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石田とあさくら
| 放送年 | 2013年 |
|---|---|
| フォーマット | スペシャル |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | 漫画 |
ボーナスエピソードが12話の1週間後、東京MXで放映された。朝倉は、アニメが先週終わるはずだったのになぜまだここにいるのかと疑問を呈する。
作品概要・あらすじ
あらすじ
本編12話の1週間後を舞台にしたスペシャルエピソード。アニメはすでに終わったはずなのに、なぜかまだ画面の中に存在し続ける朝倉。彼女自身が「なんでまだいるの?」と疑問を口にするメタなボケから幕を開け、石田とのいつも通りのコントが繰り広げられる。本編のノリをそのままに、終わりそうで終わらない2人のやりとりをコンパクトに楽しめる一本だ。
みどころ・魅力
① 「アニメが終わったのになぜいる」という究極のメタギャグ
本編終了後を舞台に、登場人物自身が「なぜまだここにいるのか」と疑問を呈するメタ構造のボケが最大の見せ場。ショートコメディの文法を逆手に取った発想で、1話完結ながら笑いの密度は本編に引けを取らない。
② 石田とあさくらの掛け合いがそのまま凝縮
石田のリアクションと朝倉のマイペースなボケというシリーズを貫くコンビの空気感が、短尺ながら丁寧に再現されている。本編を見終えたファンが「もう一回あの2人を見たい」という欲求をきっちり満たしてくれる作りになっている。
③ 本編未視聴者へのとっつきやすさ
スペシャルとはいえ前提知識がほぼなくても笑えるギャグ構成で、本編の雰囲気を手軽に確認できる入り口としても機能する。コメディ好きが「まず1本試す」用途にちょうどいいボリュームだ。
スタッフ
| ED | レイリ「ドキドキドク」 |
|---|
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
本編を全部見終わって、「まあこれはこれで」という気持ちで閉じようとしたところにボーナスエピソードの存在を知って再生した。2013年、東京MX深夜枠に放り込まれた3分弱の小品。本編12話が終わった翌週にひっそり放映されたやつ。
で、冒頭の朝倉の台詞——「なんでまだここにいるんだ」。これが想像以上に効いた。アニメが終わったはずなのに終わっていない。その違和感を作中で登場人物自身が指摘する。笑えばいいのか戸惑えばいいのかわからないまま3分が終わる。2回目に見たときは、この構造自体がこの作品のいちばんの誠実さだと思った。「おまえらまだいるのか」って視聴者に言われる前に自分たちで言ってしまう、あの軽やかな開き直り。
「終わりました」と言いながら終われない二人の話
石田とあさくらという作品を貫いているのは、要するに「終わり方がわからない関係」の話だと思っている。男二人がいて、特に何かが起きるわけでもなく、ただそこにいる。本編でもそうだったし、このSPでは構造そのものがそのテーマを体現してしまっている。
朝倉が「アニメが先週終わるはずだったのに」と言うとき、それはメタギャグとして機能しているけれど、同時にこの二人の関係性の比喩にもなっている。終わるタイミングを逸している。終わりの言葉が見つからないから、まだここにいる。BL短編と言われればそうかもしれないし、単なる学園コメディと言われればそうでもある——どちらとも確定しない宙ぶらりんの状態が、この作品の居心地の悪さであり、癖になる部分でもある。
「関係を名指しできない二人」というのはフィクションの中でよく扱われるテーマだが、石田とあさくらが面白いのは、それを大げさに悲劇化も浪漫化もしないところだ。ただ教室にいる。ただ喋っている。意味を持たせようとしない省エネさが、逆に妙なリアリティを生んでいる。SPでは「なぜまだいるのか」という問いに対して明確な答えが返ってこないまま終わる——それがこの二人の関係の答えの出し方で、ある意味で誠実だと感じた。
特に刺さったシーン
朝倉が開口一番「アニメ、先週終わったんじゃないのか」と石田に向かって言う冒頭。声のトーンが絶妙で、怒っているわけでも困惑しているわけでもなく、ただ純粋に事実確認をしているような平坦さがある。あの「え、なんで?」みたいな間が好きで、2回目に見てもそこで笑ってしまった。
石田が特に動じずに受け流すのもいい。この二人、一方が変なことを言っても相手が動揺しない。その非対称でも均衡でもない奇妙なテンポ感が本編から一貫していて、SPでも崩れていない。本編ファンへの「ちゃんと同じ二人だよ」という無言のサービスとして機能している。3分で収めているのに、関係性の密度は保たれている。
読んで見たくなったら——『石田とあさくら』はDMM TVで視聴できる(14日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 本編を全話見ていて、もう少しだけあの空気を吸いたい人
- メタギャグ・第四の壁を破る演出が好きな人
- BL要素を「ありそうでなさそう」な距離感で楽しめる人
- 3分の短編に対してちょうどいい期待値の調整ができる人
合わない人
- 本編未視聴でいきなりSPから見ようとしている人(文脈がないと3分が3分の虚無になる)
- オチのあるコメディを期待している人(きれいに落ちない)
- BL要素を明確に求めている人(その期待には応えない)
次に見るなら
石田とあさくらの「名指せない関係の男二人・低テンション・短編」という成分が好きなら、田中くんはいつもけだるげは外せない。主人公の圧倒的な省エネ体質と、それを全力でケアする親友・大曽根の組み合わせが、どう見ても片方が好きなんだよなという空気を醸しながら、最後まで「友情」で押し通す。その読者への信頼感が気持ちいい。
メタ構造の笑いを求めるなら戦勇。(Senyuu.)も近い。勇者とその相棒の日常を、フィクションの文法ごとおもちゃにするコメディ短編で、「なぜこの話はこう動くのか」をキャラ自身が疑い始める展開が石田とあさくらのSPと似た快楽がある。
もう少し長尺でもいいならおそ松さんの初期エピソードが合うかもしれない。六つ子という名の「終わり方のわからない関係」が延々と繰り広がれる構造は、居場所を失えないまま続く石田と朝倉と地続きの感覚がある。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『石田とあさくら』のスペシャルエピソードは、現在DMM TVで視聴できます。本編12話を楽しんだ方はもちろん、シリーズをまだ見ていない方もこの1本から気軽に試してみてください。短時間で笑えるショートコメディとして、隙間時間のお供に最適です。