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恋愛ラボ
| 放送年 | 2013年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 13話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Doga Kobo |
藤崎女学園は、品行方正な生徒ばかりで知られている。最も目立つのは学生会長・槇で、落ち着いた丁寧な態度で同級生に慕われている。一方、倉橋莉子も評判だが、積極的で男らしい性格が理由だ。莉子が誤って槇がキスの練習をしているところに入ってしまい…
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配信状況まとめ
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
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| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
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| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
作品概要・あらすじ
あらすじ
品行方正な生徒が集まることで知られる藤崎女学園。その中でも特に目立つのが、落ち着いた物腰と丁寧な言動で生徒たちから慕われる生徒会長・槇理奈だ。一方、勝ち気で男前な性格が噂の倉橋莉子は、ある日うっかり槇がひとりでキスの練習をしているところを目撃してしまう。「完璧な生徒会長」が恋愛初心者だったという秘密を共有したふたりは、互いに協力し合いながら恋愛修行に励むことになる。真面目な設定と珍妙なドタバタが絶妙に絡み合う、女子校発のラブコメディ。みどころ・魅力
① 「完璧生徒会長が恋愛オンチ」というギャップの妙
誰もが憧れる優等生・槇が、恋愛に関しては致命的なほど世間知らずという設定が笑いの核。キスの練習相手にぬいぐるみを使う姿や、真剣な顔で繰り出す的外れな恋愛論は、キャラのギャップとして絶大な破壊力を発揮する。真面目さがそのままボケになる構造が独自の笑いを生んでいる。② 女子校特有のわちゃわちゃ感と友情の温度感
生徒会メンバーそれぞれに個性が立っており、槇と莉子のふたりを中心に賑やかなアンサンブルが展開する。恋愛修行という名のドタバタを通じて距離が縮まっていく過程は、コメディでありながら友情や青春のほろ苦さもしっかり描かれている。女子校の閉じたコミュニティならではの温かみがある。③ 原作の笑いの密度を損なわないテンポのよい演出
宮原るり原作の4コマ漫画が原作で、ギャグのテンポと間の取り方がアニメ化でも巧みに再現されている。声優陣の演技も相まって、台詞回しのひとつひとつが小気味よく刺さる。全13話でまとまっているため、サクッと完走できるボリューム感も魅力のひとつだ。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 太田雅彦 |
|---|---|
| シリーズ構成 | あおしまたかし |
| キャラクターデザイン | 中島千明 |
| 音楽 | 三澤康広 |
| 音響監督 | 蝦名恭範 |
| OP | Fuji-Jo Seitokai Shikkou-Bu「恋愛(ラブ)したいっ!」 |
| ED | Fuji-Jo Seitokai Shikkou-Bu「Best FriendS」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・考察
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
タイトルを見た瞬間、「ああ、そういう話ね」と思って積んだのが最初だった。恋愛ラボって、ほぼそのまますぎる。恋愛研究部みたいなことをやる話なんでしょ、と。実際そのとおりなのだが、見てみると「そのとおり」であることへの照れが一切ない、清々しいくらいの直球ぶりで、それが逆に気持ちよかった。
倉橋莉子が槇に遭遇するあのシーン——序盤のあの「見てはいけないものを見た」空気感——で、このアニメのテンションが一発でわかる。真面目に不真面目なことをやっている人間を真面目に見つめるコメディ、というか。2回目に見たとき気づいたのは、莉子の「男らしい」という評判と、槇の「清楚」という評判が、どちらもほぼ外面でしかないという構図が1話からちゃんと張ってある、ということ。最初はギャグのテンポだけ追っていたので、そこを流していた。
「恋愛を研究できる」と思っている人間が、一番恋愛に鈍い
この作品を単純なラブコメと思って見始めると、少し不思議な感触が残る。恋愛を「研究」「練習」「攻略」として捉えるキャラクターたちが主軸にいるのに、彼女たちは結局のところ、恋愛の何たるかをまるでわかっていない。それがギャグの源泉でありつつ、作品の核でもある。
