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こぴはん
| 放送年 | 2011年 |
|---|---|
| フォーマット | ONA |
| 話数 | 7話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | GONZO |
2034年の東京を舞台とした学園コメディ。「コピハン」はゴンゾとイラストレーターの慶による共同プロジェクト。慶は漫画版「コピハン」のイラストレーターで、初音ミクで最もよく知られている。
作品概要・あらすじ
あらすじ
舞台は2034年の東京。テクノロジーが日常に溶け込んだ近未来の学園を舞台に、個性豊かなキャラクターたちが巻き起こすドタバタ劇を描いたSFコメディ作品。本作はアニメスタジオ・ゴンゾとイラストレーターの慶による共同プロジェクトで、独特のタッチとユーモアが融合した世界観が特徴。ちょっと先の未来ならではの設定が笑いとともに描かれる、クセになる短編シリーズです。
みどころ・魅力
① 近未来×学園コメディという独特の舞台設定
2034年という絶妙に「ちょっと先の未来」を舞台に、ハイテクな日常と学園生活のズレをギャグに昇華。SFの設定をあくまでコメディの燃料として使い切るセンスが光り、SF初心者でも気軽に楽しめる間口の広さがあります。
② ゴンゾ×慶のコラボが生む個性的なビジュアル
初音ミクのイラストで広く知られる慶がキャラクターデザインを手がけており、独特のポップさとアニメ的な可愛らしさが共存したビジュアルが魅力。ゴンゾのアニメーション技術と慶の絵柄が組み合わさった、他では見られないスタイルが楽しめます。
③ 短編ONA形式でサクッと観られる手軽さ
ONA(オリジナルネットアニメ)の短編形式で配信されているため、1話ごとのテンポが良く、スキマ時間にも視聴しやすい構成。気軽に流せるライトなギャグ作品として、日常のちょっとした息抜きにちょうどよい一作です。
キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 原案キャラデザ | 景 |
|---|---|
| キャラクターデザイン | 鎌田祐輔 |
| 音楽 | 濱田貴司、佐々木悠紀 |
| 美術監督 | 杉山祐子 |
| 音響監督 | 本山哲 |
| OP | 下田麻美「ループ」 |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「こぴはん」と打ち込んで一発で変換された試しがない。読み方すら怪しかった。dアニメのリストをスクロールしていて、タイトルだけが引っかかって止まった。GONZOとイラストレーター「慶」の共同プロジェクト、2011年のONA、2034年の東京が舞台の学園コメディ——この情報の組み合わせが妙に浮いていて、なんとなく再生した。
最初は「短編だし、まあ流し見でいいか」くらいの気持ちで見始めた。ところが2回目を見ると、最初のテンションで素通りしていた細部がいくつも引っかかってくる。ONAという形式のせいか、制作の密度の当て方が独特で、「ここに力を入れるんだ」という箇所が初見とずれてくる。GONZOの作品にたまにある、ちょっとリッチな画面の作り方が、短い尺の中でも顔を出していた。
2034年の教室は、未来じゃなくて「現在の延長」の話をしている
設定が2034年、というのに最初は身構えた。SF学園コメディというジャンルは「未来ガジェットでドタバタ」か「世界観の説明が多すぎて笑えない」の二択になりがちで、どちらもしんどい。でもこの作品はそのどちらでもなかった。
2034年という時代設定が、物語の中でそれほど主張してこない。教室があって、人間関係があって、どこにでもいそうなキャラクターが日常のテンションで動いている。「20年後の東京」という枠は、コメディの空気を自由にするためのガワとして機能していて、あくまで主役はそこに生きている人間の、些細なやりとりだ。
慶のイラストが持つ、初音ミク周辺のインターネット文化との接続を思うと、この作品のコードが少し解けてくる。特定の「未来」を描くというより、当時のネット・音楽・サブカルの空気感を「2034年」という仮の座標に置いて、そのまま動かしてみた実験に近い。GONZOがそのビジュアルを担当したことで、インディーっぽいテクスチャーに映像の質感が加わっている。
学園コメディとして見ると「よくある話」に見えるかもしれない。でもこの作品が単なるドタバタではないのは、笑いの構造の中に「現在という時代のしんどさ」が薄く溶けているからだ。未来の教室でも、人間の悩みの構造はたいして変わっていない。それをわざわざSF設定で包む意味が、見るほどに浮かび上がってくる。
特に刺さったシーン
序盤、栂山晴彦と雲桐万年青のやりとりが続く場面で、思わず手が止まった。櫻井孝宏と柿原徹也という組み合わせは、ある種の「声のグルーヴ感」がある。テンポよく言葉を投げ合っているのに、どこかずれていて噛み合わない、あのコントのような間——2人のラリーになるとそれが際立つ。
伊瀬茉莉也の瓜野比呂美は、声のトーンが少し低めで、周囲のキャラクターの中で妙な安定感を持っていた。感情のピークを作らないまま話が進む場面で、その落ち着いたトーンがアンカーになっていた。田中理恵の鬼藤蛍と大久保瑠美の栂山ゆずきが絡む場面は、対照的な声質が面白い並び方をしていて、セリフの内容よりも音として聴いていた部分がある。
ONAという形式を加味すると、この密度の声優陣を短尺でまとめているのは贅沢で、少し不思議な仕事だとも思う。
読んで見たくなったら——『こぴはん』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 2010年代初頭のインターネット・同人・初音ミク周辺の空気感に思い入れがある人
- GONZOの作品をある程度追ってきて、その画作りに耐性がある人
- 短尺アニメに「尺が短いから見やすい」以上の密度を期待できる人
- 櫻井孝宏・柿原徹也の掛け合いをそれだけで楽しめる人
- SF設定に過度な世界観説明を求めず、空気感として受け取れる人
合わない人
- 学園コメディに明確な起承転結とオチを求める人
- SF・未来設定があるなら設定を存分に活用してほしい、という人
- 2011年当時のONA品質(TV放送との差)が気になり始めると引っかかる人
- タイトルの読み方もわからないまま作品に入るのが苦手な人(気持ちはわかる)
次に見るなら
未来設定の学園コメディという空気感が好きなら、フラクタルが近い。こちらもGONZO以来のスタッフ系譜に連なる作品で、SF的な世界観を人間ドラマの背景として使う感覚が似ている。距離感のある物語の温度も共通する。
インターネット・音楽・オタク文化が交差する作品として楽しんだなら、超訳百人一首 うた恋い。は意外に刺さる可能性がある。ジャンルは全然違うが、ネット発の絵柄と声優陣の密度のバランスが似た感触を持っている。
短尺ONA形式が合っていて「声優の組み合わせを楽しむ」用途で見たなら、はたらく細胞シリーズより先にポプテピピックを勧めたい。キャストの遊び方が極端だが、あのドライな笑いの構造は「こぴはん」と奇妙にリンクする。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『こぴはん』はdアニメストアおよびU-NEXTで配信中です。どちらのサービスも月額サブスクリプションで見放題コンテンツとして視聴できます。近未来の学園コメディをお探しの方は、ぜひチェックしてみてください。
