Starをまだ見ていないなら先にふたりはプリキュア(無印)へ。Splash☆Starが「型を借りて別のことをやっている」作品である以上、その型の出典を知ってから見るのと、知らずに見るのでは刺さり方が変わる。逆に無印を見た後に戻ってきた場合、同じシーンが違う意味を持ち始めるので見返す価値がある。
「一度遠のいた関係をもう一度積み上げる」という主題に反応したならtrue tears(2008年)が近い。魔法少女ではなく青春もので、方向性はまったく違うが、人間関係の修復を誠実に描く姿勢とじわじわ残る後味がSplash☆Starと同じ種類だと思っている。
「二人でいることの意味」を突き詰めて見たくなったなら魔法少女まどか☆マギカへ。トーンは真逆で、Splash☆Starが持っている温度とは正反対だが、二人の関係性を軸に物語を成立させる構造として、見比べる価値がある。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ | |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『ふたりはプリキュア Splash☆Star』は現在、dアニメストア・U-NEXT・Amazonプライムビデオ・DMM TV・Huluで視聴できます。主要な動画配信サービスで幅広く配信されているため、加入中のサービスからすぐに視聴を始められます。懐かしの魔法少女アクションを手軽に楽しめる環境が整っています。












