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劇場版 ポケットモンスター キミにきめた!
| 放送年 | 2017年 |
|---|---|
| フォーマット | 劇場版 |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | ゲーム |
| 制作 | OLM |
サトシとピカチュウが出会うまでの物語である。マサラタウンを出発した日、二人はホウオウが空を飛ぶのを目撃し、いつか再びホウオウに会うことを誓った。
作品概要・あらすじ
あらすじ
マサラタウンに住む少年サトシは、ポケモントレーナーとしての第一歩を踏み出す日、寝坊して最後の一匹となったピカチュウを相棒に選ぶ。最初はなかなか心を開かないピカチュウだったが、ある出来事をきっかけに二人の間には少しずつ絆が芽生えていく。旅立ちの日、サトシとピカチュウは伝説のポケモン・ホウオウが大空を舞う姿を目撃し、虹色に輝く「ニジのはね」を手にする。いつか再びホウオウに会うことを誓った二人は、その約束を胸に未知なる世界へと冒険の旅へ踏み出していく。
みどころ・魅力
① サトシとピカチュウ、出会いから紡がれる絆
本作の核は、なんといってもサトシとピカチュウが相棒になるまでの物語である。すれ違いから始まった二人がどのように心を通わせ、本当のパートナーへと成長していくのか。シリーズの原点を映画ならではのスケールと演出で丁寧に描き直しており、ファンも初めての人も胸が熱くなる王道のドラマが楽しめる。
② 「ニジのはね」とホウオウをめぐる伝説
物語を貫くのが、伝説のポケモン・ホウオウと、サトシが手にする「ニジのはね」の存在だ。再会の約束が冒険の原動力となり、行く先々での出会いや試練へとつながっていく。神秘的なポケモンと少年の誓いというファンタジー性の高いテーマが、作品全体に壮大な余韻を与えている。
③ 旅を彩る出会いと美しい映像表現
道中で出会う仲間や個性豊かなポケモンたち、雄大な自然を映し出す映像美も大きな魅力である。アクションシーンの迫力と、心情に寄り添う静かな場面のコントラストが見事で、冒険のワクワクと感動の両方をたっぷりと味わえる一作に仕上がっている。
キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 湯山邦彦 |
|---|---|
| キャラクターデザイン | 松原徳弘、一石小百合 |
| 音楽 | 宮崎慎二 |
| 美術監督 | 高尾克己 |
| 音響監督 | 三間雅文 |
| OP | 松本 梨香「めざせポケモンマスター -20th Anniversary」 |
| ED | 林明日香「オラシオンのテーマ ~共に歩こう~」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「キミにきめた!」というセリフを、これまで何回聞いてきたんだろう。サトシがピカチュウを選んだあの一言は、もう作品名より先に口から出てくるくらい体に染みついている。だからこれが映画のタイトルになったと知ったとき、正直ちょっと身構えた。名言を看板にしてしまうと、たいてい中身がそれに負ける。最初は「あのスタートをいまさら映画でやり直してどうするんだ」と疑いながらスクリーンの前に座っていた。ところが冒頭、マサラタウンの朝の光と、寝坊して飛び出していくサトシの足音が劇場の音響で響いた瞬間、疑いが半分くらいどこかへ消えた。これは焼き直しじゃなくて、もう一度ちゃんと「出会わせる」ための映画なんだ、と途中で気づいて、最後は思っていたよりずっと静かに泣いていた。
選んだのではなく、選び合った——相棒が生まれるまでの話
テレビシリーズの始まりを覚えている人なら知っているはずだ。最初のピカチュウは、サトシのことがまるで好きじゃなかった。モンスターボールにも入らないし、肩にも乗らない、電気でバチバチ拒絶してくる。あの「うまくいかなさ」こそが原点だった。この映画が偉いのは、その不機嫌なスタートを省略しなかったところだと思う。
「キミにきめた」という言葉は、普通に読めばサトシ側の一方的な宣言だ。俺がお前を選ぶ、という。でもこの映画が描いているのは、その宣言が成立するまでにどれだけの時間と失敗が必要だったか、という話なんだと思う。選ぶ側にも、選ばれる側にも、それぞれの怖さがある。心を許したらまた置いていかれるかもしれない——そういう小さな警戒を、二人は旅の中で一個ずつ外していく。
