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PES: Peace Eco Smile
| 放送年 | 2012年 |
|---|---|
| フォーマット | ONA |
| 話数 | 7話 |
| 制作 | Studio 4°C |
日本の自動車メーカーとアニメ制作会社スタジオ4℃のコラボ作品。宇宙からの旅人PESと、地球の魅力に惹かれた謎の生命体NaSuBiが、プリウス(リフトバックとハッチバック)に乗って新しい世界を探索する。地球への親しみを深めるウェブプロモーションアニメシリーズ。
作品概要・あらすじ
あらすじ
日本の自動車メーカーとアニメ制作会社スタジオ4℃がタッグを組んだウェブプロモーションアニメシリーズ。宇宙からやってきた旅人PESと、地球の魅力に引き寄せられた謎の生命体NaSuBiが、プリウス(リフトバック・ハッチバック)を相棒に、まだ見ぬ世界へと旅立つ。地球のさまざまな風景や文化に触れながら、ふたつの異なる存在が絆を深めていく姿を描いた、ほのぼのとした雰囲気の短編シリーズ。
みどころ・魅力
① スタジオ4℃ならではの独特なビジュアル表現
『マインド・ゲーム』や『鉄コン筋クリート』でも知られるスタジオ4℃が手がけた映像は、プロモーションアニメとは思えないほど丁寧な作り込み。柔らかな色使いと個性的なキャラクターデザインが融合し、短編ながら独自の世界観をしっかりと構築している。
② 宇宙人×プリウスという斬新な設定の妙
自動車プロモーションという制約の中で、宇宙人の視点から「地球の当たり前」を再発見するという切り口が新鮮。PESとNaSuBiという対照的なキャラクター同士の掛け合いが軽妙で、見ていて自然と笑みがこぼれる。
③ 日常の中に宿る地球の魅力を再発見できる
宇宙人の目を通してごく普通の地球の風景や文化が描かれるため、見慣れた日常がどこか新鮮に映る。「地球っていいな」と素直に感じられるコンセプトが一貫しており、短い尺ながらその余韻は心地よく残る。
キャスト・声優一覧









スタッフ
| 監督 | 林祐一郎 |
|---|
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「PES」でサジェストを検索したとき、トヨタとスタジオ4℃のコラボという情報が出てきて、一瞬思考が止まった。自動車メーカーのプロモーション用ウェブアニメ。2012年。日常系。これは……見るべきなのか。
でも4℃が関わっているなら、と思って再生した。「鉄コン筋クリート」や「マインド・ゲーム」の映像語法で、宇宙人がプリウスに乗って地球を探索する話。なんだそれは。
2回目を見て気づいたのは、これが「広告としての誠実さ」を持つ奇妙な作品だということだ。プリウスのロゴが映り、仕様が語られる。でもそれが別に邪魔じゃない。PESとNaSuBiが地球のどうでもいいものに感動する描写のほうが、ずっと印象に残る。プロモーションアニメで「謎の味」が出てしまった珍作として、記憶の棚に収まっている。
地球の「当たり前」を、壊れていない目で見直すだけの話
宇宙からの旅人が地球にやってきて、人間には見慣れすぎた風景に驚く——という構造は、ファンタジーでも日常系でも使い古されたフォーマットだ。でもこの作品がそれをやるとき、目的がトヨタのプリウスを「移動の自由の象徴」として描くことにあるせいで、奇妙な純粋さが生まれている。
PESとNaSuBiは、特にドラマを起こさない。葛藤も成長もない。ただ車に乗って、窓の外を見て、何かに感動して、また走る。これが単なる広告なら「製品の魅力を伝える」で終わるはずなのに、4℃の映像がそこに乗ると、なぜか「移動すること自体の喜び」みたいなものが滲み出てくる。
日常系アニメの文法でいえば、「非日常の存在が日常を肯定する」タイプだ。ただし主人公が人間でも少女でもなく、宇宙人と謎の生命体という点で、感情移入の経路が通常とは少し違う。見ている側は「PESたちが不思議がっているものを、自分も久しぶりに見る」という体験をさせられる。プリウスで走る郊外の道とか、コンビニの駐車場とか、そういうものが。
広告でありながら、広告を超えようとした痕跡がある。それが成功しているかどうかは正直わからないが、2012年に企業がウェブアニメでここまでやったこと自体は、ちゃんと記録しておきたい。
特に刺さったシーン
内山夕実が演じる来実の声が、序盤でPESたちに地球の何かを説明するシーンがある。淡々としていて、でもちょっと誇らしそうな空気がある。内山夕実はああいう「平静の中に感情が乗っている」芝居がうまくて、説明台詞なのに聞いていられる。
矢島晶子のほうは、クレヨンしんちゃんのイメージが強すぎるせいで最初は耳が慣れなかったが、2回目で正体がつかめてきた。役の詳細が公表されていない部分があるので深追いはできないが、あのキャスティングを選んだ意図には興味が残る。
スタジオ4℃の映像は、TVアニメよりも明らかに1枚あたりの情報量が多い。ONA(ウェブ公開)という形式だから画質への妥協が少なかったのか、背景の密度が違う。特に車が走る俯瞰カットの空気感は、プロモーション用と知らずに見ても「丁寧に作られた何か」と感じるはずだ。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- スタジオ4℃の映像美を追いかけているオタク
- 2010年代初頭のウェブアニメ史に興味がある人
- 内山夕実・矢島晶子のキャリアを網羅したい声優ファン
- 「広告アニメ」というジャンルを研究・収集している人
- 10分以内で完結する、重さゼロの映像体験が欲しいとき
合わない人
- ストーリーの起伏や感情的な山場を求める人
- プロモーション目的の作品に本能的に身構えてしまう人
- 今から視聴しようとしている人(現時点でどの配信サービスでも見られない)
- 「日常系」に人間関係のドラマを期待している人
次に見るなら
「移動と日常」という空気が好きだったなら、ゆるキャン△が自然な次の一手だ。キャンプ場への移動そのものが作品の軸になっていて、目的地より途中の時間を描く感覚が近い。内山夕実も出演しており、声優つながりでも入りやすい。
スタジオ4℃の映像語法をもっと見たいなら、鉄コン筋クリートが本命だ。同じ「地球を外から見るような視点」を、より密度の高い物語でやっている。PESで感じた「背景の空気」の本家がここにある。
ウェブ公開・企業コラボという文脈で面白がれた人には、gdgd妖精sも並べておきたい。2012年という同時代のONA作品で、低予算・実験的という意味での空気が重なる部分がある。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
『PES: Peace Eco Smile』は現在、公式の配信サービスでの配信は確認されていません。もともとウェブプロモーション向けに制作されたONA作品のため、視聴方法については動画プラットフォームなどで個別に検索してみることをおすすめします。スタジオ4℃ファンや日常系・ほのぼの系アニメが好きな方には、一度チェックしてみる価値がある作品です。
よくある質問
まとめ
『PES: Peace Eco Smile』は現在、公式の配信サービスでの配信は確認されていません。もともとウェブプロモーション向けに制作されたONA作品のため、視聴方法については動画プラットフォームなどで個別に検索してみることをおすすめします。スタジオ4℃ファンや日常系・ほのぼの系アニメが好きな方には、一度チェックしてみる価値がある作品です。