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劇場版 NARUTO -ナルト- ブラッド・プリズン
| 放送年 | 2011年 |
|---|---|
| フォーマット | 劇場版 |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | Studio Pierrot |
雲隠れの里の長・雷影暗殺を企てた罪で捕らえられたナルトは、血獄と呼ばれる獄門城に投獄される。城の主・無為は究極の封印術で囚人から力を奪う。この獄の中で、何者かがナルトの命を狙っていた。獄門城を舞台に、ナルトは囚人たちとの絆を深めながら、無為の真の目的に立ち向かう。
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配信状況まとめ
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作品概要・あらすじ
あらすじ
雷影暗殺未遂の濡れ衣を着せられたナルトは、最凶の忍びたちが収容される牢獄「獄門城」へと送られる。城を支配する男・無為は、究極の封印術「極王」によって囚人から一切の力を奪い去る。脱出も抵抗も許されない絶望的な環境の中、ナルトの命を狙う刺客の影が迫る。自らの無実を証明しようともがくナルトは、共に囚われた者たちと絆を結びながら、無為が秘める真の目的と、この牢獄に隠された巨大な陰謀の核心へと近づいていく。
みどころ・魅力
① 「力を封じられた」状態で描かれるナルトの真価
九尾の力も忍術も封じられた極限状態での戦いは、シリーズの中でも異色の緊張感を生む。チャクラに頼れない状況だからこそ、ナルトの不屈の精神や機転、そして仲間との絆がより鮮明に浮かび上がる。普段とは異なる戦闘スタイルが新鮮な見ごたえを提供する。
② 牢獄という閉鎖空間が生む独自のドラマ
「獄門城」という逃げ場のない舞台設定が、スパイ映画的なサスペンスとアクションを融合させた独特の雰囲気を生み出している。誰が味方で誰が敵かわからない緊張感、囚人たちそれぞれが抱える過去と感情が、劇場版ならではの濃密なドラマを紡ぐ。
③ スケールの大きい終盤の展開と感動的な結末
無為の真の目的が明かされる後半は、単なるアクション作品を超えた重厚な物語が展開する。命を懸けた戦いの果てに描かれる絆と犠牲のテーマは、本作最大の見せ場。映像・音楽ともにクオリティが高く、劇場版シリーズの中でも完成度の高い一作として評価されている。
キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | むらた雅彦 |
|---|---|
| キャラクターデザイン | 鈴木博文、西尾鉄也、山下宏幸、藪野浩二 |
| 音楽 | 高梨康治 |
| 美術監督 | 一色美緒 |
| 音響監督 | 蝦名恭範 |
| ED | Yusuke「Otakebi」 |
関連作品
アニメ
書籍
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
ED
感想・考察
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
正直に言う。NARUTO本編は通っていない。数話見て「長すぎる……」と積んだまま10年以上経つタイプの人間だ。なのになぜこれを見たかというと、単純に「劇場版は本編と切り離して楽しめる」という噂を信じたからで、半分は正解、半分は甘かった。
序盤、ナルトが突然「雷影暗殺犯」として投獄されるくだりを見ながら、「あれ、これ知ってる人向けの展開だよな」と思いながらも、獄門城というロケーションが面白くて気づいたら止まらなくなっていた。刑務所もの×忍者アクションという組み合わせ、これは本編知識関係なく成立する。力を封印された状態でどう戦うか、誰を信じるか——その一点に絞った脚本が、外様の自分でも乗れるくらいシンプルだった。
力を奪われたとき、それでも残るものの話
この映画の軸は「封印」だ。獄門城の主・無為が持つ究極の封印術は、囚人からチャクラ——忍者としての力そのものを奪う。主人公が最強の力を持ったまま暴れる映画ではなく、丸腰に近い状態でどう動くかを描いている。これが思いのほか、物語の密度を上げている。
