ダンタリアンの書架 荊姫

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2012ダンタリアンの書架 荊姫

ダンタリアンの書架 荊姫

★ 3.4 / 5.0アクションミステリー
放送年2012年
フォーマットOVA
話数1話
原作ライトノベル
制作Gainax

茶子・アベノの漫画「ダンタリアンの書架」第5巻に付属するDVDに収録された、完全新作のオリジナルアニメエピソード。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

茶子・アベノによる漫画「ダンタリアンの書架」第5巻に付属するDVD収録の完全新作OVAエピソード。禁断の知識を封じた幻の蔵書「幻書」をめぐり、ヒューイとダリアンが新たな事件に挑む。荊(いばら)に彩られた謎と、その奥に潜む禁忌の物語が描かれる。原作コミックスのファン必携の特典映像であり、アニメシリーズとは独立した独自のエピソードとなっている。

みどころ・魅力

① 原作コミックス限定の幻レアエピソード

本作はコミックス第5巻購入者のみが手にできた特典OVA。通常の配信・放送ルートでは入手困難だった希少作品が、dアニメストアで視聴可能になったことで、ファンにとって再発見の機会となっている。原作の雰囲気を忠実に再現した映像は必見だ。

② 幻書と荊が交差するゴシックミステリーの世界観

「荊姫」というタイトルが示す通り、棘と美が共存するダークファンタジー的な美術設計が光る。独特の退廃的雰囲気と、幻書をめぐる謎解きのテンポが絶妙に融合しており、本編シリーズファンはもちろん、ゴシック・ミステリー好きにも訴えかける内容となっている。

③ ヒューイとダリアンの関係性をじっくり堪能できる

TVアニメシリーズとは異なる単独エピソード構成のため、主人公ヒューイと幻書館の少女ダリアンの掛け合いにじっくりフォーカスできる。二人の独特の距離感と知的なやり取りが短編ながら凝縮されており、キャラクター描写の深みを改めて味わえる。

キャスト・声優一覧

ダリアン、読姫
ダリアン、読姫
メイン
沢城みゆき
ヒュー・アンソニー・ディスワード
ヒュー・アンソニー・ディスワード
メイン
小野大輔

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スタッフ

監督上村泰
原案キャラデザGユウスケ
キャラクターデザイン木野下澄江
音楽辻陽
音響監督岩浪美和
OPユッカ feat. 小野大輔「Cras numquam scire」
EDマリオネット「yes, prisoner」

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

「荊姫って誰だっけ」という状態のまま再生ボタンを押した。
ダンタリアンの書架、本編は2011年の放送をリアルタイムで追っていた。あの、薄暗い図書館みたいな雰囲気と、読姫の人外じみた佇まいが好きだったやつ。ただOVAの存在は知ってはいたものの、漫画5巻付属DVDという形式上どこかで「コアファン向けだろう」と後回しにしてきた。
見てみると、本編のトーンを損なわず丁寧に作られていて、むしろ「なんでもっと早く見なかったのか」という気持ちになった。OVAとしての立ち位置は補完エピソード寄り——本編の世界観・キャラクターを前提に、単発の謎を一本きっちり畳む構成だ。TVシリーズを一通り見た人向けで、これから入門としては少し厳しい。

禁書を欲するのは、失いたくないものを抱えた人間だという話

ダンタリアンという作品全体を通じて感じるのは、「人は何のために禁書(ファントムブック)に手を伸ばすのか」という問いだ。荊姫でもその軸はぶれない。
表向きはアクション・ミステリーのフォーマットをとっているが、芯にあるのはもっと地味で重い話——失うことへの恐怖、あるいはすでに失ったものを取り戻そうとする執着だ。禁書はそういう感情に寄り添う形で現れる。合理的な判断ではなく、情動が人を動かす。そしてその情動は必ずしも醜くない、というのがこのシリーズが繰り返し示してきたことでもある。
荊姫というサブタイトルが何を指すかは見てのお楽しみとして、「棘に守られたものを解放するとはどういうことか」という問いが作品の後半に向けて静かに効いてくる。一度目は展開を追うだけで終わってしまうかもしれないが、見直すと序盤の細部に伏線が仕込まれていることに気づく。こういう「2周目に意味が変わる」構造は、本編のどのエピソードにも共通するダンタリアンらしさだと思う。
禁書を巡るミステリーとして消費することもできるし、人間の執着と喪失の寓話として読むこともできる。そのどちらにも開かれている間口の広さが、15分程度のOVAにもかかわらず見応えを生んでいる理由だと思う。

