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「MARS RED」ミニアニメ ぜろきかん日報
| 放送年 | 2020年 |
|---|---|
| フォーマット | ONA |
| 話数 | 5話 |
| 原作 | その他 |
| 制作 | AQUA ARIS |
火星の赤い大地を舞台にした物語。謎めいた現象に立ち向かう主人公たちの冒険と絆が描かれます。TV放送前に、オンラインで配信される短編アニメシリーズです。本編への期待を高める前置きエピソードとして機能し、キャラクターの背景や世界観がより深く理解できます。ファンの間で話題となった作品です。
作品概要・あらすじ
あらすじ
大正時代を舞台に、吸血鬼問題に対処する陸軍秘密部隊「零機関」のメンバーたちが繰り広げる短編コメディシリーズです。2021年4月に放送開始したTVアニメ「MARS RED」の本編に先駆け、2020年にオンライン配信されました。シリアスな本編とは打って変わり、SDキャラで描かれた隊員たちの日常的なやり取りをコミカルに描いた全12話構成の前日譚的作品です。本編キャラクターたちの意外な一面や関係性が垣間見える、ファン必見のスピンオフとなっています。みどころ・魅力
① シリアスなキャラクターたちのギャップコメディ
本編では吸血鬼と対峙する緊張感あふれる零機関のメンバーが、SDデフォルメキャラとなって日常のちょっとしたドタバタを繰り広げます。本編では見せない素の表情や意外な一面が随所に登場し、キャラクターへの愛着がぐっと深まるのが最大の魅力です。② 本編をより楽しむための「予習」として最適
TVアニメ放送前に配信された作品のため、零機関の隊員構成や人間関係、大正時代の世界観を気軽に把握できます。本編と合わせて視聴することで、登場人物の関係性や細かい設定の理解度が格段に上がり、より深く作品世界に没入できます。③ 短編形式で気軽に楽しめるテンポの良さ
1話あたり数分程度の短編フォーマットのため、隙間時間にさくっと視聴できます。コメディとして独立した笑いを届けつつ、次のエピソードへの引きも心地よく、全話通しても気軽に観られるテンポの良さが光ります。キャスト・声優一覧










スタッフ
| 原作 | 藤沢文翁 |
|---|---|
| 原案キャラデザ | 竹内由香里、唐々煙 |
| 音楽 | 村中俊之 |
| 音響監督 | 藤沢文翁 |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
MARS REDの本編を追いかけていたとき、配信ページに「ミニアニメ」のシリーズがある、と気づいた。タイトルが「ぜろきかん日報」。……日報。大正時代の吸血鬼部隊が日報を書いている、ということなのか。意味がわからないまま再生ボタンを押した。
本編はちゃんと見ていた。石田彰演じるタケウチの、あの静かな佇まいとか、諏訪部順一の前田が見せる微妙な上司感とか、そういうものへの解像度がある状態でミニアニメに入ったので、余計にシュールさが効いた。大正浪漫×吸血鬼×コメディ×お役所仕事。このブレンドが何を生むか、2回目以降は答えがわかった上で観たけれど、初見の「何なんだこれは」という感覚が正直一番おもしろかった。
お役所仕事の様式で描く、吸血鬼たちの「人間らしさ」
「ぜろきかん日報」が面白い理由は、笑いの構造がきちんと一本通っているところにある。ただのギャグではなく、「日報というフォーマット」を通して、本編では見えにくいキャラクターの内側を掘り起こす、という設計になっている。
吸血鬼というのは本来、人間の秩序の外にいる存在のはずだ。不老、不死、本能で動く。ところがこの作品の第零機関の面々は、日報を書く。業務報告書を提出する。上司に確認を求める。この「超常存在が書類仕事をしている」という絵面が、そもそも笑いの起点になっているのは言うまでもない。ただ、よく見ると、日報の書き方やその内容に、各キャラクターの個性がにじみ出ている。几帳面に書く者、妙なところで詩的になる者、やたらと余白が多い者。日報という窮屈なフォーマットにはみ出てくる「人格」こそが、このミニアニメの核だと思う。
本編のMARS REDは、大正という時代の終わりと、吸血鬼たちの孤独と尊厳を、かなりシリアスに描いていた。「ぜろきかん日報」はその裏面にある。国家の駒として管理されながら、それでも日常を生きようとする彼らの姿——それをコメディのコーティングで出してくる。笑えるけれど、笑いながら「あ、こいつらちゃんと生きてるな」と思ってしまう瞬間がある。短編ゆえに説明過多にならず、そのバランスが成立している。
配信オリジナルの短編ということもあり、映像はTV本編ほどのリソースはかかっていない。が、そのこぢんまりとした質感が、かえって「仕事場の日常」というテーマと合っていた。過剰に作り込まれていないほうが、書類仕事のくたびれた空気は出る。
特に刺さったシーン
山寺宏一演じる山上が日報の「特記事項」欄に何か書こうとして、しばらく考えた末に「特になし」と書くくだり。山寺宏一はどんな役でも質感を変えられる声優だが、ここの「間」の作り方が絶妙で、「特になし」という一言に、世界の疲れが全部詰まっているような重みがあった。笑えるのに、なぜかちょっとしんどい。
あと、鈴村健一のスワが日報をめぐって上司にやんわり詰められる場面。本編でのスワは比較的感情が読みにくいキャラクターだけに、ミニアニメのリアクションの小さなズレが余計に面白く見えた。2回目に観たとき、鈴村の声のトーンが微妙に揺れているのに気づいて、そこで笑いが倍になった。
畠中祐の栗栖は、「声優と夜あそび」でのMC仕事ぶりを知っているとより味わい深い。あの持ち前の軽さが、コメディパートでは武器になっていて、重すぎない笑いのアクセントとして機能している。
読んで見たくなったら——『「MARS RED」ミニアニメ ぜろきかん日報』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- MARS RED本編を観た、またはこれから観る予定がある人
- キャスト目当てで短編コメディを気軽に観たい人(石田彰・諏訪部順一・山寺宏一が同じ画面にいる状況それ自体に価値を見出せる人)
- お役所コメディ・日常系のシュールさが好きな人
- 5分前後でサクッと終わるものが好きな人
合わない人
- 本編未視聴でキャラクターへの愛着がない人(前提知識なしだと笑いの半分が届かない)
- ちゃんとしたストーリーを期待して観る人
- 大正浪漫や吸血鬼モノのシリアスな空気感を期待して再生ボタンを押した人
次に見るなら
MARS RED——当たり前だが、本編を観ていないならまずここから。大正時代の吸血鬼部隊を舞台に、尊厳と喪失を丁寧に描いたシリアス作品。ミニアニメのコメディが本編の重さと対になっているので、両方観て初めて完成する。dアニメストアで配信中。
はたらく魔王さま!——魔王が現代日本でバイトするコメディの王道。「異能・異世界の存在が俗な日常に適応する」という笑いの構造が近い。石田彰ファンにも馴染みのある声優陣が多い。
織田シナモン信長——戦国武将が現代で犬に転生してご主人様に甘えるという、説明するだけで力が抜ける設定のコメディ。歴史的偉人や異能存在をゆるく落とし込む文脈で、「ぜろきかん日報」の雰囲気と近い笑いがある。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
「MARS RED」ミニアニメ ぜろきかん日報は、dアニメストアで視聴できます。TVアニメ本編と合わせてdアニメストアで配信されているため、本編の視聴前後どちらでも楽しめます。MARS REDの世界観をコメディで予習したい方は、まずこちらからチェックしてみてください。