軸になるのが、ホウオウと虹色の羽根の約束だ。いつかもう一度会おう、という到達点の見えないゴール。ここがうまい。ポケモンを集めることでもバッジを取ることでもなく、「もう一度あの鳥に会う」という、ほとんど祈りみたいな目標を二人で共有する。だから旅の意味が勝敗じゃなくなる。クロス——逢坂良太の、強さだけを信じてポケモンとの絆を鼻で笑う青年が出てくるんだけど、彼の存在が「選び合うこと」の価値を逆側から照らしている。強いトレーナーになることと、誰かと心を通わせることは、似ているようで全然別の話だ。この映画は単なる出会いのリメイクではなく、「相棒という関係はタダでは手に入らない」という、当たり前だけど忘れがちなことを二時間かけて証明してみせる作品だった。
特に刺さったシーン
やっぱり終盤の、ピカチュウが思いを言葉にする展開だ。賛否が分かれるのは知っているし、最初に聞いたときは自分でも一瞬「えっ」と固まった。ポケモンが人間の言葉でしゃべることに、長年のファンほど抵抗があるのもわかる。でも、あの場面の大谷育江の声を劇場の音響で浴びると、理屈がどうでもよくなる。いつもの「ピカ」「ピカチュウ」の延長線上に、絞り出すような一言が乗ってくる。声優が同じだからこそ、別の生き物に切り替わった感じが一切しない。ずっとそこにいたピカチュウが、たった一度だけ翻訳機を借りた、みたいな自然さだった。隣の席で鼻をすする音があちこちから聞こえてきて、ああ全員やられてるな、と思った。
あと地味に好きなのが、三木眞一郎のリザードンだ。出番は多くないのに、低く唸るような鳴き声ひとつで「こいつは歴戦だ」という空気を持ってくる。林原めぐみのムサシとうえだゆうじのソーナンスが緊張をふっと緩めてくれるのも、こういう真剣な映画では本当にありがたい。
読んで見たくなったら——『劇場版 ポケットモンスター キミにきめた!』はU-NEXTで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 子どもの頃にテレビシリーズの第1話を見て、ピカチュウと出会った日のことをなんとなく覚えている人
- 勝ち負けより、誰かと信頼を積み上げていく過程そのものにグッとくる人
- 映画館の音響と大画面で、ホウオウが空を切る場面を体で浴びたい人
合わない人
- テレビ版の歴史や設定との細かい整合性が気になって仕方ない人
- ポケモンがしゃべる演出に、どうしても乗れない人
- テンポの速いバトル中心の展開を期待している人
次に見るなら
絆そのものを正面から描いた一本という意味では、やはり劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲 EVOLUTION。「生まれてきた意味」を問うミュウツーの重さは、本作とは別ベクトルだけど、ポケモンと人の関係を真剣に掘る姿勢が地続きだ。
本作の旅の感触が気に入ったなら、続く劇場版 ポケットモンスター みんなの物語もおすすめ。一人と一匹の話だった本作から、見知らぬ他人同士が一日で繋がっていく群像劇へと視点が広がっていくのが面白い。
少年と相棒が長い道のりを歩く構図が好きなら、ジャンルは違うけれど劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデンあたりも。誰かを想い続けること、もう一度会うために進むことの尊さが、静かに胸に残る。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
本作はU-NEXTとDMM TVで配信されており、どちらのサービスでも視聴できます。劇場で感動を味わった方はもちろん、まだ観ていない方も、配信を通じて自宅でじっくり楽しめます。気になった方は、ぜひお使いの配信サービスでチェックしてみてください。
よくある質問
まとめ
本作はU-NEXTとDMM TVで配信されており、どちらのサービスでも視聴できます。劇場で感動を味わった方はもちろん、まだ観ていない方も、配信を通じて自宅でじっくり楽しめます。気になった方は、ぜひお使いの配信サービスでチェックしてみてください。