特に刺さったシーン

終盤、読姫が禁書を処理する場面での沢城みゆきの声のトーンが好きだった。感情の昂りをほとんど表に出さないまま、それでも何かが決壊する直前のような静けさがある。ああいう「抑制が逆に重さを持つ」演技は沢城みゆき以外にはあの密度で出せないと思っていて、本編でも何度か同じ感覚を味わったが、OVAの短い尺でもちゃんとそこに届いていた。
もう一点、小野大輔のヒューが「観察しながらも感情を隠しきれていない」瞬間の演技。本編でも彼は常にどこか抑えた男を演じているが、荊姫では少し違う角度から揺れが見えた気がした。2回見て確認したくなるような、一瞬だけの空気の変化だった。

読んで見たくなったら——『ダンタリアンの書架 荊姫』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • ダンタリアンの書架TV版を全話見ていて、読姫とヒューの関係性が好きだった人
  • 謎解きより世界観の余韻に浸る視聴スタイルの人
  • 沢城みゆきの「静かに壊れそうな声」に弱い人
  • 漫画原作のスピンオフ的エピソードを映像で補完したい人

合わない人

  • ダンタリアン本編を未視聴の人(世界観説明は皆無)
  • OVA1本に強いカタルシスや盛り上がりのピークを求める人
  • 明確な謎解きの「答え合わせ」が欲しいタイプの人

次に見るなら

ダンタリアンの書架(TV版)——当然だが、OVAより先に見るべき作品。「禁書」という概念と読姫の存在感を理解した上でないと荊姫の重さが半分にもならない。本編全13話を通して積み上がる雰囲気があって初めてOVAが機能する。

黒執事——19世紀ヨーロッパ風の耽美な世界観、主従関係の歪み、表と裏のある謎解き構造と、ダンタリアンと共鳴する要素が多い。「人間の欲望が怪異を呼ぶ」という構図が好きな人には自然な次の一手になると思う。

パンドラハーツ——こちらも不思議な書と契約と喪失をめぐる話で、ゴシックな画面設計と「2周目で意味が変わる」伏線の張り方がダンタリアンを好む人と相性がいい。先が読めない展開を低いテンションでじっくり追いたい人向け。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT×¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV×¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu×¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+
「ダンタリアンの書架 荊姫」は、現在dアニメストアで視聴できます。コミックス特典という性質上、長らく入手困難だった作品ですが、dアニメストアに登録すれば手軽にお楽しみいただけます。ダンタリアンの世界観が好きな方は、ぜひこの機会にご覧ください。

よくある質問

Q. 「ダンタリアンの書架 荊姫」はどこで視聴できますか?
A. dアニメストアで視聴できます。コミックス特典OVAという希少な作品ですが、dアニメストアに登録することでいつでもお楽しみいただけます。
Q. TVアニメシリーズを見ていなくても楽しめますか?
A. 単独エピソードとして完結しているため、TVシリーズ未視聴でも楽しめます。ただしヒューイやダリアンのキャラクター背景を知っていると、より深く作品世界を味わえます。
Q. 本作はどれくらいの長さですか?
A. コミックス付属の特典OVAのため、通常のTV放送1話程度の短編作品です。気軽に視聴できるコンパクトな内容となっています。
Q. 原作漫画とアニメシリーズはどう違いますか?
A. 原作はラノベ原作を茶子・アベノがコミカライズしたもので、アニメシリーズはラノベを原作としています。「荊姫」はコミックス版オリジナルエピソードのため、アニメシリーズとは独立した内容です。

まとめ

「ダンタリアンの書架 荊姫」は、現在dアニメストアで視聴できます。コミックス特典という性質上、長らく入手困難だった作品ですが、dアニメストアに登録すれば手軽にお楽しみいただけます。ダンタリアンの世界観が好きな方は、ぜひこの機会にご覧ください。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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