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BLACK LAGOON
| 放送年 | 2006年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | MADHOUSE |
岡島六郎は平凡な日本人ビジネスマンで、上司に虐げられ、取引先との付き合い酒が日常だった。そんな中、会社から中国東部の南シナ海へディスクを届ける任務を与えられる。しかし船は傭兵団に襲撃され、ディスク奪取の人質となる。ロック(新たなコードネーム)として、彼の人生は激変することになる。
作品概要・あらすじ
あらすじ
平凡な日本人商社マン・岡島六郎は、南シナ海への出張中に傭兵グループ「ブラック・ラグーン」に拉致される。会社から切り捨てられたことを悟った彼は、自ら傭兵団への加入を選択。”ロック”の名で呼ばれるようになった彼は、ガンマン・レヴィ、元軍人のダッチ、ハッカーのベニーとともに、犯罪都市ロアナプラを舞台に危険な依頼をこなしていく。普通の日常を失った男が、暴力と欺瞞が渦巻く世界でどう生きるかを問う、骨太なアクション作品。みどころ・魅力
① 圧巻のアクションと容赦ない世界観
ロアナプラという架空の犯罪都市を舞台に、銃撃戦・カーチェイス・海上バトルと息をつかせない派手なアクションが連続する。特にレヴィの二丁拳銃スタイルは本作の象徴で、スタイリッシュかつ暴力的な演出は他作品にはない独特の熱量を放つ。② 個性豊かなキャラクターと人間ドラマ
レヴィ、ダッチ、ベニーといった主要キャラはそれぞれ過去に傷を抱え、その生き様が会話や行動を通じて浮かび上がる。また悪役側のキャラも強烈な存在感を持ち、善悪の境界が曖昧な群像劇として深みのある物語を構成している。③ 「普通」を失った男の変容
もっとも普通の人間であるロックが、非情な世界に徐々に染まっていく過程が本作の核心。彼の倫理観と現実の乖離が物語に緊張感を生み出し、単純なアクション作品に留まらない哲学的な問いを視聴者に投げかける。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 片渕須直 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 片渕須直 |
| キャラクターデザイン | 筱雅律 |
| 音楽 | |
| 美術監督 | 金子英俊 |
| 音響監督 | 本田保則 |
| OP | メル「Red Fraction」 |
| ED | エジソン「Don’t Look Behind」 |
関連作品
アニメ
書籍
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
友人に「とにかくレヴィを見ろ」と言われて入った口だ。2006年の深夜枠、当時はまだ録画して翌日に見るという生活で、第1話のラストシーンを見て「あ、これは追う」と決めた記憶がある。傭兵に拉致されたサラリーマンが、気づけば会社より船の上を選ぶ。設定だけ聞くとツッコミどころしかないのに、見始めると不思議と納得してしまう。
初見のときはロアナプラの猥雑さに飲まれて、アクションの気持ちよさだけで走り切った感があった。2回目に見たとき気づいたのは、ロック(浪川大輔)がずっと喋り続けているということだ。銃を持たない男が言葉だけで場をしのごうとする——その滑稽さと切実さは、1回見ただけでは半分しかわからない。
「まともな側」にいたはずの男が、ロアナプラで言葉を失っていく話
BLACK LAGOONを単純なアクションアニメと片付けるのは簡単だが、それだと2回目以降が説明できなくなる。
岡島緑郎(ロック)という人間の面白さは、犯罪都市の住人になった後も「対話で解決できる」という信念を捨てられないところにある。銃が常識の街で交渉しようとする。暴力が早いと全員わかっている場面で、それでも言葉を探す。浪川大輔の声がこのキャラクターに「ちょっとずれた誠実さ」を与えていて、ロックが説得を試みるシーンになるたびに画面から目が離せなくなる。
