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デジモンクロスウォーズ~悪のデスジェネラルと七つの王国~
| 放送年 | 2011年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 24話 |
| 原作 | オリジナル |
デジタルワールドに戻ったタイキとシャウトモンは、バグラ軍がこの世界を征服し、7つの王国に再編成したこと、そしてそれぞれが将軍に統治されていることを知る。
作品概要・あらすじ
あらすじ
デジタルワールドへ帰還したタイキとシャウトモンたちを待ち受けていたのは、バグラ軍によって7つの王国に再編された世界だった。それぞれの王国を支配する「デスジェネラル」と呼ばれる強大な将軍たちに立ち向かいながら、タイキたちはクロスハートとして世界の解放をかけた戦いを繰り広げる。前作を超える規模で描かれる、熱く激しい冒険の物語。みどころ・魅力
① 7つの王国それぞれが持つ独自の世界観
デスジェネラルが支配する7つの王国はそれぞれ異なるテーマと雰囲気を持ち、訪れるたびに新鮮な冒険が展開されます。氷の世界、砂漠の地、海洋王国など多彩な舞台が次々と登場し、飽きのこない構成が魅力です。② 強大なデスジェネラルとの白熱バトル
前作を上回る強さを持つデスジェネラルたちとの戦いは、シリーズ随一の迫力。タイキたちが知恵と仲間の力を結集して次々と強敵を打ち破っていく展開は、毎話手に汗握る興奮をもたらします。③ タイキとシャウトモンが紡ぐ熱い絆
シリーズを通じて深まってきたタイキとシャウトモンの友情と信頼がこの章でさらに輝きます。仲間のために諦めないタイキの姿勢と、王になるという夢を持つシャウトモンの成長が感動的に描かれています。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| シリーズ構成 | 吉田玲子、三条陸 |
|---|---|
| 音楽 | 山下康介 |
| OP | トウィル「New World」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
デジモンはアドベンチャーで止まっていた。フロンティアも、セイバーズも、クロスウォーズ無印も「そのうち」と言い続けたまま数年が過ぎた。悪のデスジェネラルと七つの王国、という副題を初めて見たとき、「ああ、これは分かりやすい構成だ」と思った。七つの王国を順番に潰す。終わりの見通しがある。それだけで重い腰が少し上がった。
高山みなみさんが工藤タイキを演じていると知ったのは見始めてからで、あの声が少年主人公を動かしているのを聞いて、変な懐かしさを覚えた。クロスウォーズ無印から続けて追っていた人と、ここで乗り込んだ自分では、同じ映像でも見えているものが違うんだろうなと思いながら最初の数話を見ていた。
七つ目の王国を倒したとき——「また次がある」という疲弊ごと引き受けるバトルアニメの話
この作品を「7つのステージをクリアしていくだけ」と言ってしまうのは正しいし、間違いでもある。確かに構造は単純だ。王国に入る、地形とルールを把握する、デスジェネラルを倒す、次へ進む。ゲームのダンジョン構成に近い。だがその単純さの中に、「勝ち続けることの疲労」が丁寧に積み上げられている。
タイキたちは王国を制圧するたびに消耗する。次の王国の情報が出た瞬間、それまでの達成感がリセットされる。視聴者もその感覚を共有しながら見ることになる。これは意図的な設計だと思う。子ども向けの明快なバトルアニメのフォーマットに、「終わらない戦い」の重さを乗せている。
桑島法子さんが演じる天野ネネは、その重さを一番体に引き受けているキャラクターだ。序盤からどこか「この旅の目的」を問い続けていて、タイキたちの前進に素直についていけない部分がある。桑島さんの演技は抑制が効いていて、感情を出すべき場面との落差が効いている。2回目に見ると、序盤のネネの表情の持ち方が後半の展開への布石になっていることに気づく。1回目では流していたセリフに「そういう意味だったか」と思う瞬間が何度かあった。
