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ABUNAI SISTERS -KOKO & MIKA-
| 放送年 | 2009年 |
|---|---|
| フォーマット | OVA |
| 話数 | 10話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | Production I.G |
2人の女性エージェントについてのコンピューターアニメギャグショート。Production I.Gが制作し、Animenewsnetworkがオンライン配信。彼女たちの正体は、世界の悪い男たちを懲らしめるための秘密エージェント。射撃の名手KOKOと、格闘技の使い手MIKAが、今日も悪党たちに立ち向かう。
作品概要・あらすじ
あらすじ
世界中の悪人たちに立ち向かう2人の女性秘密エージェント、KOKOとMIKAの活躍を描くコンピューターアニメのギャグショート。射撃の名手KOKOと格闘技のスペシャリストMIKAは、それぞれ異なるスキルを駆使しながら、今日も悪党どもを痛快に懲らしめていく。Production I.G制作によるセクシー&アクション全開の爆笑OVA。みどころ・魅力
① Production I.Gが放つ異色のギャグOVA
『攻殻機動隊』などシリアス作品で知られるProduction I.Gが手がけた異色作。スタジオの持つ高い映像技術をギャグ路線に全振りした振り切ったコンセプトが唯一無二の味わいを生んでいる。② 個性全開の2人のエージェントによる痛快アクション
銃撃戦が得意なKOKOと、肉弾戦を得意とするMIKAというキャラクター対比が絶妙。それぞれの能力を活かした悪党への制裁シーンは、コメディながらもテンポよく爽快感がある。③ Animenewsnetwork配信という異例の経緯
日本の一般的な放送や劇場公開ではなく、Animenewsnetwork(ANN)のオンライン配信向けに制作された経緯を持つ。2009年当時としては先進的なWeb配信専用アニメという珍しさも見どころの一つ。キャスト・声優一覧




スタッフ
| 監督 | 中尾浩之 |
|---|
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「Production I.G制作」という文字を見て、「ああ、あの会社か」と期待値を上げたのが間違いの始まりだった。攻殻機動隊を作った会社が放つセクシーアクションコメディ——どう転んでもそれなりのものが出てくるだろうと思って見始めたら、冒頭から飛んできたのがフルCGの二頭身に近い女性エージェントたちで、思わず再生を止めた。いや、止めてもう一度最初から確認した。Production I.Gのロゴ、間違いない。
2回目を見たとき気づいたのは、これは「見せ方を間違えたアニメ」じゃなくて「狙い通りにやってるギャグ」だということだ。Animenewsnetworkのオンライン配信向けに作られた短編シリーズという出自を踏まえると、むしろこの振り切り方は一種の誠実さとも言える。期待値を脱臼させるのが最初の笑いの設計になっている。
「強い女」の記号を笑いに変換する、2000年代的な自意識の産物
この作品を単なる「出来の悪いセクシーアニメ」として片付けると、少し勿体ない読み方になる。KOKOとMIKAは「射撃の名手」「格闘技の使い手」というスペックを持つ本格的なエージェントとして設定されているのに、ビジュアルはあきらかに誇張されたコメディ寄りのデザインで構成されている。この乖離こそが、この作品の核にあるものだ。
2000年代後半、アニメにおける「強い女性キャラクター」の表現は複雑な時期にあった。バトルアクションのヒロインが増える一方で、そのビジュアルはお色気要素と切り離せない形で設計されることが多く、ABUNAI SISTERSはその矛盾を意図的に拡大してギャグに転化している——と読める。本人たちは大真面目に悪と戦っているのに、視聴者の目には滑稽に映る、というズレの構造。
ただし、このズレの処理が洗練されているかというと正直微妙で、そこがこの作品の限界でもある。「強さとセクシーさの同居」を笑いとして機能させるには、キャラクターへの愛着が必要だが、短編フォーマットと独特のビジュアルのせいで、そこまで到達する前に終わってしまう。Production I.Gがどういう意図でこれを手がけたのかは今でも謎だが、「この会社にしかできない実験」だったのは確かだと思う。コケ方が豪快すぎて、それ自体が記憶に残る。
特に刺さったシーン
MIKAが格闘技で悪党をまとめて制圧するアクションシーンで、動きの組み立て自体は「あ、ちゃんとアクション設計してる」と感じる瞬間がある。フルCGの制約の中で、なるべく動的に見せようとする努力の痕跡が見える。これが妙に笑えない真剣さで作られているのが、かえって面白い。
声優陣の演技も、このシュールな空気に対して妙に正攻法で向き合っていて、そこがツボだった。セリフの内容は完全にコメディなのに、声のトーンが「エージェントもの」のそれで入ってくる場面があって、そのちぐはぐさがじわじわ効いてくる。笑わせようとしているのか、真面目にやっているのか判別できない瞬間が何度かあって、2回目に見たときはそこを確認するために見ていた。
あと率直に言うと、Animenewsnetwork向けに英語圏を意識して作られたであろうこのテイストが、日本のアニメのセルフパロディとして機能している部分も見えて、そっちの読み方が一番しっくりきた。
読んで見たくなったら——サブスク配信はなし。TSUTAYA DISCASの30日間無料トライアルでレンタル代ゼロで見れる。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 2000年代のネットアニメ・Flash文化に触れていた世代
- Production I.Gの全作品を追っていて「黒歴史的な一本」に興味がある人
- 5分以内の短編で完結するシュールギャグが好きな人
- 「なぜこれが作られたのか」を考えること自体を楽しめるタイプ
合わない人
- Production I.Gへの期待値がある状態で見ると確実にダメージを受ける
- フルCGの独特な質感(2009年水準)が生理的に無理な人
- ストーリーのまとまりや感情的な満足感を求めている人
- セクシーコメディに「ちゃんとした笑い」を期待している人
次に見るなら
「強い女性エージェントがコメディ的な文脈で活躍する」という軸で探すなら、ルパン三世 峰不二子という女が対極として面白い。こちらはセクシーさと強さをシリアスかつ批評的に描いていて、ABUNAI SISTERSと並べて見るとジャンルの振れ幅を実感できる。
2000年代の短編・実験的アニメという切り口なら、新感線×モンキーパンチ/LUPIN THE IIIRDシリーズよりもむしろフリクリのような「枠を外しにいく」作品が近い空気を持つ。あちらはOVAとして完成度が段違いだが、「わかりやすいカテゴリに入らない」という意味での系譜は繋がっている。
純粋に「女性二人組アクションを楽しみたい」ならブラック・ラグーンが正攻法の答えで、レヴィというキャラクターがKOKO&MIKA的な「強さ+コメディ」の要素を別次元のクオリティで実現している。こっちを先に見てからABUNAI SISTERSに戻ると、いろいろ腑に落ちるものがある。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
現在、国内外の主要な動画配信サービスでの配信は確認されていません。視聴を希望される場合は、DVDなどのパッケージメディアを通じてお楽しみいただく形になります。入手経路については最新の販売状況をご確認ください。