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リトルウィッチアカデミア (TV)
| 放送年 | 2017年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 25話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | TRIGGER |
魔法が衰退する社会で、明るい少女アツコ・カガリは、憧れの魔法使いシャイニィ・シャリオットのような魔女になるため、ルナノヴァ魔法学園に入学する。シャイニィは多年前に公の場から姿を消した有名な魔法使いだ。登校途中、カガリは優しいロッテ・ヤンソンといたずら好きなスーシィ・マンバヴァランに出会い、三人は友人になる。
作品概要・あらすじ
あらすじ
魔法が廃れゆく現代、魔法使いシャイニィ・シャリオットに憧れる少女・アツコ・カガリは、ルナノヴァ魔法学園への入学を果たす。しかし彼女には魔法の素質がなく、周囲の生徒たちに遅れをとる日々。登校途中に出会った優しいロッテ・ヤンソンとトリッキーなスーシィ・マンバヴァランと三人でチームを組み、失敗を重ねながらも魔法の神秘を追い求める。夢を諦めない少女の奮闘と成長を描くファンタジー。みどころ・魅力
① 「信じる心が魔法を生む」真っ直ぐすぎる主人公アッコの熱量
魔法の才能ゼロなのに誰より魔法を愛するアツコの姿は、見ていて思わず応援したくなる。失敗しても折れない前向きさと、シャリオットへの一途な憧れが物語全体を牽引する。才能より情熱で突き進むキャラクター造形が、子どもから大人まで刺さる普遍的な魅力をもつ。② TRIGGER流の躍動するアクションと豊かな魔法世界の映像美
アニメーションスタジオTRIGGERが描く魔法学校の世界は、細部まで遊び心が詰まっている。箒でのフライトシーンや魔法バトルは勢いとテンポが抜群で、作画のダイナミズムが全編を通じて高水準。カラフルかつ独自性の高い世界観は、一度見ると忘れられないビジュアルインパクトをもつ。③ 笑いと感動が交互にくる群像劇としての完成度
アッコ・ロッテ・スーシィの三人組を軸に、クールな天才ダイアナとのライバル関係、個性豊かな先生陣など脇役も立っている。前半は一話完結のコメディ色が強く気軽に見られる一方、後半は伏線が収束する王道の感動劇へと移行。笑いと涙のバランスが絶妙な全25話構成。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 吉成曜 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 島田満 |
| 原案キャラデザ | 吉成曜 |
| キャラクターデザイン | 半田修平 |
| 音楽 | 大島ミチル |
| 美術監督 | 野村正信 |
| 音響監督 | 渡辺淳 |
| OP | ユリカ「Shiny Ray」 |
| OP | ユリカ「MIND CONDUCTOR」 |
| ED | ユリカ「Shiny Ray」 |
| ED | 大原ゆい子「星を辿れば」 |
| ED | 大原ゆい子「透明な翼」 |
関連作品
アニメ
書籍
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
Netflixだけか、と思ってずっと後回しにしていた。劇場版は2013年のころに見ていたし、雰囲気はわかっていた。だからこそ「まあいつでも見られるか」と放置していて、気づいたら3年経っていた。
実際に見始めたのは深夜、なんとなくおすすめに出てきたのをクリックしたのがきっかけで、気づいたら3話続けて見ていた。最初の印象は「思ってたよりずっと真面目にアツコの成長を描いてる」だった。劇場版は短編のロードムービーだったので、TVシリーズになってやっと「ルナノヴァという学校の中でアツコがどう浮いていて、どう馴染んでいくか」の時間軸が丁寧に描かれていた。2周目で気づいたのは、序盤の「アツコが失敗し続ける」描写が、後半の積み上げのための布石としてかなり計算されているということだ。見返すと笑えないシーンが増える。
「好き」だけでは届かない場所へ——憧れと才能の間で足掻く話
この作品を「努力と根性のファンタジーアニメ」だと思うと、ちょっとズレる。アツコの話は、才能がない人間が努力で報われるという話ではなく、「才能がないことを自覚しながらも信念だけで前に進んだ結果、世界の構造そのものを変えてしまう」という話だ。そこが面白い。
