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ネコぱらOVA
| 放送年 | 2017年 |
|---|---|
| フォーマット | OVA |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | ビジュアルノベル |
| 制作 | Felix Film |
暖かい和菓子職人の家系に生まれた水無月嘉祥は、自分のパティスリー店「ラ・ソレイユ」をオープンした。引越しの際、家族が育てていた猫娘のショコラとバニラが荷物に紛れていた。彼女たちを返そうとしたが、懇願されて折れ、店で一緒に暮らすことになった。
作品概要・あらすじ
あらすじ
和菓子職人の家系に生まれた水無月嘉祥は、家業を継がず自分のパティスリー「ラ・ソレイユ」をオープンします。ところが引っ越しの荷物に紛れ込んでいたのは、実家で育てられていた猫娘のショコラとバニラ。一度は家へ返そうとした嘉祥でしたが、二人の必死の懇願に折れ、店で一緒に暮らすことを決めます。看板娘として奮闘する猫娘たちと、嘉祥が営むお菓子の店で繰り広げられる、甘くてあたたかな日常の物語。テレビアニメ本編につながる前日譚として、ショコラとバニラの愛らしい魅力がたっぷりと描かれます。
みどころ・魅力
① 看板娘・ショコラとバニラの愛らしさ
本作最大の魅力は、なんといっても猫娘姉妹のショコラとバニラ。嘉祥に甘えたり、お店を手伝おうと張り切ったりと、表情豊かに動き回る二人の可愛さがOVAならではの丁寧な作画でたっぷり堪能できます。猫らしい仕草やじゃれ合いも見どころです。
② ほっこり癒やされる日常コメディ
パティスリー「ラ・ソレイユ」を舞台に、嘉祥と猫娘たちが織りなすドタバタした日常が中心。大きな事件が起こるわけではなく、笑えてほっこりできる空気感が全編を包みます。仕事終わりにのんびり眺めたい、肩の力を抜いて楽しめる癒やし系作品です。
③ 美味しそうなスイーツとお店の世界観
パティスリーが舞台というだけあって、ケーキや焼き菓子といったスイーツの描写も丁寧。色鮮やかで美味しそうなお菓子と、温かみのある店内の雰囲気が作品全体を彩ります。可愛い猫娘と甘いお菓子という相性抜群の世界観に浸れます。
キャスト・声優一覧
















スタッフ
| 監督 | 林宏樹 |
|---|---|
| 原作 | 雪仁 |
| 原案キャラデザ | さより |
| キャラクターデザイン | 平野勇一 |
| 音楽 | 前田雄吾 |
| 美術監督 | 倉田憲一 |
| 音響監督 | 飯田里樹 |
| OP | レイ「Baby→Lady LOVE」 |
| ED | コトコ「▲MEW▲△MEW△CAKE」 |
関連作品
アニメ
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
最初は「猫耳の女の子がパティスリーで働く、ただ甘いだけの話」だと思って再生した。実際、画面は終始やわらかい。色も光も砂糖菓子みたいで、流して見るぶんには何の引っかかりもない。ところが2回目に見たとき、妙にざらつくものが残った。この作品、可愛さの皮を一枚めくると、けっこう居心地の悪い設定の上に立っている。しかもOVAという短い尺だからこそ、その輪郭が逆にくっきり出てしまう。長いTVシリーズなら日常のノイズに紛れて見えなかったものが、ぎゅっと凝縮されて目の前に置かれる感じだ。だから自分はこれを「問題作」と呼んでいる。誰かと論争するためじゃなく、見終わったあと自分の中で処理に困る、という意味で。
「役に立ちたい」が、そばにいる条件になっている話
ネコぱらの世界では、ネコ——猫娘たちは人間に飼われる存在で、外を一人で歩くには「鈴」の許可がいる。この設定をコメディの飾りとして流すこともできるんだけど、2回目以降はどうしてもそこに目がいく。ショコラとバニラが嘉祥のそばにいたがるのは、単に甘えたいからじゃない。荷物に紛れてまでついてきて、店に置いてほしいと懇願する。あの必死さの正体は、たぶん「いていい理由」を自分の働きで証明しなきゃいけない、というプレッシャーだ。可愛がられるだけでは足りなくて、役に立てる猫でなければ居場所が確定しない。
