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曇天に笑う
| 放送年 | 2014年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Doga Kobo |
明治時代に刀が禁止されると、武士は消滅した。禁令に抵抗する者たちが暴動を起こし、地方は混乱に陥る。対策として、逃げられない湖上の獄舎が建設された。雲の一族の血を引く三人の若者が、囚人を獄舎に護送する任務を与えられる。しかし、彼らの使命には隠された目的があるのかもしれない。
作品概要・あらすじ
あらすじ
廃刀令によって武士という存在が消え去った明治の世。新政府への不満から各地で暴動が頻発し、捕えられた罪人たちは逃亡不可能な湖上の獄舎「獄門処」へと送られていた。その囚人護送の任を担うのが、神社を営む雲(くもう)一族の三兄弟――天火、空丸、宙太郎である。明るく頼れる長兄を中心に、三人は日々の務めをこなしていく。だが彼らに課された役目の裏には、三百年に一度よみがえるとされる因縁と、一族が背負ってきた密かな使命が隠されていた。家族の絆と運命が交錯する、和風アクション活劇。みどころ・魅力
① 明治×和風ファンタジーの世界観
廃刀令施行直後という実在の時代背景に、伝説の大蛇や一族に伝わる宿命といった伝奇的な要素を重ねた独特の世界観が魅力です。文明開化の空気と神話的なモチーフが溶け合い、史実とフィクションの境界を行き来する物語に引き込まれます。② 雲家三兄弟の絆と成長
物語の核を担うのは、性格も役割も異なる三兄弟の関係性です。一族を束ねる長兄、揺れ動く次兄、無邪気な末弟――それぞれが背負うものと向き合いながら成長していく姿が丁寧に描かれ、家族だからこそのぶつかり合いと結束が胸を打ちます。③ スピード感あふれるアクション
護送任務や敵対勢力との攻防を通して、テンポよく展開する戦闘シーンも見どころです。原作の持ち味である躍動的な殺陣がアニメーションで色鮮やかに表現され、シリアスな緊張感と兄弟らしい軽快なやり取りが緩急をつけて物語を盛り上げます。キャスト・声優一覧























スタッフ
| 監督 | 原口浩 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 高橋悠也 |
| キャラクターデザイン | 牧孝雄 |
| 音楽 | 福廣秀一朗 |
| 美術監督 | 池之上由紀 |
| 音響監督 | 榎本崇宏 |
| OP | 青木 隆治「毘藍ノ風」 |
| OP | 青木 隆治「流転ノ陽」 |
| ED | ガルネリウス「ATTITUDE TO LIFE」 |
関連作品
アニメ
書籍
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
最初は「忍者ものか、タイトルだけ妙にかっこいいやつ」くらいの軽い気持ちで再生したら、明治の刀狩りから始まる導入で背筋が伸びた。武士が消えた時代の薄ら寒さと、湖の真ん中にぽつんと浮かぶ獄舎の画。最初に見たときは三兄弟のわちゃわちゃに気を取られていて、正直そこまでのめり込めなかった。2回目で、長男のあのへらへらした笑いの下に何が沈んでいるのかが見えてきて、急に作品の温度が変わった。ああ、これは「笑っている」話じゃなくて「笑うと決めている」話だったのか、と。
降りかかる宿命を、それでも笑って背負うと決めた一族の話
明治、刀が禁じられ武士が消えた——という時代設定だけ見れば、これは文明開化の裏側を描いた歴史アクションに見える。実際そういう顔もしている。でも何度か見返すと、この作品の芯にあるのは時代劇でも忍者活劇でもなく、もっと個人的な「背負うこと」の話だと思えてくる。
曇の一族は、ただ囚人を護送しているわけじゃない。血に刻まれた役目があって、それは選んで引き受けたものではなく、生まれた時点で押しつけられたものだ。理不尽な話で、本来なら恨み言のひとつも出ていい。けれどこの兄弟は、その重さを軽く扱うことで耐えている。長男の天火がいつも笑っているのは、楽天家だからじゃない。背負うものが重いほど、笑ってみせないと弟たちが潰れる、と知っているからだ。中村悠一の声がその二重底を支えていて、軽口の奥に一瞬だけ覗く諦めと覚悟が、台詞のトーンの落とし方だけで伝わってくる。
タイトルの「曇天に笑う」は、晴れた日に笑うことじゃない。曇った空の下で——つまり何も保証されていない、いつ崩れてもおかしくない状況で、それでも笑うと決める。この一族が代々受け継いできたのはたぶん技や役目そのものより、その姿勢のほうだ。単なる兄弟もののバトルアニメに見えて、実は「逃げられない役目を、どういう顔で引き受けるか」をずっと描いている。そこに気づくと、序盤のふざけ合いのシーンすら違って見えてくる。
特に刺さったシーン
中盤、次男の空丸が自分の無力さに直面する展開がある。守られる側でいることに耐えられなくて、でも何もできなくて、という年頃のもがき。梶裕貴の芝居が、この「まだ子供なのに大人になろうとして空回りする」感じをすくい上げるのがうまくて、声が裏返る寸前の張り詰め方に思わず画面に近づいた。兄に追いつきたいのに、その兄が背負っているものの大きさをまだ知らない——その距離感が、兄弟を並べた構図でちゃんと描かれている。
あと地味に好きなのが、能登麻美子が演じる女性キャラの存在感で、賑やかな兄弟の輪のなかで彼女が一拍置いて喋ると、場の温度がすっと整理される。櫻井孝宏の役どころも、ただの敵という枠に収まらない不穏さがあって、笑い方ひとつで「この人は何を抱えているんだ」と引っぱられる。声優の手数で物語の奥行きが何段か増しているタイプの作品だと思う。
読んで見たくなったら——『曇天に笑う』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 兄弟・家族の絆を軸にした和風アクションが好きな人
- バトルそのものより、登場人物が「何を背負っているか」を読みたい人
- 明治・文明開化期の華やかな色彩設計や和の意匠にぐっとくる人
合わない人
- 重い設定やシリアスな空気を、コメディ寄りのテンションで割られるのが苦手な人
- 史実寄りのリアルな時代劇を期待している人
- キャラの過去や因縁を、もっと丁寧に順を追って積み上げてほしい人
次に見るなら
どろろ — 生まれた時点で理不尽な宿命を背負わされた主人公が、人ならざるものと戦いながら自分を取り戻していく和風アクション。「役目と個人」のせめぎ合いが刺さった人はこっち。
鬼滅の刃 — 大切な家族のために刀を取る話。きょうだいの絆が物語を動かしているから、曇天の三兄弟に入れ込んだ人には地続きで楽しめる。
バジリスク〜甲賀忍法帖〜 — 忍者と歴史の血なまぐささをもっと濃く浴びたいなら。曇天のタイトルの「かっこよさ」に惹かれた感覚は、たぶんこの辺の系譜とつながっている。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
「曇天に笑う」は、dアニメストア、U-NEXT、DMM TV、Huluの4つの配信サービスで視聴できます。アニメ作品に強いdアニメストアをはじめ、幅広いジャンルを扱う総合型サービスでも配信されているため、ご自身が普段使っているサービスで楽しみやすい環境が整っています。気になる方は、利用中のサービスやお試し期間を活用して視聴してみてください。