ルナノヴァの生徒たちは基本的に魔法の素養がある。ロッテもスーシィも、アツコより圧倒的に魔法が上手い。アツコだけが、明らかに場違いな人間として描かれている。でも作品は「だから頑張れ」とは言わない。アツコが動かすのは、能力ではなく熱量と、シャイニィ・シャリオットへの純粋な信仰みたいなものだ。
後半になると、魔法が衰退した社会の構造的な問題が出てきて、作品の射程が広がる。「なぜ魔法は廃れたのか」「シャリオットは何をしたのか」という問いが、アツコの個人的な憧れの話と接続されるあたりで、ああこの作品はちゃんとした「物語」を持っていたのだと気づく。
潘めぐみのアツコは、下手をすると「うるさいキャラ」で終わる。でもそうならないのは、アツコの「失敗した直後の黙り方」「シャリオットについて語るときの声の変わり方」が丁寧に演じ分けられているからで、テンションが高いだけのキャラではないことが伝わる。折笠富美子のロッテが、アツコの隣で常に落ち着いているのも効いている。主役の暴走を受け止める役として、ああいう声が横にいるとアツコが浮かない。
「憧れ」というのはある種の呪いで、それが実像と乖離していたとき人はどう折り合いをつけるか。この作品はその問いを、ファンタジーの文脈でちゃんと正面から扱っている。
特に刺さったシーン
終盤、シャリオットの正体が明かされる流れは2回見ても息が詰まる。アツコが「ずっと憧れていた人」の実像を知ったときの表情と沈黙の長さ、そこに重ねられる潘めぐみの芝居が、セリフのない間だけで全部説明してしまっていた。泣かせに来るタイプの演出ではなく、ただ静かに時間が流れるだけなのに、見ている側がじわじわとダメージを受ける作り方だった。
あと地味に好きなのは、上田麗奈演じるヤスミンカが何かを食べているだけのシーンだ。ほぼセリフがないのに、声のトーンと食べる音のタイミングだけでキャラクターが成立している。ああいう「台詞が少ないほど上手さが出る」役をちゃんとやりきっているのを見ると、キャスティングの話をしたくなる。
赤﨑千夏のバーバラも、序盤はただの「アツコを馬鹿にする側」として機能しているのに、中盤以降にそれだけじゃなかったと気づいたとき、最初のシーンを見返したくなった。
読んで見たくなったら——『リトルウィッチアカデミア (TV)』はNetflixで視聴できる。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 「才能がない主人公の成長」ものが好きで、でもそれが単純な根性論で終わってほしくない人
- TRIGGER作品のテンションと作画は好きだが、もう少し物語の軸がほしいと思っていた人
- 潘めぐみ・折笠富美子の演技を声で追いたい人
- 世界観や設定は軽いが、後半に向けてちゃんと伏線が回収されていく構成が好きな人
合わない人
- 序盤のコメディパートでアツコの失敗が続く展開に疲れる人(本当にずっと失敗する)
- 魔法学校もの・バトルものとして見ると肩透かしを食う。戦闘描写が主軸ではない
- Netflix限定なので、そこにアクセスがない環境では見られない
- 全25話の尺が長く感じる人。中盤は1話完結エピソードが続くので、テンポを速く求めると辛い
次に見るなら
魔法少女まどか☆マギカ——「魔法使いへの憧れ」という入口から、その構造を解体していく作品。リトルウィッチとは真逆の方向に振り切れているが、「憧れと現実の乖離」というテーマで繋がる。明るい魔法アニメの後に見ると効く。
キルラキル——同じくTRIGGER制作で、勢いと作画で押し切るスタイルの原型がここにある。リトルウィッチより荒削りで過剰だが、アツコのキャラクターが好きなら主人公の「理屈より先に体が動く」系の魅力で通底している。
響け!ユーフォニアム——ジャンルは全く違うが、「才能がある人間の中に才能のない情熱を持った人間が飛び込む話」として近い構造を持つ。こちらは青春の痛みがより直接的に描かれていて、刺さり方が違う。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ | |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『リトルウィッチアカデミア (TV)』はNetflixで全話配信中のため、いつでもまとめて視聴できる。魔法少女ものの王道を現代的に刷新した本作は、一気見にも向いており、週末のイッキ見にうってつけの作品だ。Netflixの会員であれば追加費用なく楽しめるので、未視聴の方はぜひ試してほしい。
