そのロックに対して、レヴィ(豊口めぐみ)は徹底して暴力側にいる。話し合いより先に銃が動く。理屈より先に結果を出す。豊口めぐみの芝居がレヴィに「頭が悪いわけではない」という重みを持たせていて、彼女が暴力を選ぶのは感情的になっているからではなく、それが最も正直な選択だと知っているからだ、と感じさせる。そこが単なる「強いキャラ」止まりにならない理由だ。
ロアナプラという街は「正しさ」が機能停止した場所だ。秩序を担うはずの組織も、正義を掲げるはずの人間も、ここでは全員が何らかの暴力の上に立っている。バラライカ(小山茉美)が統べるホテル・モスクワの存在感はそれを体現していて、小山茉美の静かな威圧感はただのボスキャラを超えている。このひとの声が流れるシーンは、空気が変わる。
ロックがロアナプラにいることを「選んだ」のかどうか、最後まで曖昧なままで終わる。それがこの作品の誠実さだと思っている。よくある「悪の世界に染まる主人公の成長」には着地しない。どこにも染まり切れない男の不安定さがずっと続く。その居心地の悪さが、見終わった後に残る。
特に刺さったシーン
レヴィがひとりで複数の敵を相手にするシーン全般、と言うのは雑すぎるので絞る。序盤の船上での戦闘で、レヴィが水中から飛び出して撃ちながら着地するあの動き——あれを最初に見たとき「これは別のアニメだ」と思った。2006年の映像として作画が崩れるタイミングを許さない気概があって、アクションの密度が単純に高い。
ただ一番記憶に焼き付いているのはアクションじゃなく、レヴィとロックが言い合いをするシーンだ。豊口めぐみと浪川大輔が正面から声をぶつけ合う場面がいくつかあって、銃撃シーンよりも緊張感がある。レヴィが怒鳴るより、静かに何かを吐き捨てるときのほうが怖い。そのコントロールを豊口めぐみがきちんとやっているから、レヴィという人間に厚みが出ている。
張維新役の森川智之は出番こそ限られるが、登場するたびに一声で緊張感を作り出す。ベニーの平田広明はチームの中でいちばん普通の人間に近い位置にいて、だからこそロックの視点の代わりを担っている場面が多い。この4人のバランスが、ラグーン商会を「漫才コンビ」ではなく「かろうじて機能している集団」に見せている。
読んで見たくなったら——『BLACK LAGOON』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- モラルのグレーゾーンで動くキャラクターが好きな人
- 「強い女性キャラ」の話になるとレヴィを真っ先に出したくなる人(もう刺さっている)
- サブキャラが全員ちゃんと怖い作品が好きな人
- 犯罪都市もの・フィルムノワール的な設定に引っかかりを感じる人
- 2000年代深夜アニメ特有の空気感に郷愁がある人
合わない人
- 銃撃・流血の暴力描写が苦手な人には向かない。容赦がない
- 主人公が明確に「強くなる」ストーリーを期待すると肩透かしを食う
- 勧善懲悪の結末を求める人。この作品に「正義側」はいない
- ロックの「なぜ説得しようとするのか」が理解できないと、ただ邪魔なキャラになってしまう
次に見るなら
犯罪都市を舞台に倫理が宙吊りになった人間たちが生き延びようとする構造が近いのがGANGSTA.だ。声優陣の芝居への期待値をそのまま持って入れる作品で、BLACK LAGOONと並べて語られることが多い。
BANANA FISHは時代も舞台も違うが、暴力の世界に飲み込まれた人間の話として通底するものがある。感情の圧はBLACK LAGOONより高いが、「この世界から出られない人間」の描き方に共鳴できる人なら刺さる。
同じ2000年代後半の深夜枠という文脈で言うなら黒の契約者も近い匂いがある。正義が機能しない場所で生き残るための論理を描くという意味では同じ系譜にいて、アクションの密度も似たレベルで保っている。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『BLACK LAGOON』はdアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Huluの4サービスで現在配信中です。いずれも月額サブスクで視聴できるため、お好みのプラットフォームからすぐに楽しめます。複数のサービスを契約中の方はどこでも視聴可能なので、まず無料トライアルを活用するのがおすすめです。



