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機動戦士ガンダムさん
| 放送年 | 2014年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ(短編) |
| 話数 | 13話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Sunrise |
モビルスーツガンダムを題材にした4コマ漫画のアニメ化作品。ガンダムやその他のモビルスーツが登場し、シリーズの設定やキャラクターをコミカルに描いた作品。ガンダムシリーズのパロディやギャグを交えながら、ファンも楽しめるユーモアあふれるストーリーが展開される。
作品概要・あらすじ
あらすじ
大人気ロボットアニメ「機動戦士ガンダム」シリーズを題材にした4コマ漫画のアニメ化作品。ガンダムをはじめとする歴代モビルスーツたちが、原作とはまったく異なるゆるくコミカルなキャラクターとして登場。シリーズの名場面や設定をギャグテイストで再解釈し、ファンにはたまらないパロディが次々と展開される。全シリーズを知らなくても楽しめる一方、ガンダムを熟知しているほど笑いが倍増する、ショートアニメならではの濃密なユーモアが詰まっている。みどころ・魅力
① ガンダムファン歓喜のパロディ密度
歴代シリーズの名セリフ・名シーン・設定をギャグとして昇華した場面が毎話ふんだんに盛り込まれており、知っているほど笑いが深まる構造になっている。長年のガンダムファンにとっては懐かしさとシュールさが交差する、唯一無二の体験が楽しめる。② ゆるいのに愛がある、キャラクター描写
凛々しいはずのガンダムやシャアたちが、原作のイメージを保ちながらも脱力系のキャラクターとして動き回る。そのギャップが最大の笑いどころであり、キャラクターへの深い愛情があってこそ成立するユーモアが随所に感じられる。③ ショートアニメならではのテンポの良さ
1話数分のショート形式で、テンポよくギャグが畳み掛けられる構成。隙間時間にサクッと見られる手軽さがありながら、1話ごとの完成度が高く、何度見ても楽しめる。ガンダムシリーズの入門としても、箸休めとしても最適な作品。キャスト・声優一覧























スタッフ
| 監督 | まんきゅう |
|---|---|
| キャラクターデザイン | 玉戸さお |
| 音楽 | 安部純、武藤星児 |
| 美術監督 | 加藤靖忠 |
| 音響監督 | 山田陽 |
| ED | Katsuyuki Konishi, Tsubasa Yonaga, Ryotaro Okiayu, Kazuyuki Okitsu「ガンダムさん音頭」 |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
配信ライブラリを掘っていたら「機動戦士ガンダムさん」というタイトルが出てきて、最初は誤字を疑った。さん、って何だ。
視聴してわかったのは、これが本当にギャグアニメだということ。ファーストガンダムの設定と登場人物を使って、コメディをやる。それだけの作品。1話あたり3分前後のショートフォーマットで、シャアもアムロもガルマも「あの名場面のパロディ」を延々とやらされる構成だった。こんなものが存在していたとは、という感覚が最初の数話ずっと続いた。
小西克幸のシャアと代永翼のアムロがコメディをやっているという事実に、最初は脳が追いつかなかった。あの声でこのリアクション、というズレが序盤は純粋に戸惑いとして来る。でも2周目に入ったとき、「このギャップ自体を笑いの核として設計している」と気づいた瞬間、見え方がまるっきり変わった。
40年積み上げた「お約束」を3分でぶち壊す快感——パロディは本家への深い愛がないと機能しない
機動戦士ガンダムさんを「ガンダムのコメディ版」と言うのは正確だが、それだけで終わらせるともったいない。この作品の面白さはギャグの内容そのものより、「なぜこのギャグが笑えるのか」という構造の方にある。
パロディが機能する条件は一つで、「原作を知っている人がいること」だ。シャアが「認めたくないものだな」と言いながら下らないことで悩んでいる場面が笑えるのは、そのセリフが本来どれほど重たい文脈で使われてきたかを知っているからで、元ネタを知らない人間には単なる変な台詞にしかならない。
この作品はその前提を完全に割り切っている。ガンダムを知らない人を入り口にする気がまったくない。4コマ漫画の形式も相まって、笑いのターゲットは最初から「ファーストガンダムをある程度知っている人間」だけに設定されている。それは閉鎖性でもあるが、同時に精度の高さでもある。