これは単なる猫耳ハーレムの日常ではなく、存在の許可を他者に握られた者が、必死に「有用さ」を差し出す話だと思う。彼女たちが店を手伝い、ケーキを覚え、失敗してへこむ一連の流れは、コメディの体裁を取りながら、実は「あなたに必要とされたい」という剥き出しの欲求でできている。だからギャグで笑っているはずなのに、ふとした拍子に背筋が冷える瞬間がある。守られている彼女たちは、同時に、選ばれ続けなければ立場が揺らぐ側でもある。砂糖の甘さでコーティングしてあるぶん、噛んだときの芯の硬さが効く。問題作だと言ったのは、この構造を「尊い」とも「危うい」とも言い切らせず、ただ可愛い日常として見せきってしまうところにある。見る側の倫理観が、勝手に試される。
特に刺さったシーン
嘉祥を演じる立花慎之介の芝居が、この作品の重心をかなり支えている。猫娘たちが終始ハイテンションで騒ぐなか、嘉祥だけが一段低い温度で受け流す。あの抑えた、少し疲れたような声の置き方があるから、賑やかさが暴走せずに「家」の空気として成立している。叱るでも甘やかすでもない、保護者としての距離感が声だけで伝わってくるのがうまい。
個人的に効いたのは、終盤、彼女たちが店の一員として認められるかどうかが問われる展開だ。ここで猫娘たちが見せる、認めてほしさと不安が入り混じった表情に、序盤のふわふわしたノリが全部回収される。可愛いはずの場面なのに、思わず居住まいを正してしまった。テーマで書いた「役に立ちたい」が、ここで一番むき出しになる。笑って見ていたものが、急に切実なものに変わる瞬間を、短い尺できっちり用意してくるあたりは侮れない。
読んで見たくなったら——『ネコぱらOVA』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- やわらかい色と光に包まれた日常系の空気を、ただ浴びたい人
- 猫娘という設定の「裏側」まで勝手に読み込んでしまうタイプのオタク
- 立花慎之介の、抑えた保護者ボイスを堪能したい人
- 短い尺で甘いものを補給したい、けど少しだけ考えたくもある人
合わない人
- キャラの可愛さより、骨太なストーリー展開を求める人
- 「飼う・飼われる」関係の設定そのものに引っかかってしまう人
- ファンサービス寄りの画面づくりが苦手な人
- OVA単体で完結した重い物語を期待している人(これは雰囲気を味わう一篇だ)
次に見るなら
「役に立ちたい」「必要とされたい」という剥き出しの欲求が気になったなら、世話やきキツネの仙狐さんがいい。獣耳の存在が人に尽くす関係を、もっと癒しの側に振り切って描いていて、ネコぱらの構造を裏返したような味がする。
店を営む人たちのやわらかい日常そのものを浴びたいなら、たまこまーけっと。商店街という閉じた場所で、誰かと一緒に暮らし働くことの温度を丁寧にすくい取っていて、ラ・ソレイユの空気が好きならまず合う。
とにかく可愛い面々のゆるい時間に身を委ねたいだけなら、ご注文はうさぎですか?。喫茶店という舞台と、過剰なくらい優しい世界の手触りが近い。甘いものを甘いまま味わいたい日に。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
「ネコぱらOVA」は、dアニメストア、U-NEXT、DMM TVの3つのサービスで視聴できます。いずれもアニメ配信に強いプラットフォームなので、すでに加入しているサービスやお好みの環境を選んで楽しめます。ショコラとバニラの可愛らしい日常を、ぜひお気に入りの方法でご覧ください。
よくある質問
まとめ
「ネコぱらOVA」は、dアニメストア、U-NEXT、DMM TVの3つのサービスで視聴できます。いずれもアニメ配信に強いプラットフォームなので、すでに加入しているサービスやお好みの環境を選んで楽しめます。ショコラとバニラの可愛らしい日常を、ぜひお気に入りの方法でご覧ください。