少年漫画の映画版にありがちな「本編より強い敵を用意してパワーアップして倒す」という構造ではなく、力がない状態で築かれる人間関係が前半のドライビングフォースになっている。囚人たちとの交流がそれで、彼らは最初から仲間ではない。疑心暗鬼、裏切り、利害関係——そういうものを経由して少しずつ信頼が積み上がる過程に、本編を知らなくても引っかかるものがあった。
無為というキャラクターの「真の目的」については触れすぎないが、終盤の開示は「力を奪う者が本当に欲しかったもの」という反転になっていて、テーマ的な着地として悪くない。「封印=奪うこと」だと思っていたものが「封印=守ること」として読み直される瞬間——ここはアクション映画として以上に、物語として機能している。
竹内順子が演じるナルトは、力がない状態でも声のテンションを落とさない。むしろ追い詰められるほど声が前に出てくる感じがあって、そのキャリアから来る安定感がキャラクターの「折れなさ」をそのまま体現していた。本編を通っていない自分でも「ああ、このキャラはずっとこういう人間なんだろうな」と思えた。それは演技が情報を補完していたからだと思う。
特に刺さったシーン
中盤、封印された状態で囚人のひとりと向き合うシーンが好きだった。説得でも脅しでもなく、ただ真っ正面から話す——そこで井上和彦のカカシが短く割り込んでくる場面があって、「あ、この人が来たんだ」という空気の変わり方が面白かった。声の重みが違う。長いキャリアの声優が一言しゃべると場面の重心がずれる感覚は、劇場の音響でより顕著だった。
あと終盤の戦闘で森久保祥太郎のシカマルが動くシーンは、「声優と夜あそび」で聞いているあの声が全然別のものになる瞬間として印象に残った。バラエティとアニメ声優の落差、という感じではなくて、同じ声のはずなのに別の人格を持っている。それが普通に怖い。
田村ゆかりのテンテンは出番としては多くないが、アクションシーンでのセリフ回しに独特の切れ味があって、そっちに目が向いた。日野聡のサイも含め、主要キャスト以外の声の密度が高く、本編を知らなくても「この人たちは長い時間をかけて作られたキャラクターなんだな」という重量感が画面から出ていた。
読んで見たくなったら——『劇場版 NARUTO -ナルト- ブラッド・プリズン』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- NARUTO本編を通っていて、劇場版でキャラクターの別の顔が見たい人
- 刑務所もの・脱出ものの構造が好きな人(忍者アクションとの相性がいい)
- 力を奪われた状態で知恵と信頼で動く展開が好きな人
- 声優陣の演技目当てで見る人(竹内順子・井上和彦・森久保祥太郎の仕事量が多い)
合わない人
- 本編未履修で単体の映画として入ろうとしている人——世界観補完なしにはキャラクターへの感情移入に限界がある
- 90分の映画に重厚なドラマを求める人——テンポ優先の構成なので掘り下げはそこそこ
- 原作・本編との整合性を気にする人——劇場版特有のパラレル感はある
次に見るなら
劇場版 NARUTO -ナルト- 大活劇! 雪姫忍法帖だってばよ!!
NARUTOの劇場版シリーズ第一作。本作よりシンプルな構造で、本編未履修でも入りやすいとされる一本。まずこっちから見てどのくらい乗れるか試すのもあり。
NARUTO -ナルト- 疾風伝 劇場版 THE LAST
本編終了後を描く劇場版で、シリーズの「締め」に近い位置にある作品。ブラッド・プリズンで声優陣の演技に引っかかった人は、キャラクターがどこに着地するかを追いたくなるはず。
劇場版 BORUTO -NARUTO THE MOVIE-
ナルトの息子世代を主役に据えた劇場版。本作とは世代が変わるが、「親になったナルト」という視点で竹内順子の演じ方が変化しているのが興味深い。
よくある質問
まとめ
『劇場版 NARUTO -ナルト- ブラッド・プリズン』は現在、dアニメストア・U-NEXT・Netflix・Huluの4サービスで配信中です。主要な定額制動画サービスで幅広く視聴できるため、すでに加入しているサービスからすぐに楽しめます。シリーズファンはもちろん、単独作品としても楽しめる完成度の高い劇場版なので、ぜひチェックしてみてください。
