面白いのは声優の使い方で、小西克幸・代永翼・名塚佳織・興津和幸・潘めぐみといったキャストが、いわゆる「オリジナルキャスト」ではないのに、この作品ではそれがほとんど気にならない。むしろ声優陣が「このキャラクターの記号的な部分」を演じることに徹していて、コメディとしての精度が上がっている。特に小西克幸のシャアは、あの低く落ち着いた声色でボケをやることへの抵抗を捨てているように聞こえた。声が威厳を保てば保つほど、内容のくだらなさとのギャップが広がる。それを計算してやっているとしたら、かなり意図的な演出だ。
本家ガンダムが40年以上かけて積み上げてきた「重さ」——スペースノイド対アースノイドの対立、戦争の業、個人の悲劇——をコメディが笑い飛ばせるのは、そもそもガンダムというコンテンツがそれを受け止めるだけの厚みを持っているからだ。薄い作品はパロディにすら耐えられない。機動戦士ガンダムさんはその厚みの上に立って、ショートアニメとして存在している。
特に刺さったシーン
シャアが登場するたびに「なぜ赤いモビルスーツに乗っているのか」という話題に引き戻される流れが積み重なっていくにつれ、どんどん可笑しくなってくる構成が好きだった。本来あれだけの名台詞と戦略眼を持つキャラクターが、自分のトレードマークについて何度も説明させられる構図のくだらなさ。小西克幸の声だからこそ成立する間があって、2周目で「ここの沈黙が笑いどころだったのか」と気づいた箇所がいくつかあった。
潘めぐみのララァが出てくる場面は毎回少し変な空気が漂っていて、そこが特によかった。ああいう「儚さの象徴」として設定されたキャラクターをコメディに引っ張り出すとき、どこかで「やっていいのか」という緊張感が生まれる。潘めぐみはその緊張を崩さずに、でもちゃんとギャグとして機能させていた。力加減がかなり繊細だったと思う。
興津和幸のガルマも、原作での「悲劇のキャラクター」という文脈を知っているからこそ笑えるリアクションをいくつかやっていて、「このキャラクターにこれをやらせるのか」という感覚が良い意味で何度か来た。
読んで見たくなったら——『機動戦士ガンダムさん』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- ファーストガンダムを最低でも一周見ている人
- 「あの名台詞」が反射的に頭に浮かぶくらいガンダムに慣れ親しんでいる人
- 小西克幸・代永翼・名塚佳織・潘めぐみ・興津和幸のキャスト陣目当てで見られる人
- 1話3分前後のショートアニメを隙間時間に消費したい人
- 元ネタを「知っていて笑う」というパロディの構造が好きな人
合わない人
- ガンダムをほとんど知らない状態で見ると笑いどころが全滅する
- 本家ガンダムの重厚なドラマを求めている人(真逆のものが来る)
- 4コマ的なブツ切りテンポが苦手な人
- ストーリーの連続性・積み上げを求めている人(基本的に毎話リセット)
次に見るなら
ガンダムというフランチャイズへの愛を別の角度で楽しみたいなら、ガンダムビルドファイターズが近い。プラモデルを使った競技アニメという設定で、歴代ガンダムシリーズへの目配せが随所に埋め込まれている。笑いより熱さが主軸だが、「ガンダムを知っているほど楽しい」という構造は共通している。
ショートアニメのギャグ形式が気に入ったなら、ポプテピピックが次の候補になる。4コマ漫画原作・ショートフォーマット・メタギャグ満載という点でガンダムさんに近い。元ネタを知らなくても笑えるシーンも多いが、知っているとさらに笑える仕組みは同じだ。
「真剣な設定のキャラクターがギャグをやる」という構図そのものに反応したなら、銀魂も合うはずだ。時代劇の世界観と現代ギャグが同居する作品で、「本来この設定でこれをやるな」という感覚が全話通して続く。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ | |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ | |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『機動戦士ガンダムさん』は、dアニメストア・Amazonプライムビデオ・Netflixの3サービスで視聴できます。サブスクに加入済みであれば追加料金なしで楽しめますので、気軽に試してみてください。