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あーるじゅうご OVA
| 放送年 | 2011年 |
|---|---|
| フォーマット | OVA |
| 話数 | 1話 |
R-15の第10巻に、OVA作品が同梱されることがカドカワから発表された。
作品概要・あらすじ
あらすじ
天才エロ小説家の才能を持つ少年・芥川武人が、各分野の天才のみが集う「芸峰学院」に入学。個性豊かなヒロインたちとの騒がしくも甘い日常を描いたラブコメディのOVA作品。カドカワよりマンガ版R-15の第10巻に同梱される形でリリースされ、テレビアニメ本編とは異なる設定・演出で学園のドタバタな一幕を楽しめる。
みどころ・魅力
① コミカルに描かれる”天才”たちのぶつかり合い
エロ小説・音楽・写真など、異なるジャンルの天才が一堂に会する設定ならではのユニークな掛け合いが楽しめます。各キャラクターの個性が濃く、短いOVA尺の中でも笑いのテンポが途切れません。
② テレビ版では見られなかったサービスシーン
OVAという媒体ならではの自由度を活かし、テレビ放送では抑えられていたセクシーな描写が盛り込まれています。ファンサービスとコメディが絶妙なバランスで融合しており、本編を楽しんだ視聴者にとって嬉しい一本です。
③ マンガ購入者限定という希少性
単体販売ではなくマンガ第10巻同梱という形式のため、コレクターズアイテムとしての価値もあります。原作マンガとアニメ両方を楽しめるパッケージは、シリーズファンにとって特別な満足感をもたらします。
スタッフ
| シリーズ構成 | 植竹須美男 |
|---|---|
| 原作 | ひろゆき 伏見 |
| 原案キャラデザ | 藤真拓哉 |
| キャラクターデザイン | 藤田まり子 |
| OP | R-15「マジヤバもーそうLOVE♥」 |
| ED | R-15「HIRAMEKI!ピース(≧▽≦」 |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
まず、タイトルの話をさせてほしい。「あーるじゅうご」とは何なのか。R-15という映倫の年齢区分のことで、つまりこの作品は「R-15指定のアニメ」というタイトルをつけた作品だ。メタすぎるというか、開き直りが清々しいというか。この時点でターゲット層は完全に絞られている。
TVシリーズを2011年の放送当時に見ていて、そのまま積んでいたOVAをようやく消化した、というのが正直なところ。ライトノベル第10巻の同梱版なので、原作を追いかけていたか、よほど好きだったかでないと手に入れにくかった代物だ。今は配信もなく、物理的に入手難。
本編と比較すると、さらに遠慮のないファンサービス路線に振り切っている。TVシリーズをひととおり見た上でないと「このキャラとこのキャラの関係のここが」という読解ができないので、コアなファン向けのご褒美パッケージと割り切るべき内容だ。初見でいきなりこれを見ても、半分以上の意味は伝わらないと思う。
天才エロ小説家は、なぜ一番肝心なところで止まるのか
R-15の核心は、「書けること」と「できること」の根本的なズレにある。主人公の芥川竹人は、ポルノ小説の天才として一芸学校・ひらめき学園に在籍しているが、実際の恋愛においては致命的に不器用だ。性的な描写を書き連ねることと、目の前の相手に気持ちを伝えることは、別の能力を要求する。
OVAでこのズレはさらに強調される。ファンサービスとしてキャラクターたちが際どい状況に置かれるのだが、竹人はそのたびに文学的な比喩で状況を昇華しようとする。これが笑えるかどうか、あるいは「またこのパターン」と感じるかは、視聴者が何周目かによって変わってくる。
最初に見たとき、このキャラクター造形はギャグの仕掛けとして機能しているだけだと思っていた。2回目を見たとき、少し違うと感じた。竹人が小説で描けることを現実ではできないのは、単なるギャップコメディではなく、「言語化の能力と感情の体験は別物」という、創作者が普遍的に抱えるテーマの戯画ではないか。アニメ的な文脈に落とし込まれているので気づきにくいが、骨格は意外に真面目だ。
ただし、OVA単体でこのテーマが完結しているわけではない。あくまでTVシリーズで蒔かれた種の延長にあるもので、単体では「際どいコメディの詰め合わせ」以上にはならない。それはそれで価値としてあるが、過剰な期待はしないほうがいい。
特に刺さったシーン
作中で竹人が、遭遇したお色気状況を脳内で即座に小説の文章に変換してしまうくだりがある。本来ならそこで「うろたえる」「照れる」という展開になるところが、突然文学的な一人語りが始まるので、相手のヒロインが完全に置いてけぼりになる。
このシーンで声優の演技が光る。竹人の声がトーンダウンして朗読調になった瞬間、笑いと気恥ずかしさが同時に来た。「いや、今それじゃないだろ」というツッコミを入れさせることで笑いを取りながら、同時に竹人というキャラクターの一貫性を保っている。ギャグとしての精度が高い。
ヒロインのリアクション芝居も丁寧で、どこか呆れたような、でも嫌いじゃないというトーン。こういう細かい機微はOVAの尺——本編の緊張から解放された分——で拾えている部分だと思う。TVシリーズより空気がゆるい分、キャラクターの「素」が出やすい。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- TVシリーズを最後まで見て、キャラクターへの愛着がある人
- ひと癖あるラブコメのノリが好きで、エロで笑える人
- 2011年前後のエロコメ的テイストに懐かしさを感じられる人
- OVA特有の「本編より一段ゆるい空気感」を楽しめる人
合わない人
- TVシリーズ未視聴の人(コンテキストがないと半分以上意味不明になる)
- OVAにストーリー的な進展や決着を期待する人
- エロコメのお約束ギャグが肌に合わない人
- 配信で手軽に見たい人(現在どこにも置いていない)
次に見るなら
似た温度感のラブコメが好きなら、僕は友達が少ないは押さえておきたい。同じ2011年の作品で、「変わった才能を持つ高校生たちの奇妙な関係」という構図が近い。こちらはエロ成分より青春の痛さが強めだが、どこか歪んだラブコメとして同じ引き出しに入る。
もう少しファンサービス寄りで笑いたいなら、みつどもえのOVA版がある。テンポと下ネタのバランスが似ていて、「状況に巻き込まれて顔を赤くするだけの主人公」が好きな人には刺さる。本編のノリをそのまま濃縮したような内容なので、こちらも原作知識があると倍楽しめる。
設定の発想力で選ぶなら変態王子と笑わない猫。2013年の作品で、「一見まとも・実はアレな主人公」という造形が竹人と地続きの系譜にある。ラブコメとしての解像度が高く、ギャグとしての精度もある。R-15を楽しめた人なら自然に入れる。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
「あーるじゅうご OVA」は現在、公式の動画配信サービスでの配信は確認されていません。マンガ版第10巻の同梱OVAとして販売された作品のため、視聴には円盤の入手が必要です。中古市場やフリマアプリでマンガ第10巻を探すのが現実的な視聴方法です。
よくある質問
まとめ
「あーるじゅうご OVA」は現在、公式の動画配信サービスでの配信は確認されていません。マンガ版第10巻の同梱OVAとして販売された作品のため、視聴には円盤の入手が必要です。中古市場やフリマアプリでマンガ第10巻を探すのが現実的な視聴方法です。