神クズ☆アイドル

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2022神クズ☆アイドル

神クズ☆アイドル

★ 3.3 / 5.0コメディ音楽超自然
放送年2022年
フォーマットTVアニメ
話数10話
原作漫画
制作Studio Gokumi

ユウヤはアイドルデュオ「ZINGS」の一員だが、ファンへの愛情ではなく金銭目当てで活動している。極度の怠惰さとアイドルファンへの嫌悪により、業界から干される寸前だ。楽屋での偶然の出会いで、彼は謎めいた幽霊の元アイドル・朝日と出会う。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

アイドルデュオ「ZINGS」のメンバー・有夜(ゆうや)は、ファンへの愛などまったくなく金のためだけに活動する”神クズ”なアイドル。怠惰な性格とファンへの本音があだとなり、業界干し寸前の状態が続いていた。ところがある日、楽屋で謎の幽霊・元アイドルの朝日(あさひ)と出会い、彼女の思わぬ申し出をきっかけに状況が一変する。夢を追い続けた幽霊と、やる気皆無のクズアイドルが織りなす、笑えて切ないオカルトアイドルコメディ。

みどころ・魅力

① 徹底したクズっぷりが生む唯一無二のキャラ造形

有夜の “やる気ゼロ・ファン嫌い・金目当て” という三拍子そろったクズっぷりは、アイドル作品にありがちな爽やかさを真っ向否定する個性。それでも朝日との関わりを通じてじわじわ変化していく様子が笑いの中にも映えており、ギャップに引き込まれていく。

② 超自然設定とアイドル業界のリアルが絶妙に融合

「幽霊が乗り移る」という非日常設定が、ステージの裏側や業界の厳しさと絶妙にかみ合っている。非現実的な仕掛けながら夢を追うことへの葛藤がリアルに描かれており、コメディとしての笑いの中にしっかりとした重みが感じられる。

③ 朝日の遺された想いが生む笑いと感動のメリハリ

幽霊・朝日が果たせなかった夢や生前の活動への未練が、クズアイドルとの掛け合いを通じて少しずつ明かされていく。ギャグパートとの緩急が巧みで、コメディとして笑い飛ばしながらもじんわりと胸に響く瞬間が随所に散りばめられている。

キャスト・声優一覧

仁淀ユウヤ
仁淀ユウヤ
メイン
今井文也
最上アサヒ
最上アサヒ
メイン
東山奈央
吉野カズキ
吉野カズキ
メイン
堀江瞬
信濃ヒトミ
信濃ヒトミ
サブ
喜多村英梨
瀬戸内ヒカル
瀬戸内ヒカル
サブ
寺島拓篤
ナレーター
ナレーター
サブ
速水奨
河川敷
河川敷
サブ
上田瞳
ツギコ
ツギコ
サブ
大地葉
しぐたろ
しぐたろ
サブ
石見舞菜香
岬チヒロ
岬チヒロ
サブ
佐藤拓也
内濱アキラ
内濱アキラ
サブ
小林竜之
灘ユキナリ
灘ユキナリ
サブ
石谷春貴

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スタッフ

監督福岡大生
シリーズ構成蒼樹靖子
キャラクターデザイン細田沙織
音楽みゅう
美術監督井戸千尋
音響監督郷文裕貴
OP歌「Let’s ZING!」
EDZINGS [Yuuya Niyodo「キミキラ」
ED最上 亜沙美「ハレラルラ」
EDZINGS [Yuuya Niyodo「裏表のデュエット」
EDスウィート・ファーマシー「恋せよパラメディック」
EDCgrass [Hikaru Setouichi「INNOCENT STORY」
ED仁淀結也「Respect」
EDZINGS [Yuuya Niyodo「フィナーレ~その先へ~」

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

タイトルに「神クズ」と入っているアニメがまともであるはずがない、という先入観で見始めた。2022年夏、サムネのビジュアルが思ったより普通だったので余計に警戒した。ところが1話を見たら止まらなくなって、気づいたら夜が明けていた。

ユウヤというキャラクターへの第一印象は「いや、こいつ本当にダメだ」だった。ファンを金づるとしか思っていない、笑顔が完全に作り物、楽屋で舌打ちしている——そのクズ描写があまりにも徹底していて、逆に笑えてくる。そこに幽霊の元アイドル・朝日が現れて、「ちゃんとアイドルをやれ」と迫るわけだが、2周目で改めて観たときに気づいたのは、最初からユウヤの「できるのにやらない感」を丁寧に描いていたということ。ダメなんじゃなくて、やらないことを選んでいる。この差が全部の話に効いてくる。

「やりたくない」と言いながら、一番本気でやってしまう人間の話

神クズ☆アイドルをただの「ダメ人間が成長する話」として処理すると、かなりもったいない。この作品の核心にあるのは、「アイドルとしての誠実さとは何か」という問いではなく、もっと手前にある話だ——自分が本当に何かに本気になれる瞬間とはどういう状態か、ということ。

ユウヤは怠惰ではあるけれど、無能ではない。むしろできる。声もよく、見た目も整っていて、パフォーマンスの素養はある。それでもやらない。その「やらなさ」には理由があって、本作はその理由をあえてはっきりとは語らない。ただ、幽霊の朝日と関わっていくうちに、じわじわと解けていくように、ユウヤが「やってしまう」瞬間がやってくる。

