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インフェルノコップ ファクトファイル
| 放送年 | 2012年 |
|---|---|
| フォーマット | ONA |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | オリジナル |
各エピソード放送後まもなく、対応するエピソードのキャラクターについて詳しく説明する「ファクトファイル」という形式の12個の関連映像が放送される。
作品概要・あらすじ
あらすじ
『インフェルノコップ』の各エピソード放送後に公開された、全12本の公式関連映像シリーズ。本編に登場するキャラクターたちを「ファクトファイル」形式で詳しく掘り下げる。本編では描かれなかったキャラクターの背景や設定を、独特のポップなビジュアルとともに紹介。本編をより深く楽しむための補足コンテンツとして、2012年の配信当時から注目を集めた。みどころ・魅力
① 本編キャラクターの知られざる設定を深掘り
本編では描き切れなかったキャラクターの細かな背景・能力・経歴を「ファクトファイル」という資料形式で公開。本編を見た後に読むと、登場人物への理解が格段に深まり、作品世界の奥行きをより一層楽しめます。② TRIGGERらしい独特のハイテンポな演出
TRIGGER作品ならではの勢いのある映像スタイルはファクトファイルにも健在。短い尺の中にキャラクター情報をテンポよく詰め込んだ構成が、視聴者を飽きさせません。シリーズ全12本をまとめて観る楽しさもあります。③ 本編と合わせて楽しむスピンオフ的な位置づけ
本編各エピソードの放送直後に対応映像が公開されるという仕掛けが話題を呼んだ異色のフォーマット。本編とセットで視聴することで、制作側の遊び心や世界観へのこだわりを体感できます。感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
インフェルノコップ本編を見終えて、「え、関連映像まであるの」と気づいて続けて開いた。ファクトファイルという名前からてっきりWikipedia的な解説コンテンツを想像していたら、あのTRIGGERが作る「ファクトファイル」なのでそうはならない。本編と同じ切り絵フォーマットのまま、各キャラクターの設定を真顔で説明してくる。ところがその「設定」の内容が一切まともではないので、説明されれば説明されるほど謎が深まる構造になっている。本編12話を見てから改めて見直すと、ファクトファイル側の記述と本編の展開がどうにも噛み合わない部分がいくつかあって、それが意図的なのか単に深く考えていないのかも判断できない。その「判断できなさ」自体が体験の一部になっている。
「解説する」というフォーマットを使って、解説を完全に無効化する
ファクトファイルという形式は本来、作品理解を深めるための補助コンテンツのはずだ。公式設定集、キャラクターブック、スタッフコメンタリー——そういった「解説」が作品世界を補完するという前提で成り立っている。このシリーズはその前提を丸ごと借りて、それをずらす。
12本の映像それぞれが特定のキャラクターについての「ファクト」を提示するのだが、そのファクトの内容が、本編で見たキャラクターの行動とどう接続するのかが最後まで判然としない。これはミステリー的な「伏線の回収を楽しむ」体験ではなく、むしろ「解説されても何もわからない」という状態を意図的に作り出しているように見える。情報を提供するフォーマットを使いながら、情報提供機能を完全に無効化している。
TRIGGERという会社はインフェルノコップ本編でも、低予算・短尺・デフォルメという制約をそのままネタにする作り方をしていた。制約を隠すのではなく、前景化する。ファクトファイルも同じ構造で、「補足映像として機能しないこと」を補足映像として出している。これをメタフィクションと呼ぶと少し大げさだが、少なくともキャラクター解説という形式への意識的な態度は感じられる。
ただ、これを「深い」と読むか「短く作った結果こうなった」と読むかは正直迷う。インフェルノコップという作品自体がその境界線上にある。2012年に無料公開されたONAで、当時設立直後のTRIGGERがリソースを最小化して作ったという文脈を知ると、「意図的な解体」ではなく「あの状況での精一杯」という解釈も十分成立する。どちらで読んでも面白いという状況がずっと続いているので、どちらが正解かは保留にしたままにしている。
特に刺さったシーン
あるキャラクターのファクトファイルで、荒唐無稽な経歴がまったくトーンを変えずに読み上げられる場面がある。ナレーションが一切ぶれないまま、情報番組のアナウンサーと同じ声調でとんでもない内容を説明していく。このギャップが単純に好きだった。
笑いのメカニズムとして「形式と内容のズレ」は古典的な手法なのだが、それを短尺でここまで徹底されると負ける。インフェルノコップ本編でも同様の構造は機能していたけれど、「解説する」というフォーマットが加わることでズレの落差が増している。ドキュメンタリーや解説動画のナレーション口調というのはそれ自体に信頼感があるので、そこに乗せてくる内容のズレが効く。
2回目に見たとき、本編の特定シーンを思い出しながらファクトファイルの記述と照合していたのだが、照合すればするほど辻褄が合わない部分が出てきて、それをずっと考えてしまった。解説を読んで答えが出るのではなく、解説を読んで新たな問いが生まれる体験は、意図的だとしたらかなり性格が悪い作りだと思う。好意的な意味で。
読んで見たくなったら——『インフェルノコップ ファクトファイル』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- インフェルノコップ本編を見ていて、もう少し世界を掘りたい人
- 「解説されても何もわからない」という体験を楽しめる人
- TRIGGERの初期作品を時代順に追っているコレクター気質の人
- 真顔で馬鹿げた内容をやられると負けるタイプ
合わない人
- インフェルノコップ本編を未視聴の人(前提知識がないと意味がほぼない)
- 補足映像として「ちゃんとした解説」を期待している人
- 内容が意図的に意味をなさないコンテンツが苦手な人
- 1本数分程度の短尺ではアニメとして物足りない人
次に見るなら
まず前提としてインフェルノコップ本編。2012年公開の同じくONAで、ファクトファイルはこちらを見ていないと存在価値がほぼゼロになる。切り絵アニメ・荒唐無稽な展開・短尺という形式で、TRIGGERが設立直後に作ったいわば実験作。本編を見た後でファクトファイルに戻ると別の見え方がある。
「真顔で馬鹿げた内容をやり切る」という笑いのフォーマットが刺さったならポプテピピックは感触が近い。形式破壊とメタな自己言及を得意とするアニメで、「アニメとしての約束ごとを利用して崩す」という点でインフェルノコップ系統の面白さがある。
同時期のTRIGGER作品という文脈で見るならリトルウィッチアカデミアの初代OVA(2013年)も参照できる。予算感も方向性もまったく違うが、同じスタジオが同じ時期に何を作ろうとしていたかの比較として面白い。ファクトファイルとの落差も含めて。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『インフェルノコップ ファクトファイル』は、dアニメストアで視聴できます。本編『インフェルノコップ』と合わせて楽しめるシリーズですので、dアニメストアで本編を視聴した後にぜひチェックしてみてください。