デスジェネラルたちのキャラクター設計も、単純な悪役に収まらない幅がある。それぞれ支配する王国の性質が異なり、戦い方も価値観も違う。岸尾だいすけさんが演じるブラストモンのような、造形も芝居も「振り切り方」が明確なキャラクターがいる一方で、静かな圧力で迫ってくるタイプの将軍もいる。7人分の「悪の個性」を揃えたことで、同じパターンの繰り返しに見えて、毎回違う緊張感が生まれている。
結局この作品が描いているのは、「正しい方向に進み続けることの消耗」だと思う。タイキは諦めない少年として描かれているが、高山みなみさんの芝居は限界に近いときの声の出し方が本物で、そこに「強さ」と「疲弊」が同時に乗っている。子ども向けフォーマットの中でそれをやっている点が、大人の目で見たときに引っかかるポイントになっている。
特に刺さったシーン
岸尾だいすけさんのブラストモンが登場する序盤のくだりは、明らかにコメディ寄りの造形のキャラクターを「本人は至って本気」という方向で演じていて、そのズレが妙に面白い。同じ岸尾さんが演じるメイルバードラモンと並べると、声の質感がまるで違う。どちらが本来の持ち声に近いのかすら分からなくなる。こういう使い分けは、2回目に見て初めてちゃんと聞こえてくる類のものだった。
桑島法子さんはネネだけでなくキュートモンも演じていて、人間キャラとデジモンキャラを同じ声優が担当している。この配役が終盤になってから意味を持ってくる構造で、1周目では「声が似ているな」程度にしか思っていなかったが、後で振り返ると「ああ、最初からそういう設計だったのか」と気づく。細かい演技の差が、キャラクターの関係性への解釈に直結している。
終盤の追い詰められた場面での高山みなみさんの芝居が一番記憶に残っている。子どもが本当に限界になったときの声の出し方で、コナンの江戸川コナンとも、ルパン三世の峰不二子とも全然違う。長いキャリアで積み上げてきた「少年の声」の引き出しの多さを、あのシーンで改めて思い知らされた。
読んで見たくなったら——『デジモンクロスウォーズ~悪のデスジェネラルと七つの王国~』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- デジモンクロスウォーズ無印を見終えて、そのままタイキたちの続きを追いたい人
- 「中ボスを一人ずつ倒してステージを進む」構成に快感を覚える人
- 桑島法子・高山みなみ・岸尾だいすけの演技を複数キャラで比較したい人
- 敵キャラクターに個性とバックグラウンドが欲しい人
合わない人
- クロスウォーズ無印を飛ばして入ると人間関係の前提が薄くなる
- 王国ごとの繰り返しリズムに慣れるまでに時間がかかる人は中盤で離脱しやすい
- デジクロスの合体システムや登場デジモンの多さを整理しながら見るのが負担な人
次に見るなら
デジモンアドベンチャー tri.は旧作キャラクターが高校生になってから再び戦う構成で、クロスウォーズとは世界線が異なるが「デジモンとの関係性をもう一度問い直す」という重さが近い。クロスウォーズで「戦い続けることの意味」に引っかかった人には、別角度から同じ問いを突きつけてくる。
勇者王ガオガイガーは、毎回敵の親玉を倒してステージが進む構成と、合体バンクの演出設計という点でクロスウォーズのデジクロス文法と通底している。見ている側が消耗しながら前進する感覚も似ていて、デスジェネラル編のリズムが合った人なら外れない。
機動戦士ガンダム00は、世界を複数の勢力が分割支配している構造と、主人公側が順番に衝突しながら進む展開という意味で構成的に近い。少し年齢層が上がるが、「7つの王国」という分割統治の世界観が好きなら、その感触を別スケールで体験できる。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『デジモンクロスウォーズ~悪のデスジェネラルと七つの王国~』は、dアニメストア・U-NEXT・Huluの3サービスで視聴できます。いずれも月額サブスクリプションで利用可能ですので、すでにいずれかのサービスに加入中であれば追加費用なしですぐに楽しめます。気になる方はぜひチェックしてみてください。