そのやってしまう瞬間が、説教っぽくない。誰かに諭されて改心したとか、大切な人のために頑張ったとか、そういう王道の文脈で来ない。気づいたらやっていた、みたいな感じで描かれる。ここがこの作品の意地悪で、かつ誠実なところだと思う。人間が本気になるのは、大抵そういう瞬間だからだ。決意ではなく、気づいたら本気になっていた、という。

朝日というキャラクターの存在も、単純な「更生させる側」ではなく、自分が果たせなかったことをユウヤを通して見ようとしているという側面がある。幽霊として現れているわけだから、彼女自身もまだ何かに縛られている。この二人が互いに鏡になっているような構造が、作品にうっすら通奏低音として流れていて、それがコメディのテンポを邪魔せずに機能しているのが地味に巧い。

「クズアイドルが神クズなのか、神クズなアイドルなのか」という問いはタイトルから始まっているが、見終わると「そのどちらでもある」という答えにたどり着く。クズであることと、何かに誠実であることは、同時に成立する。そこがこの作品の言いたいことだったのだと、2周目でようやく腑に落ちた。

特に刺さったシーン

ユウヤが観客の前で、明らかに気が乗っていないのに「それっぽく」やりきってしまう序盤のシーンがある。東山奈央が演じる朝日が横でなんとも言えない表情をしているのだが、あの間の取り方が絶妙だった。東山さんはセリフのない反応芝居が本当に上手くて、台本上は一言も喋っていないのに、その場の温度が全部伝わってくる。

喜多村英梨演じる信濃ヒトミが絡む場面も、毎回テンションの振り幅がえぐかった。喜多村さんの「本気のトーン上げ」は唯一無二で、コメディパートの圧力がそのまま笑いになる。ヒトミというキャラクター自体がかなり濃いのだが、それでも芝居に引きずられず、「そういうキャラがいる」として成立させていた。

2周目で気づいたのは、速水奨のナレーションの使い方だ。劇中の状況を解説するというより、少し斜に構えた視点で語っていて、あのトーンがユウヤのスタンスとちゃんとリンクしている。声の圧があるのに温度を抑えてくる速水さんのナレーション、それ自体がユウヤの内面の代弁のように機能していると思った。

読んで見たくなったら——『神クズ☆アイドル』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 「やればできるのにやらない」人間のリアルな描写が好きな人
  • アイドルコンテンツへの斜に構えた視線を持ちつつ、でも嫌いじゃない人
  • 東山奈央喜多村英梨の演技をじっくり聞きたいオタク
  • 説教臭くないヒューマンドラマが好きな人
  • コメディとして入って、気づいたら真剣に観ていた経験がある人

合わない人

  • 主人公に最初から好感を持てないと無理な人(ユウヤはしばらくクズのまま)
  • 超自然要素(幽霊)がリアル系の話に混ざることへの違和感が拭えない人
  • アイドルアニメに王道の感動路線を求めている人
  • テンポが不規則な作品が苦手な人(エピソードによって空気感がかなり変わる)

次に見るなら

推しの子は、アイドルという職業の裏側と「演じること」の二重性を正面から描いた作品。神クズ☆アイドルがコメディの皮をかぶってやっていたことに、より直球で挑んでいる。ユウヤのスタンスに共感した人は確実に刺さる。

みんな!エスパーだよ!は、ダメ人間に超自然能力が宿るという構造が近い。気が乗らない主人公が「できてしまう」ことへの気恥ずかしさや、コメディと真剣さが混在するトーンが似ている。好みが合う人は多いはず。

ゾンビランドサガも、「アイドルとは何か」を真逆の角度から問う作品として一緒に並べたい。こちらは全力でやる側の話だが、根っこにある「なぜ人前で何かをやるのか」という問いは共通している。2作並べると、神クズ☆アイドルの見え方がまた変わる。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV¥550(税込)14日間6,300+
Netflix¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+¥1,250〜(税込)なし500+
『神クズ☆アイドル』はdアニメストア・U-NEXT・DMM TVにて配信中です。全12話の1クール作品でテンポよく一気見できるため、まとまった時間が取れないときにもぴったりです。アイドル×オカルトという独自の世界観が気になった方は、ぜひ各配信サービスでご覧ください。

よくある質問

Q. 神クズ☆アイドルはどこで視聴できますか?
A. dアニメストア・U-NEXT・DMM TVで配信中です。各サービスの無料お試し期間を活用すると、初回は無料で視聴できる場合があります。
Q. 原作はありますか?
A. はい、藤原ろくろ先生による漫画が原作で、ガンガンJOKERにて連載されています。アニメはその内容をベースに制作されており、原作ファンからも好評を得ています。
Q. 何話完結ですか?
A. 全12話の1クール作品です。テンポよくまとまっており一気見しやすいので、週末にまとめて視聴するのにも向いています。
Q. どんな人におすすめですか?
A. 王道アイドルアニメとは一味違う作品を探している方や、クセの強いキャラクターが好きな方にぴったりです。笑い・超自然・ほろりとする展開がバランスよく楽しめます。

まとめ

『神クズ☆アイドル』はdアニメストア・U-NEXT・DMM TVにて配信中です。全12話の1クール作品でテンポよく一気見できるため、まとまった時間が取れないときにもぴったりです。アイドル×オカルトという独自の世界観が気になった方は、ぜひ各配信サービスでご覧ください。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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