榎本結子(佐倉綾音)が体現しているのは、「知識はあるのに経験がない」という種類のかわいらしさだ。佐倉さんの声の使い方がここでとても良くて、演じ分けというより、同じキャラクターの「取り繕っているとき」と「素が出たとき」の落差を、声のテクスチャで表現している。公式の場での丁寧な声と、研究部で暴走しているときの声は、音量よりも質感が変わる。
棚橋鈴音役の水瀬いのりは、当時まだキャリア的に多くはない時期で、それでもこういう「ツッコミながら流されていく」ポジションの呼吸感がすでにあった。ボケに引っ張られながら自分も一緒になってしまう、あの絶妙な巻き込まれ方。
「恋愛を研究する」という設定は、ともすると「恋愛工学」的なひんやりした話になりかねない。でもこの作品がそうならないのは、研究の内容がどこまでいっても机上の空論で、現実の感情に触れた瞬間にぜんぶ崩れるからだ。杉原雅(新井里美)が絡んでくる場面では、その「崩れ方」が特に丁寧に描かれる。新井さんの声はこういう「わかってるようで全然わかってない大人」みたいなニュアンスを出すのがうまくて、キャリアの厚みをコメディの笑いに変換できる人だと思っている。
水嶋沙依里(大地葉)と真木夏緒(赤﨑千夏)のふたりが加わってからの後半は、グループのバランスが変わって、ギャグの重心がやや集団戦になる。赤﨑さんの「ちょっとずれたテンション」はこういう女子校コメディに妙にはまっていて、全体のアンサンブルとしての完成度が上がる。
恋愛を「知れば攻略できる」と思っている人間たちが、攻略できないまま終盤まで走り続けるこの構造——これは笑いとして機能しているけれど、読み替えると「好きという気持ちは体系化に抵抗する」という話でもある。2013年のアニメとしてはそこまで意識的に作ってはいないかもしれないが、見返すとそういう読み方もできる。
特に刺さったシーン
序盤、槇がひとりでいるところに莉子が踏み込んでしまう場面の後——槇が莉子に「協力してほしい」と頭を下げるくだり。あそこで槇の「完璧に見られている自分」を守ろうとする必死さと、それを必死さとして出せない不器用さが一発で出る。佐倉綾音さんの芝居がここで一番好きで、声のトーンを落としながら感情だけ上げるような、矛盾した表現をやってのける。セリフの意味より声の質感で「この子、かなり追い詰まってるな」とわかる感じ。
もうひとつは、研究がだんだん実態を持ち始めて、誰かひとりの表情が変わる瞬間——終盤に向かうあたりの、ふとしたやりとり。笑いのテンポで進んできた話が一瞬だけ止まる。そこで「あ、これ本当に好きなんだ」と気づく展開のつくり方は、ラブコメとしてちゃんと仕事をしている。水嶋沙依里(大地葉)がその場にいる回は特に、画面の空気が変わる。大地さんは声の存在感でいうと控えめな方向に調整してくるタイプで、それが「感情が溢れる前の静けさ」みたいな間を作るのに合っていた。
読んで見たくなったら——『恋愛ラボ』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 女子校コメディのノリが好きな人(けいおん!やきんモザを楽しめた人)
- ボケとツッコミの呼吸感で見るアニメが好きな人
- 恋愛描写より「恋愛に不慣れな人間の挙動」を見るのが楽しい人
- 佐倉綾音のキャリア初期をさかのぼりたい人
- 2013年前後の女子向けラブコメアニメの空気感が懐かしい人
合わない人
- 恋愛の進展や感情の動きをしっかり追いたい人(このアニメは基本的に進まない)
- 男性キャラがほぼ出てこないことに物足りなさを感じるタイプ
- テンポの速いギャグより、じっくりした人間関係の変化を好む人
- 「研究」という設定に何か深いものを期待すると肩透かしになる
次に見るなら
恋愛をめぐる「すれ違いと意地の張り合い」をもっと緻密にやったものが見たいなら、かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~がある。頭脳戦というより「プライドの高い人間たちが恋愛に振り回される話」という点でこの作品と同じ系譜にいる。コメディの密度はこちらの方が高い。
女子校の日常とラブコメが混ざった空気感ごと好きなら、桜Trickも選択肢に入る。2014年の作品で、距離感の近い女子同士の関係を柔らかく描いている。恋愛ラボほどギャグに振り切ってはいないが、「好き」という感情を大事に扱う姿勢は似ている。
部活動を舞台にした女子キャラクターのアンサンブルコメディとしての側面が刺さったなら、けいおん!は外せない。恋愛要素はほぼないが、女子校の空気と人間関係のテンポの作り方が近く、見終えたあとの余韻が似ている。
よくある質問
まとめ
『恋愛ラボ』は現在、**dアニメストア**および**U-NEXT**にて配信中です。どちらのサービスでも全話視聴できるため、加入済みの方はすぐに楽しめます。女子校ラブコメの王道にして異色作、隙間時間に一気見するのにちょうどいい作品です。
